幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

本日限定の「検索」にあなたの温かい想いを乗せてみませんか?

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私たちは朝起きてから眠りにつくまでの間に多くの情報をインプットしている。

それは、自分が感じている以上、想像する以上の量だろう。

人は忘れる生き物だという。

人は忘れることができるからこそ生きていけるのだという。

確かにそうだとも思う。

朝考えていたこと、思っていたことが、お昼を過ぎれば遠い過去のことになり、

そのようなことを考えていた事すら忘れてしまっていることも珍しくない。

人には記憶力と忘却力が備わっているからこそ、

過去や未来ではなく今を生きられるし前を向くこともできるのだと思う。

結局、人が生きられるのは今だけなのだから。

だけれども、一筋縄ではいかないこともあり、

生きていれば忘れられない出来事や忘れてはいけない出来事に遭こともある。

ひとりの力には限界があるけれど、

出来る範囲内でそのような出来事や人の想いにそっと寄り添うことができたのなら。

変わる未来や、繋がる未来があるのではないかと思う。

 

今日は3月11日。

あれから6年。

あなたは何を思い出し、

今、何を思いますか。

 

解き放った温かい想いは、姿形を変えて、届くべき人のもとへ、きっと届くと思うのです。

あなたの温かい想いを、変わる未来や、繋がる未来へ解き放ってみてはいかがでしょうか。

本日2017年3月11日限定ですが、

ヤフー(Yahoo! JAPAN)で「3.11」と検索しますと、

検索された方おひとりにつき10円が、

ヤフー(Yahoo! JAPAN)から東北復興に携わる団体へ寄付されます。

詳細は下記リンクよりどうぞ。

今日も皆さんに優しい風が吹きますように☆彡

関連リンク:

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『針聞書(はりききがき)』の中に広がるちょっと不思議な世界をご存知かしら?

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先日、泡のたたない粉シャンプーなるものを初めて経験し、

「私は、あわっあわで髪の毛が包まれるあの感触が好きなのだ」

と気が付いた柊希が、最近、密かに楽しんでいる世界をご紹介させていただきたいと思っております。

お時間ありましたら、覗いて行ってくださいませ。

 

タイトルの通り、本日ご紹介したいのは、

『針聞書(はりききがき)』の中に広がるちょっと不思議な世界です。

『針聞書(はりききがき)』といいますのは、

西暦1568年、戦国時代ですね。

現在の大阪(摂津の国)に住んでいた元行(げんぎょう)さんという方によって書かれた医学書のような本です。

医学書と言いましても西洋医学ではなく、

鍼灸師になるために知っておくべき基本が書かれている東洋医学の本。

鍼の打ち方や、臓器や体内の様子、解剖や鍼、お灸などに関することなどが記されております。

ですが、私が興味を持った内容はこれらの医学的なことではないのです。

陰陽五行説を元にした東洋医学の考え方には、

私たちの体には虫がいて、その虫が厄介事(体の不調や病)をおこすというものがあるのですが、

この書物の中には、その体内に居ると言われている虫の姿や、

虫の退治方法(治療法)が記されているのです。

そして、この虫たちが何とも味のある虫たちで、

まるで絵本を眺めているような気分になってしまうのです。

当時、鍼灸師を目指していた方々は、

この書物を覗き込んで知識欲や想像力を上手に刺激されたことだろうと思います。

少々前置きが長くなってしまいましたが、

『針聞書(はりききがき)』の中に登場する「はらのむし」と呼ばれております虫たちの一部を

ご紹介させていただきたいと思います。

 

【脾積 ひしゃく】

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“脾臓にいる虫。甘い物が好きで、歌を歌う。へそのまわりに針を打つとよい。”

とのことなのですが「歌を歌う」んですって。

聞くことができるものなら、一度聞いてみたいものです。

 

【肺積 はいしゃく】

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“鼻は肺の穴である。善悪の臭いが嫌いで、生臭い香りが好き。辛いものが好き。この虫がいると常に悲しい気持ちになる。針は柔らかく浅く打つとよい。”

 

【蟯虫 ぎょうちゅう】

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“庚申の夜に体より出て閻魔大王にその人の悪事を告げる虫”

 

【キウカン きうかん】

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“肺にいる虫で、食物に向かって起こる。別名を肺カンともいう。虫がこの姿になると病気が治りにくくなる。針の打ち方は色々ある。”

 

【腰抜けの虫 こしぬけのむし】

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“腰にいる虫で、この虫がいると腹を下したり汗が出たり、胸元が苦しくなる。木香(もっこう)・甘草(かんぞう)で退治できる。”

 

今回ご紹介した虫たちは、ほんの一部で50種を優に超える数の虫たちがいるようです。

こちらは、太宰府天満宮に隣接する九州国立博物館に収蔵されております。

また、このハラノムシのキャラクターに魅せられる方も多いようで、

虫たちの解説本やフィギュアなども密かに人気を集めています。

現存している鍼の書物としては最古のものですので機会がありましたらいかがでしょうか。

今でも「虫の知らせ」「腹の虫がおさまらない」「虫のいどころ」といった言葉がありますが、

ひょっとしたら、私たちは目には見えない虫を体内で飼っているのかもしれませんね。

あなたの体内から虫の声、聞こえたりしませんか?

関連リンク:※画像などもお借りしました。

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美味しい新ジャガで体内バランスを整えてみませんか?

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飲み物を手にテラス席へと移動した。

まだ少しだけ吹く風を冷たいと感じた私はバッグの中からストールを取り出し、

首元にくるくるっと巻き付けた。

バッグの中を整えようとして目に入ったのはジャガイモだった。

カフェへ来る途中、通りかかった八百屋の店主に呼び止められ、

随分と前に交わした会話が役にたったからと言ってお礼にいただいた新ジャガだ。

お店の前を通ることはあったけれど、買い物をしたのはその時が初めてだったはず。

それなのに顔まで覚えているとは、さすが商売人。

お礼の新ジャガを躊躇すると「また顔見せてよ」と笑顔で手渡され、様々な意味でプロだと思った。

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紅茶を飲みつつ、行き交う人々を眺めつつ思うは、

今宵、この新ジャガをどう美味しくいただくか、だった。

水分量が多く皮が薄い新ジャガは皮ごといただくのが1番だ。

鶏肉と一緒に甘辛く煮つけてもいいけれど、シンプルに素揚げ、

いや蒸しただけでも十分美味しいはず。

蒸した新ジャガに乗せるは、バターやアンチョビ、お塩に、明太子バター、

ハーブソルト、塩昆布、塩辛乗せなんかも捨てがたい。

さぞかしお酒もすすんでしまうことだろう、と想像するだけでテンションがあがった。

一年を通して食べられる食材が多いけれど、

旬のそれには敵わないことを私たちは本能で知っており、

そこに日本人の粋な感性が相まって、「新」や「初物」という冠に反応してしまうのかもしれない。

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この時季の新ジャガも然り。

様々な栄養素が含まれているようなのだけれど、

特にビタミンCはレモン同等量と言っても過言ではないのだそう。

そして、意外にも知られていない点はジャガイモはアルカリ性の食品だということ。

私たちの身体は意識しなければ酸性に傾いてしまいがち。

酸性に傾くということは体内の細胞が酸化し、錆びて、

思うように動かなくなる原因を作ってしまうということ。

だからジャガイモは、酸性に傾く原因になるお肉や油っこいお料理の付け合わせに使われることが多いのだ。

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わたくし、ジャガイモが体内の酸化を防ぐことにひと役買ってくれるレスキュー食材だと知るまでは、

「ジャガイモは美味しいけれど、炭水化物だから控えた方がよい食材」

というイメージが強かったのです。

しかし、知ってからというもの、意識して食べるようになりました。

 この時季出まわる新ジャガは日持ちこそしませんが、

女性に嬉しい栄養素が普段にも増して詰まっております。

体内が酸化して錆びてしまうとお肌だけでなく小さな不調が重なります。

新ジャガ、新タマネギ、春キャベツ。

野菜たちから続々と春の便りが届くこの時期は体内ケアにもってこいです。

今週は、ほっくほくの新ジャガに

錆びないカラダケアをお任せしてみませんか?

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初めての瞬間を運んでくれた“みかわやさん”って?

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20メートル程先でご年配の女性が辺りをきょろきょろと見渡している様子が視界に入った。

待ち合わせだろうか、何かお困りだろうか、そう思いつつ歩いていたのだけれど

一向に進みだす気配がないことが気になり通り過ぎる前に声をかけてみた。

すると、「この辺りに“みかわやさん”があると聞いてきたのだけれどご存知?」と尋ねられた。

「……みかわやさん?」

そのような名前のお店、この辺にあったかしら?と思ったのだけれども

ご婦人が手にしていたメモに、

入手困難だと言われているお酒の銘柄が並んでいるのが見え、

みかわやさん、三河屋さん!サザエさんに出てくるあれか!とハッとした。

私は実生活の中で「三河屋さん」という響きを耳にしたことが初めてだったため、

妙に感激してしまったのだ。

 

今では「酒屋」「リカーショップ」などと呼ばれていますが、

「三河屋」は、お酒、お醤油、お酢、お味噌などを扱うお店のこと。

日本史や時代劇などで十組問屋(とくみどんや・とくみどいや)という名に触れたことはありませんか?

これは江戸時代に江戸と大坂間で起こる海上輸送の不正や、

遭難による損害を防ぐという共通の利害関係を考えて組織された組合です。

組合には、江戸の染め物屋、酒屋、綿を扱う店、薬屋などの荷受け問屋が加盟していたのだそう。

当初の組合加盟数が10組だったことから

十組問屋(とくみどんや・とくみどいや)という名が付けられたと言われております。

 

様々な荷受け問屋がありましたが、

その中のひとつにお酒、お醤油、お酢、お味噌などを扱っている問屋があり、

これらを扱う人たちの多くが醸造業が盛んだった三河出身者だったのだそう。

この時代、商いを出身地以外にまで広げた問屋は

出身地を屋号とすることが多かったようなのですが、

お酒、お醤油、お酢、お味噌などを扱う彼らも然り。

各々が「三河」の名を屋号にしたため「三河」の名が庶民の目に留まり、

「三河屋」と呼ばれるようになったようです。

 

ご婦人が探していたそこは、

お酒の品揃えに定評のある酒屋だったため、私はすぐにピンッときた。

と同時に私の言葉センサーがチャンス到来と告げていた。

何のチャンスか?

それは、実生活で「三河屋」と発するチャンス。

初めて使う言葉と言うのは少々照れも生じるけれど、

その照れをおすまし顔で隠しつつ「三河屋さんは、この道を……」と言ってみた。

ワタクシの三河屋デビューの瞬間だ。

いくつになっても初めての瞬間というものは、

程よい緊張感とドキドキに、ほんの少しの照れがトッピングされるようだ。

そのようなことを感じた、ある日の帰り道。

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フォンダンウォーターは代謝アップとデトックスの一石二鳥。

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韓国と言えば美容と健康に対する意識が高い国としても知られております。

そのような中、昨年から今年にかけて何かと韓国とのご縁が続いており、

私自身、韓国のものごとに触れる機会が多くなっておりました。

少しずつ気温も上がり、薄着の季節もすぐそばまで来ております。

今回はカラダに溜め込んでしまった不要なものを脱ぎ捨てて軽やかな春を迎えるべく

日本でも認知度が上がってきたフォンダンウォーターのお話をさせていただこうかと思っております。

お時間がありましたらチラリと覗いていって下さいませ。

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|フォンダンウォーターって何かしら?何に効くのかしら?

簡単に分かりやすく言ってしまうとデトックスウォーターです。

皆さんも見聞きされたことがあるかと思いますが、

1日に2リットルほどのお水を飲むと代謝が上がると言われております。

その他にも、浮腫みが取れ、美肌になり、お通じが改善され、

体内に溜め込まれた不要な毒素が排出され、肌質、肌色が良くなり、

美容、健康、ダイエットなど幅広い効果が得られると言われております。

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ただ、難点はミネラルウォーターを飲むだけでは飽きてしまうということ。

そこで欧米ではフレッシュフルーツをお水や炭酸水に入れて作る

フレッシュでおしゃれなデトックスウォーターがブームとなりました。

フルーツに含まれるビタミンC、水溶性の食物繊維、

余分な塩分を排出してくれるカリウム、

その他ドライフルーツが持っている栄養素がお水や炭酸水に溶け出るため、

水分と体内メンテナンスに必要な栄養素を同時に補給することができます。

これが日本でもブームになっていたわけです。

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しかし、フレッシュフルーツを常備しておくのも、

毎日カットしたり、皮を剥いたりする作業は地味に大変です。

更にミネラルウォーターにフルーツの風味が付くまでに5~6時間ほどかかる点も大変でした。

※だからズボラな私は続かず、お手軽なレモン果汁を使ったレモンウォーター派でした。※レモン果汁で作ったレモンウォーターを侮るなかれ、効果はありました。

そこで韓国では、フレッシュフルーツではなく、

ドライフルーツ、ハーブを使って作るデトックスウォーターが登場し、

フォンダンウォーターという名でブームになりました。

こちらはミネラルウォーターにドライフルーツを漬けて30分~1時間ほどで飲み頃です。

私は毎日ではありませんが、

レモンウォーターなどと併用するスタイルで8カ月ほど楽しんでいるのですが、

寝る前に作り、ひと晩寝かせたり、1日寝かせたものが好みです。

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|フォンダンウォーターの作り方は?

【材料】ミネラルウォーターか無糖の炭酸水、無農薬・無砂糖のドライフルーツ、無農薬・無砂糖のお好みのハーブ

【1】お好みのウォーターボトルにドライフルーツやハーブをお好みの分量入れます。

【2】そこにミネラルウォーターか無糖の炭酸水を注ぎ蓋をします。

【3】冷蔵庫で30分~1時間寝かせたら出来上がり。お好みによってひと晩~1日寝かせてもOK。

 

ドライフルーツによっては色が濃くでるものがあります。

見た目にも楽しいフォンダンウォーターで体内デトックスをしながら

軽やかに春を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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親知らずから何が見えてくる?

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目を閉じたままシャカシャカシャカと歯を磨きながら、

ふと、私の親知らずは何本残っていたかしら、と思った。

この様子では、もう生えてはこないだろうけれど、

あの痛みを思い出すだけで全身の細胞が縮み上がるような気がするのだ。

いつだっただろうか。

そもそも、「親知らず」なんて名前を誰が付けたのだろうと思ったことがあり、

歯科医師である知人に聞いたことがあった。

「知ったところで役に立てる場所はないでしょ」と返され「(それもそうだ)」と思ったけれど、

あれはきっと「分からない」というサインだったのだろう、と後で思った。

その代わりと言っていいのかは分からないのだけれども、

「親知らず」と呼ばれるようになった由来と共に

「親知らず」を取り巻く環境も変化しているのだという興味深い話をきかせてくれた。

今回はそのようなお話を少し、と思っております。

親知らずをお持ちの方も、もう全部手放してしまったわという方も、

お時間がありましたら覗いて行ってくださいませ。

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親知らずが生えはじめるのは10代後半から20代前半辺りだと言われています。

少し生えてくるのが遅いのではないかしら?と思うのですが、

親知らずはスペースを要するため、

顎が小さく歯が生えるだけのスペースがない子どもではなく、

顎が成長した後に生えてくるのだそう。

そうなると、顎が成長した頃には子どもが親元を離れる時期と重なることも多く、

親が子どもの親知らずの生え始めを知らないため、親知らずという名がついたのだそう。

ただ、親が子どもの親知らずの生えはじめを知らないという由来のもとには、

このような時代背景がありました。

 

今は、平均寿命は80歳を超えるなどと言われておりますが、戦前辺りまでは40歳頃だったそう。

そうなると、子供に親知らずが生えた時には、

既に親が他界していることも珍しくはありませんでした。

このようなことから、親が知ることのない歯ということで親知らずと。

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他にも、通常、歯と言うのは乳歯の後に永久歯が生えるため、

先に生える乳歯を「親」とし、その後に生えてくる永久歯を「子」と例えたとき、

親知らずには先に生えてくる歯が存在しないため、

親を持たない歯ということから親知らずと名付けられたという説もあるのだとか。

 

親知らずは人によって生えたり、生えなかったり、

生えてはいるけれど途中で成長が止まることもあります。

更には抜いたり、抜かずに済んだりと様々なケースが存在します。

これには生活習慣が関係しているというのです。

 

もともと、親知らずは固い木の実や固いお肉を食べていた原始時代の頃に使われていた歯で、

酷使して摩耗してしまった歯を支える為に生えてきていたのだそう。

それが時代と共に柔らかい食べ物を食べるようになり、

人の顎は小さくなり、親知らずが生えるスペースがなくなってきました。

すると、親知らずが思うように生えてくることができなくなり、

隣の歯を圧迫したり、生えることができるスペースを探して変な向きで生えてきたりするため、

治療が必要な歯として扱われるようになったそうです。

 

この状況は時代と共にさらに変化しているのだそう。

最近は口当りのよい噛まなくても食べることができる食べ物が増えたため、

顎も昔ほど成長していないことから、

親知らずが生えないケースが増えつつあるのだそう。

「親知らず」という名前も消えてしまうのかもしれませんし、

お猿さんの尻尾が無くなったように、親知らずが完全に無くなる日も来るのかもしれません。

親知らずと聞いて歯を思い浮かべて下さる方がたくさんいらっしゃるうちに、

幸せのレシピ集でも触れさせていただきました。

歯の生え方にも、生きている時代や子どもの頃の食生活が映し出されているようなのですが、

あなたの親知らず事情は如何でしょうか?

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本日は皆でダイエットにも繋がる血糖コントロールデーにしてみませんか?

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その日は、春物のコートを軽く羽織り、気分転換にと近所のコンビニへ向かいました。

もう少しだけ厚みのあるものを羽織ればよかったかしら、

そのような事を思ったのも束の間、数百メートル歩いた頃には程よく体温が上昇しておりました。

それはまるで縮こまっていた身体が、春を思い出したかのようでもありました。

コンビニというところは、世の中の「今」がギュッと詰まっている場所のひとつのように思います。

ちょっと立ち寄った人達が手に取るものは、どのようなものなのか。

急に必要になるものは、どのようなものなのか。

カップラーメン好きにウケているものは、どのようなものなのか。

一方で、飽きられることなく人々に長い間愛され続けているものは、どのようなものなのか。

わざわざ、そのような視点で店内を見渡しつつ買い物をする人はそう多くはないだろうけれど、

世の中の縮図のようでもあって、ある意味興味深い場所だと感じておりました。

健康志向の食品や飲み物が多数あるけれど、

その中でも、血糖値を健やかに保つことに繋がるようなものが特に多いような気がして、

年が明けた頃に、ある栄養士の方から伺ったお話を思い出したのです。

少し前までは「体重、とにかく数字を減らしたい」ダイエットだったけれど、

今は「健やかに体重を減らしたい」という傾向が強いこともあり、

近年では、20代後半頃から血糖コントロールを意識したダイエットへの関心が高まりつつあるのだそう。

 

幸せのレシピ集内でも、血糖に関するお話を過去にもさせていただいておりますので

高血糖による体へのダメージや対策の全容は割愛させていただきますが、

今回は「高血糖を防ぎ、緩和し、ダイエットにも繋がるお食事のコツ」を

簡単に確認してみたいと思います。

高血糖、ダイエットのワードにあなたのセンサーがピッと反応されましたら

セルフチェックにお役立て下さいませ。

 

|お食事のコツ。

ベジファーストと食物繊維を意識しましょう。

べジファーストは、その名の通りお野菜一番最初に食べること。

これにより、血糖値が急激に上がることが防ぐことができます。

意識してお野菜をたくさん摂ることが最終ゴールだとしたら、

まずは、今の食生活の中でお野菜を先に食べることを意識してみませんか?

同じメニューを食べるのに食べる順番が違うだけで、

血糖値が急激に上がる人、緩やかに上がる人、

太ってしまう人、太りにくい人と別れてしまうくらいなら、

自分自身に負担がない食べ方を習慣にしてしまった方が楽だと思うのですが、いかがでしょうか。

 

もうひとつは、食物繊維を含んだものを毎日食べることができれば、

糖質が体内に一度に吸収されずにすみます。

食物繊維は、お野菜、きのこ、海藻などに含まれておりますが、

お野菜は意識しやすいけれど、きのこや海藻は意識していない方も多いのではないでしょうか。

きのこや海藻を食べる機会があれば、

積極的に摂ったり、調理に加えるように意識してみてはいかがでしょう。

摂取量としては定食などの小鉢5皿程の量が必要なのだそうですが、

毎日5皿と考えるとハードルが高く感じてしまいますので、

まずは、お野菜、きのこ、海藻を意識することから、いかがでしょうか。

 

現在、何かしら血糖コントロールに取り組まれている方は継続しつつ現状をセルフチェックし、

余力があるときには、こちらも加えてみてくださいませ。

今日はワカメのお味噌汁やひじきなど、

お手軽メニューをプラスして“血糖コントロールデー”にしてみませんか?

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ミツバチ社会も大変なのです。彼らのガッツに拍手を!

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私は自宅で上白糖やグラニュー糖を一切使用しないため、

自宅に常備している甘味料は使用頻度の高い順に、

ハチミツ、甜菜糖、オリゴ糖、メープルシロップ、和三盆といったラインナップ。

底をつきそうなハチミツがあったため、空き時間にふらりとハチミツ専門店を訪ねた。

 

お店へ入ると顔なじみの店員が小さなスプーンでハチミツを掬って

クラッカーと一緒に差し出してくれた。

パクリと口に運んだ時の幸せな気持ちに夢中になり、

自然とミツバチからの恵みであることを忘れそうになるのだけれど、本当に有難い。

ハチミツは、生きもの命を奪うことなく

ミツバチや植物から自然の恵みを分けてもらっている食品だけれども、

ミツバチ一匹が一生涯をかけて集められる蜜の量はわずかティースプーン一杯程度。

それを思うと、先程ひと口で食べてしまったハチミツ、

もう少し丁寧に味わうべきだっただろうか、と思うことも珍しくはない。

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この日もそのようなことを思いながら店内のハチミツを見ていると、

『3月8日はミツバチの日です』と書かれた可愛らしいミツバチの形をしたポップが目に入った。

もしやとは思ったのだけれども念のため店員に3月8日である理由を尋ねてみた。

少しだけ恥ずかしさを含んだような笑顔で店員が「語呂合わせです」と答えた。

続けて「シンプルで覚えやすいですしね」と、

フォローとも言えないようなフォローをする私に気を遣ってくださったのか、

店員が「あ!」と小さく声を上げた。

そして、私はミツバチ社会の厳しさを知ることとなったのだ。

 

私が持っているミツバチのイメージと言えば、

巣とお花畑を何度も往復して蜜を集めているイメージで、

蜜の質に関して何かを思ったことは過去、一度も無かった。

しかし、話を聴いてみるとミツバチたちが集めた全ての蜜が

そのままハチミツになっているのではないようなのだ。

蜂の巣の中に運び込まれるのは良質の蜜のみということで、

蜜は蜜でも質の悪い蜜を持って帰ったミツバチは

その蜜を巣の中に持ち込ませてもらえず、蜜そのものを却下されることもあるのだとか。

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そう言えば、蜂の巣のすぐ側で上下に飛び続け、

一向に巣の中に入っていかないミツバチを見たことがあるのだけれど、

あれば蜜質チェックを受けているところだったのだろうか。と言いこぼすと、

「その可能性はありますね、彼らは頑張り屋さんでガッツあるんですよ」と店員。

私たちが口にしているハチミツはただ単純に集められた花の蜜なのではなく、

ミツバチチェックを合格することができた一級品、ということのようだ。

 

家に帰ってハチミツを口にするときには、

やはり幸せな気持ちに夢中になって彼らのガッツを忘れてしまうのだろうけれど、

彼らのガッツを称える意味も込めて、ここに書き記しておきたいと思う。

明日は、ミツバチの日。

テレビやラジオで見聞きされたりハチミツを召し上がる際には、

彼らのガッツに拍手を送ってあげてくださいませ。

【注意】妊婦さんや子どもも飲んだり、食べたりできる「はちみつ」ですが、取り扱いには十分に注意し、1才未満の乳児には与えないようにしてくださいませ。

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姥桜(うばざくら)の使い方、間違えていませんか?

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先日、見知らぬ女性に声をかけられた。

訊ねられたことに答えた後、その女性が言った。

「私はもう姥桜(うばざくら)だから」と。

「もう」と言う言葉から、その女性が謙遜されたことは直ぐに分かったのだけれども、

「姥桜(うばざくら)」という言葉がネガティブなイメージの言葉として定着しつつあることを残念に感じた。

 

「あの人は姥桜(うばざくら)のような女性だ」と耳にしたら、

なんて失礼なことを言うのだろう、と思う方が多いのではないでしょうか。

女が老いると書いて姥ですものね。

この文字のイメージが年齢を重ねてきた女性を指す言葉としての印象を強くし、

誤った使われ方をしているのです。

姥桜(うばざくら)の本来の意味と言うのは、

歳を重ねても色香があり若々しく美しい状態を保っている女性を指しており、

謙遜して使う言葉でも、自分を卑下するための言葉でも、ネガティブな言葉でもなく、

とびっきりの褒め言葉です。そう、本来の意味は真逆。

 

先日、夢宵桜色をご紹介する際に山桜について触れましたが、

今回の姥桜(うばざくら)は山桜とは異なり、葉より先に花を咲かせる種の桜のこと。

この、葉がなくても美しい女性の様子を「歯がなくても(老いても)美しい」とも言い換えられるということで、

「年齢を重ねても美しい女性」を表す言葉となりました。

ですから、「あの女性、姥桜(うばざくら)ね」と言うのは「あの女性、素敵ね」という褒め言葉であり、

「私は姥桜(うばざくら)だから」と言えば「私って艶やかで美しいから」と言っていることになり、

決してネガティブな言葉ではありません。

姥桜(うばざくら)という言葉、見た目だけで判断されてしまって悔しい想いをしていることだろう、とわたくし、少しだけ気の毒に思っております。

姥桜(うばざくら)、自分は正しい意味を知っていても相手が間違った意味で覚えていれば、

コミュニケーションが少々ややこしいことになってしまう可能性のある言葉でもあります。

もし、お使いになられる際にはご注意あれ。

 

私は自分を卑下するような言葉や、過剰な謙遜は好きではありません。

自分が発することはもちろんなのだけれど、

自分以外の誰かが発することにも違和感を感じてしまうのです。

自分に自信があるわけではないし、下を向いてしまうこともあるのだけれど、

同じ時間を過ごすなら出来るだけ、るんっと前を向いていたいと思うし、

下を向いてしまったのなら、また前を向けばいい、と思っています。

だけれども、人にチカラを借りるほどではないけれど自分ひとりでは力が出ない、

ということも時にはあるわけで。

だからでしょうか、目には見えない言の葉たちにチカラを借りるような気持ちで

前向きな言葉に触れていたいと思ってしまうのかもしれません。

さ、本日もキラッとまいりましょうか。

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「お言わず様」って何かしら?あなたは秘密を守ることができますか? 

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その日は、江戸時代前期の俳諧師・松尾芭蕉の作品を振り返る必要に迫られて

時折、舟を漕ぎつつ彼の作品を読み返していた。

それなりに歳を重ねてきているだけのことはあるようで、

学生の頃よりは作品について感じ取ることができる部分も見える景色も増えたように思う。

それでも「必要に迫られて」と言いながら舟を漕いでいる内はまだまだなのだろう。

そのようなことを思いながら眠気覚ましに濃いめの紅茶を淹れた。

書斎からリビングへ場所を移動して紅茶を飲みつつページを捲る。

次に現れたのは、「語られぬ湯殿にぬらす袂(たもと)かな」という一句。

 

ご存知の方もいらっしゃるかとは思うのですが、

この句に出てくる湯殿というのは湯殿山という名の神社のことで、

湯殿山神社には古くから厳しい規則があります。

それは、こちらのご神体については何ひとつとして他言してはいけない。

他言してしまいそうであるならば見聞きするな。

見聞きしたのであれば他言するな。というもの。

湯殿山神社だけではなく日本にはこのように、

この場所で見聞きしたことを他言してはならないという規則を設けた場所が幾つかあります。

このような規則を「お言わず様」「お言わずさん」と言います。

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ただ、現代人の日常習慣が無意識にそうさせてしまうのか、

ネット上には画像を含めた詳細をあちらこちらで目にしますし、

画像や詳細と一緒に「お言わず様」だと記している方が多いのです。

私はそれを目にする度に、お言わず様はどこへいってしまったのかしらと思っております。

と同時に、神聖なご神体が人の言葉や印象で穢されぬよう作られた規則、

「お言わず様」「お言わずさん」も現代社会では効力を失ってしまうのかしら・・・・・・と。

もしあなたが、湯殿山神社のご神体に限らず、

何かしらの秘密を知ったとしたら、お言わず様を通すことができますか?

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さて、冒頭の松尾芭蕉さんはどうだったのか、彼の句を要約してみますと、

「湯殿山での出来事は何一つとして外へ漏らしてはいけないと言われている。

そのような湯殿山に登ることができた有難さに私は涙をこぼした。」

というようように綴られております。

※ちなみに、古文で「袂(たもと)」や「袖(そで)」というキーワードが登場したら「泣いている様子」「涙」を表しています。嬉し涙か、悲し涙か、悔し涙か、涙の種類は見分けなくてはいけないのですが。

芭蕉さんは「お言わず様」を通すことができたようですね。

普段であれば私も湯殿山神社についても、

もう少し詳しくご紹介させていただくところではありますが、

今回は、お言わず様を通させていただきたいと思います。

画像出典:https://jp.pinterest.com/