その日は、春物のコートを軽く羽織り、気分転換にと近所のコンビニへ向かいました。
もう少しだけ厚みのあるものを羽織ればよかったかしら、
そのような事を思ったのも束の間、数百メートル歩いた頃には程よく体温が上昇しておりました。
それはまるで縮こまっていた身体が、春を思い出したかのようでもありました。
コンビニというところは、世の中の「今」がギュッと詰まっている場所のひとつのように思います。
ちょっと立ち寄った人達が手に取るものは、どのようなものなのか。
急に必要になるものは、どのようなものなのか。
カップラーメン好きにウケているものは、どのようなものなのか。
一方で、飽きられることなく人々に長い間愛され続けているものは、どのようなものなのか。
わざわざ、そのような視点で店内を見渡しつつ買い物をする人はそう多くはないだろうけれど、
世の中の縮図のようでもあって、ある意味興味深い場所だと感じておりました。
健康志向の食品や飲み物が多数あるけれど、
その中でも、血糖値を健やかに保つことに繋がるようなものが特に多いような気がして、
年が明けた頃に、ある栄養士の方から伺ったお話を思い出したのです。
少し前までは「体重、とにかく数字を減らしたい」ダイエットだったけれど、
今は「健やかに体重を減らしたい」という傾向が強いこともあり、
近年では、20代後半頃から血糖コントロールを意識したダイエットへの関心が高まりつつあるのだそう。
幸せのレシピ集内でも、血糖に関するお話を過去にもさせていただいておりますので
高血糖による体へのダメージや対策の全容は割愛させていただきますが、
今回は「高血糖を防ぎ、緩和し、ダイエットにも繋がるお食事のコツ」を
簡単に確認してみたいと思います。
高血糖、ダイエットのワードにあなたのセンサーがピッと反応されましたら
セルフチェックにお役立て下さいませ。
|お食事のコツ。
ベジファーストと食物繊維を意識しましょう。
べジファーストは、その名の通りお野菜一番最初に食べること。
これにより、血糖値が急激に上がることが防ぐことができます。
意識してお野菜をたくさん摂ることが最終ゴールだとしたら、
まずは、今の食生活の中でお野菜を先に食べることを意識してみませんか?
同じメニューを食べるのに食べる順番が違うだけで、
血糖値が急激に上がる人、緩やかに上がる人、
太ってしまう人、太りにくい人と別れてしまうくらいなら、
自分自身に負担がない食べ方を習慣にしてしまった方が楽だと思うのですが、いかがでしょうか。
もうひとつは、食物繊維を含んだものを毎日食べることができれば、
糖質が体内に一度に吸収されずにすみます。
食物繊維は、お野菜、きのこ、海藻などに含まれておりますが、
お野菜は意識しやすいけれど、きのこや海藻は意識していない方も多いのではないでしょうか。
きのこや海藻を食べる機会があれば、
積極的に摂ったり、調理に加えるように意識してみてはいかがでしょう。
摂取量としては定食などの小鉢5皿程の量が必要なのだそうですが、
毎日5皿と考えるとハードルが高く感じてしまいますので、
まずは、お野菜、きのこ、海藻を意識することから、いかがでしょうか。
現在、何かしら血糖コントロールに取り組まれている方は継続しつつ現状をセルフチェックし、
余力があるときには、こちらも加えてみてくださいませ。
今日はワカメのお味噌汁やひじきなど、
お手軽メニューをプラスして“血糖コントロールデー”にしてみませんか?
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