幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

地味な見た目に惑わされず、美味しく召し上がって!

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景色を眺めながら色鮮やかな和風のお弁当をいただいた。

少し日差しが強くなりはじめた頃で、

日焼け止めの塗り忘れがなかったかどうかを頭の中で気にしつつ

青空の下で食べるお弁当の美味しさを体全体で感じていた。

少しずつ色々な味を楽しめる箱の中を覗き込み、ふと思う。

この、切り干し大根の美味しさを知ったのはいつだったのだろうか、と。

好き嫌いが無いというのと、口にするもの全てを好きかどうかは、似て非なるものだ。

真っ先にお箸をつけるほど、

あるいは最後までとっておきたくなるほど、切り干し大根が好きかと問われれば、

私はきっと「それほどでも」と答えるだろう。

食材として扱う際も、切り干し大根がメインになることはなく、

箸休めに、栄養バランスを考えて副菜に、と何かしら理由をつけて調理しているように思う。

それが、いつからだろう。

箸やすめや栄養バランスを考えてと言う点に大きな変化はないものの

「あぁ~美味しい」と感じられるようになっているのだ。

地味な外見からは想像し難いほどの栄養を含んでいることを知ったからだろうか。

だとしたら、なんて現金な……。

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外見は地味だけれども、栄養豊富な切り干し大根。

天日干しで太陽の恩恵も受けると、

栄養が凝縮されフレッシュなものよりも栄養価が増すのは干し野菜の特徴のひとつ。

代表的な栄養素は食物繊維、カルシウム、カリウム、鉄分、ビタミン類などだけれど、

フレッシュな状態の何倍、数十倍もの量の栄養素が含まれるのだそう。

 

これらの栄養素が、どのような事に力をかしてくれるのかというと、

切り干し大根に含まれている不溶性食物繊維は、

腸で水分を吸収して膨らみ便秘を予防したり改善したりの手助けをしてくれる。

他の成分は、脳卒中や高血圧、動脈硬化の予防に加え、

美肌効果や浮腫み、疲労回復、肌荒れの予防、

歯や骨を丈夫にしてイライラまで防止してくれるという優れもの。

地味な見た目と、変わり映えのしないお味にうっかり油断していたけれど、

なかなかいい仕事をするのだ。

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そのような事を知り、切り干し大根のイメージが少し変わってきた頃、

注意ポイントがあることを知った。

それは、3つあったのだけれども、ひとつ目は切り干し大根を戻した戻し汁。

これには、大根の旨みや栄養素が水に溶けだしているため、

捨てずにお味噌汁や煮物などに利用するのがおすすめなのだそう。

 

ふたつ目は、食物繊維の性質。

先日のお話に登場した昆布は水溶性の食物繊維を含んでいたけれど、

切り干し大根に含まれているのは、不溶性食物繊維。

これも、腸内をお掃除しながら便秘を予防したり解消してくれるのだけれども、

不溶性食物繊維の食べ過ぎは逆に、便秘になることもあるのだ。

便秘解消や予防を期待するのであれば、

適量を美味しくいただいて、水分もたっぷり補給することをお忘れなく。

 

そして、みっつ目。

切り干し大根などの干し野菜は、太陽の光を浴びることで栄養素が凝縮され、

野菜が持っている旨味は糖化されるのだそう。

この為、少量を口にするだけで体中に様々な栄養を届けてくれるけれど、

糖質制限をしている方は要注意。

常識の範囲内の量を口にする分には問題はない。

だけれども、干し野菜は糖度が増しているため、

糖質制限をしている方は念の為、

切干大根のGI値を確認しておくと良いのではないだろうか。

 

最近、切り干し大根を食べていないという方、

今晩あたり、切り干し大根を使った小鉢メニューなどいかがでしょうか。

きっと、あなたやご家族の体の中で、いい仕事をしてくれるはずです。

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ナポリタンで文明開化の切れ端に触れてみる? 

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古い石造りの洋館を改装した洋食店の前を通りすぎた。

お店の存在は随分と前から知っていたのだけれど、通りすぎるだけのお店だった。

その日も、いつも通り、お店の前を通り過ぎようとしていた。

すると、お店の扉が開き中から満足気な表情の女性たちが出てきた。

彼女たちと一緒にデミグラスソースの香りだろうか。

ザ・洋食店、といった、こっくりと深みのある香りがふわりお店の外へ漏れてきた。

ちょうどお昼でもと思っていたところだし、

ぎりぎりランチタイムにかかるような時間帯でもあるし、と思った私は、

お店の敷地の半分以上を通り過ぎようかという所で踵を返し、お店の入口へと向かった。

女性客を見送ったばかりのお店の方は、

そのような私の一部始終をその広い視野の端で捉えていたのかもしれない。

扉を締め切ることなく立っておられて、「どうぞ」と笑顔で私を招き入れてくださった。

流石、接客業。もう予定変更はできないな。

そう思ってしまった自分の思考回路の妙な歪みを振り払い、

私は初めてのそこへと足を踏み入れた。

とてもアットホームな雰囲気と食材が織りなす優しくも深い香り。

それらを包み込む上品な空間に、「散切り頭を叩いてみれば文明開化の音がする」、

そのような言葉が脳裏にチラついた。

明治時代に西洋の文明が入ってきて、

人々の習慣や制度など様々なことが大きく変化した当時の様子を

当然のことながら、私はリアルに知っているわけではないのだけれど、

当時の切れ端にそっと触れられたような気がした。

 

さて、何をいただこうかしら。

周りを軽く見渡して各テーブルへ運ばれていくお皿を何枚か見送り、

メニューを捲っては戻しを何度か繰り返した。

若干太い字で書き記してあったトマトソースで作られているナポリタンと、

自家製トマトケチャップで作られているナポリタンの2種類のうちのひとつ、

後者の方を注文することにした。

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そう言えば、ナポリタンと聞くとイタリアのナポリ名物かしら?と思ってしまうけれど

イタリア料理ではないことは、ご存知の方も多いだろう。

戦後にアメリカ兵の方々が食べていたものを元に生まれた料理のひとつ、という定説があるのだけれど、

フランス料理の中にナポリタンの元になったのではないかと言われている料理があるのだという。

そのことが記されている書物によると、

それはスパゲッティにトマトやハム、チーズを加えて、ブイヨンで煮込んだものだそう。

この料理を戦後の食糧不足の中で作るとなると、

食材の入手が困難で難しかったため、

料理人たちは、アメリカ兵が使っていたトマトケチャップに目を付けたのだとか。

派手さはないものの、これまでも、これからも愛され続けるであろうケチャップで作るナポリタン。

時々食べたくなるのは、ナポリタンが日本生まれの日本食だからなのだろうか。

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そのようなことを思いながら口にした自家製トマトケチャップのナポリタンは、

甘くて爽やかなトマトの酸味がきいていて、

別添えしてくださった粉チーズとタバスコ、スパイスミルに入ったブラックペッパーも嬉しくて、

「今日のランチ、大当たり」そう思える味だった。

皆さんのお好みはどちらかしら?

トマトソースのナポリタン?ケチャップのナポリタン?

お好きなお味で文明開化の切れ端に触れてみてはいかがでしょうか。

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酸性に傾きがちな体内環境を昆布でアルカリ性に保ってみませんか?

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お出汁を取った後の大きな昆布をキッチンバサミでカットしながら、

「昆布は丸ごと召し上がってね」とお話して下さった昆布専門店の方のことを思い出した。

昆布は縁起が良いだけでなく、私たちの体に大切な栄養がギュッと詰まっている食材です。

身近な食材だからこそ、体に良い食材だということは知っているけれど、

実際のところ、どのような点が体に良いのかしら、と感じることはありませんか。

 

まず、タイトルにも記した通り、

お肉類や加工食品、お砂糖や脂肪を摂ることが多くなった私たちの体は酸性に傾きがちです。

体が酸性に傾きますと疲れやすくなりますし、

休息をとっても疲れが取れにくくなります。

そして、ガンをはじめとする現代病と言われる様々な病気を引き起こしやすくなる

とも言われています。

 

食生活の傾向から体内が酸性に傾いているように感じる方は、

意識して体内をアルカリ性に保つように意識することで、

体の免疫力や自己治癒力も正常に働くようになります。

体の土台が整う、というとイメージしやすいでしょうか。

酸性に傾いた体をアルカリ性へ戻す食材は沢山ありますが、

今回は、日本食には欠かせない昆布のお話を少し、と思っております。

この機会に、昆布のチカラをさらりと再確認してみませんか。

 

まず、昆布と言えばネバネバとした成分。

あのネバネバは、アルギン酸やフコイダンと呼ばれる水溶性食物繊維のしるしで、

昆布には、この水溶性食物繊維が豊富に含まれているといいます。

アルギン酸は、お食事の際に私たちが摂取する脂肪や糖質が

体内に吸収されるのを防いでくれる特徴があるため、

コレステロール値の上昇を抑えて、

代謝を正常化ることにもひと役かってくれる食材です。

 

フコイダンは腸内環境を整え免疫力を高める作用も注目されているようですが、

体内の炎症を抑えて、敏感になっている免疫機能を正常化するにも力をかしてくれます。

アレルギー体質の方は腸内環境のバランスが崩れていることが多いと言われています。

そこで腸内環境を整えるために乳酸菌を摂取してみる方が多いのですが、

乳酸菌が含まれている食品が苦手もいらっしゃいますよね。

そのような方は、昆布なども召し上がってみるのも、ひとつの方法かと思います。

もちろん、体質や好みもありますので、ご自分の体の声をよく聴いて、

必要であればお医者様に相談するなどして判断することが必要です。

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昆布は、水溶性食物繊維の他にも、

体の組織を作ったり、機能を整え調節するミネラルも豊富に含まれています。

興味深いのは、昆布は海の中にあるミネラルを吸収しながら成長していくそうなのですが、

人間にとって害になるような成分はほとんど吸収しないのだそう。

そして、私たちの血液やリンパ液が海水に似ていることもあり、

昆布の中に含まれるミネラルは私たちの体への消化吸収率が非常に高いのだそう。

どんなに良い栄養素を摂取しても全てが丸ごと吸収されるわけではないので、

できるだけ自然のもので体に馴染むものから栄養を摂った方が

体が喜ぶといった話がありますが、

この点から見ると昆布と私たち人との相性はなかなか良いのではないかと思います。

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昆布が、血糖値を整えたり、

動脈硬化、心臓疾患、がん、糖尿病などの生活習慣病の予防や改善

便秘、浮腫み、アレルギー、血栓予防など

私たちの不調を跳ね返す土台作りの味方だということを

確認していただけましたでしょうか。

昆布は、お出汁を取った後も各種ミネラルや水溶性食物繊維などの栄養素は

たっぷり残っているそうです。

刻んで煮込んで佃煮を作るもよし、

自家製の塩昆布を楽しむもよし、

みりんなどの調味料にくぐらせた後、電子レンジで加熱して昆布チップスを作るもよし、

手を加えるのが面倒な方は細かく刻んでサラダに混ぜ込んでも良いと思います。

ご自分が、「あぁ、美味しい」と楽しめる昆布レシピで、

酸性に傾きがちな体内をアルカリ性に整えてみませんか。

年齢を重ねるごとに、健やかでいること、いられることの大切さや

ありがたみを感じることができるようになりますね。

そう感じることができたのなら、

まずは、お手軽で美味しくて頼りになる昆布で、

自分の体に小さな“ありがとう”を伝えてみてはいかがでしょうか。

今日もあなたが、うふふ♪となる食卓でありますように☆彡

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埴輪を模したクッキーを眺めながら思ふこと。

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埴輪好きの友人がおりまして、

何がどうなって埴輪好きになったのかと何度か尋ねてみたのです。

本人曰く、「答えらしい答えは無いけれど、

ゆるキャラにハマる方と似たような感覚なのではないかしら」とのこと。

私は、埴輪に対して特別な思い入れはないものの

時々友人から送られてくる埴輪を模した様々なアイテムを眺めている内に

妙な親近感が湧いてきてしまったのです。

 

そもそも、「埴輪」にはどのような意味と役割があったのか、覚えていらっしゃいますでしょうか。

そして、同じ土を使って作られる焼き物の中に「土偶」がありますが、

埴輪と土偶の違いは何だったのでしょうか。

今回は、皆さんも一度は触れたことがあるであろう埴輪や土偶のことをチラリ、

覗いてみたいと思います。

お時間がありましたら、お好きなお飲み物片手に

柊希の脳内整理にお付き合いいただけましたら幸いです。

 

日本人は古から土で作られた焼き物を様々なことに使っております。

その中でも土で様々な形を作り焼き上げた埴輪は、弥生時代から作られており、

死者を祀る古墳とともに誕生した、葬送儀礼に使う特別なものでした。

この葬送儀礼に使うための埴輪にも種類がありまして、

形象埴輪と呼ばれる、人や動物、家などの形をした埴輪と

円筒埴輪と呼ばれる筒状の埴輪に分けられます。

私たちが埴輪と聞いてぱっと思い浮かべるのは前者のものでしょうね。

目と口が丸くくり貫かれていて、ジブリ作品に登場する木霊のような印象の埴輪です。

このような人や動物、家などを模した埴輪は、古墳の頂上に複数で並べられており、

亡くなった方の地位を判断する材料にもなるようです。

一方、筒状のシンプルな埴輪は、

古墳や、形象埴輪を取り囲むための埴輪として使用されていたといいます。

私の知識が追い付いていないこともあり、

ここから先の深いお話しは現段階ではご紹介できないのですが

一見、何気なく配置してあるように見える埴輪ですが、

埴輪の種類や、その配置から当時のことを更に読み解くことができるようです。

 

一方、宇宙人のような姿をした土偶は、縄文時代に土で作られていたもので、

女性らしい体つきをしているものが多い点が特徴です。

そして、この土偶が発見される際には、

土偶の一部が人の手によって壊されたような状態で発見されることが多いのだそう。

そのため、土偶は祭典や信仰心からくる呪術のようなことに使われていたのでは?

という見方もあるようです。

 

時代によって扱うことができる技術は異なりますが、

どの時代の人々も想いを形にしたいと思うものなのかしらと思いつつ、

友人が送ってくれた可愛らしい馬形の埴輪クッキーを味わっておりました。

あのキョトンとしたお顔の埴輪や埴輪が身に付けているもの、

馬やその他の埴輪が何を意味し、語っているのかを読み解けたなら

また違う世界を旅することができるのかもしれませんね。

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睡眠が女性に必要な理由とは?

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ある日の会食で睡眠不足は女性の敵だという話題が上がった。

正確には「睡眠不足は女性の脳にとって敵」という話題。

睡眠不足は美容面、健康面の双方にダメージを与えるというのは周知のことなのだけれども、

それだけではなく、女性は男性よりも脳を休めなくてはいけないのだと言う。

これは数年前にアメリカのとある大学の博士を筆頭にチームが組まれ、

男性の脳と女性の脳を比較した際、

より多く休ませる必要がある脳は、どちらの脳なのかという研究結果からきている。

 

男性と女性は、脳の使い方が異なっている。

男性の脳は、ひとつのことに集中することに力を発揮し、

女性の脳は、同時に複数の事をこなすマルチタスクに力を発揮する。

例えば、ご飯の用意をしながら洗い物もし、

小さなお子さんがいらっしゃる方はお子さんのことにも目を配り、

その合間に、お洗濯ものにも意識を向けながら

翌日のことを脳内で確認する、という具合に。

このように、四六時中、脳がマルチタスクに動いている女性の方が、

脳に疲労が溜まりやすく、回復するのに時間がかかるため、

男性よりも、こまめな休息や、しっかりとした睡眠を必要なのだそう。

 

仮に、知らぬ間に脳を酷使し続けている女性の睡眠が不足し続けたならどうなるのか。

研究結果では、イライラしやすくなったり、

心臓や脳、精神面など様々な不調を引き起こす可能性があると言われている。

男性も忙しさから睡眠不足になることがあるけれど、

男性の場合は女性と同じような不調は起きないということも判っているようだ。

このような研究結果が発表されると、

頑張っている、頑張っていないといった点に意識が集中してしまうけれど、

男性も常日頃、脳をフル回転させながら頑張っているはず。

この研究結果は、そのような話ではなく、

脳の使い方には、これ程の違いがあり、

その違いによって身体に出る反応にも違いがあるということだ。

そして、この違いを互いに知っておくと、

自分を労わったり、大切な方を労わる際のポイントになるような気もするのだ。

 

ショートスリーパー、ロングスリーパーがいるように、

適した睡眠時間というのは個々によるのだけれど、

研究チームを率いていた博士は、

睡眠不足によるこれらの疾患に悩まされている女性には、

90分以内のお昼寝を推奨しているのだそう。

お昼寝をすることで脳が休み、機能が回復するからだ。

もちろん、男性であってもマルチタスクに様々なことをこなしている方は、

休息や睡眠をしっかりと取り、意識して脳を休めた方が良いそうだ。

 

仕事や日常の様々をこなす日々。

そして、ほっと一息つく際にも、テレビやパソコン、タブレット、スマートフォンを眺め

脳は息つく暇もなく働いている。

たまには、それらを意識して手放し、

お昼寝をしてみたり、緑を眺めたり、目を閉じて深呼吸をしてみたり、

揺れるキャンドルの炎を眺めて見るなどして、

身体だけではなく、脳を休ませてみてもよいのではないだろうか。

女性は自分のことは二の次になりがちな上に、

無意識に複数のことを脳内で気にかけていたりするもの。

身体だけではなく脳を休ませることも大切なこと。

まだまだ夏は続きます。

自分自身のエネルギーが枯渇しないように脳も休ませてあげて下さいませ。

今日も、ここへ足を運んで下さった皆さんが笑顔でありますように☆彡

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そうめん流しと、流しそうめんの違いは何かしら?

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急なお誘いで出かけた日のこと。

オレンジ混じりのピンク色をした夕焼けが西の空に広がっておりました。

その桃のコンポートのような優しい色をした夕焼けは、

私に夏を感じさせてくれました。

今年も、あっという間に過ぎ去っていくのであろう夏の風景を

できるだけ目に焼きつけておきたくて、

私は少し先の空を視界に捉えながら駅へ向かったのです。

途中、私と同じく駅の方へと向かう親子連れを見かけたのですが、

どこかで夏祭りでもやっていたのでしょうね。

小さな子どもたちはカラフルな絞りの浴衣の裾と帯をひらひらさせながら

弾むように歩いておりました。

目の前に広がる、それら景色のひとつ、ひとつに夏が凝縮されているようで

夏を楽しみそびれている私には、少しばかり眩しい景色でもありました。

ある広場の前を通ると、大人や子どもたちの歓声が上がりました。

歓声につられるように視線を向けると、

青竹が使われた大掛かりな「流しそうめん」を楽しんでいるところでした。

私が最後に楽しんだ「流しそうめん」や「そうめん流し」の記憶はいつだったかしら。

と、記憶を手繰り寄せようとするも、

それは、思い出せないくらい遠い日の出来事になっておりました。

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皆さんは「流しそうめん」と「そうめん流し」の区別がつきますでしょうか。

「流しそうめん」は、竹を割り、そこに水とそうめんを流すもので、

発祥地は、神話などにも触れることができる

宮崎県の高千穂峡(たかちほきょう)だと言われております。

暑い夏にそうめんを茹で、高千穂峡の冷水にさらして食べ涼を得ている光景から

「流しそうめん」が生まれたのだそう。

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そして、もうひとつ。

「そうめん流し」は、鹿児島県にある唐船峡(とうせんきょう)が発祥地だと言われおります。

こちらは、詳しくは回転式の「そうめん流し」で、

まるい器の中に水を入れて流れを起こし、その流れにそうめんを投入して食べます。

イメージとしては流れるプールのような状態だと言えば想像しやすいでしょうか。

唐船峡(とうせんきょう)には、水の郷百選にも選ばれるくらい美味しい水もあるそうで、

観光PRとして始まったようです。

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このように、「流しそうめん」や「そうめん流し」の発祥は、

宮崎県や鹿児島県だと言われておりますが、

ある歴史学者の方の著書には、このような事が書かれているのだそう。

江戸時代、薩摩藩支配下の沖縄に滞在していた薩摩藩の役人たちが、

崖の上から落ちてくる冷たい水の流れにそうめんを投入し、

水が底に落ちきってしまう前に、そうめんを掬って食べることが夏の一番の楽しみだと。

この記述により、この出来事を「流しそうめん」の始まりなのではないだろうか、

という説もあるようです。

崖の上からそうめんを流されたのでは、

そうめんを掴み取ることに必死にならざるを得なくて、

涼を感じる余裕はないのではないかしら、と思ったりもするのですが、

涼むだけではなく、スリリングなイベント性も含めて楽しまれていたのかもしれませんね。

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風鈴の音を聞いて涼しいと感じるのは、

脳が風鈴の音を聞いて涼しさを想像することができる、

風鈴に慣れ親しんだ経験がある人だけだと言います。

もしかしたら、「流しそうめん」や「そうめん流し」で涼しさを想像できるのも、

風情を大切にする日本人ならではの感覚なのかもしれません。

今年の夏は「流しそうめん」や「そうめん流し」で

涼しさと風情とイベント性を欲張って感じてみるのも良いのではないでしょうか。

今年の夏も楽しんでまいりましょうね。

本日もお付き合いいただきまして、ありがとうございました。

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あなたのご自宅にある電気ケトル内の汚れは、どのタイプですか?

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皆さんのご自宅には電気ケトル、ありますでしょうか。

数分でお湯が沸いてしまう優れものゆえ、

ティータイムの時だけではなく、

お料理を作る際の時短アイテムとして利用している方も多いのではないでしょうか。

先日、その電気ケトルの話題が飛び出したのです。

始めはデザインや性能などの話だったのですが、次第にケトル内の汚れへと移っておりました。

この時に、各々が発する汚れの色が異なっていたのです。

皆さんの、ご家庭の電気ケトルの汚れは何色でしょうか。

今回は、そのようなお話を少し。と思っております。

お時間がありましたら、ケトル内の汚れの色を思い出しつつお付き合いくださいませ。

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|汚れのタイプは?

汚れのタイプを大きく分けると、

白い汚れ、青緑色の汚れ、茶色/赤色/赤茶色の3タイプに分かれます。

 

【白い汚れ】

一番多いケースは、この白い汚れではないでしょうか。

これは、水道水やミネラルウォーターに含まれている

マグネシウムなどのミネラルが結晶化して出来ていますので、

浴室内の鏡やシンク周りに付く白くてザラッとしたものと同じです。

お手入れをしてもすぐに白い結晶ができる場合は、

使用されているお水には豊富なミネラルが含まれていて体に嬉しい反面、

汚れの原因にもなっています。

 

【青緑色の汚れ】

次に青緑色の汚れは、銅に付着する錆びの場合がほとんどです。

損傷による錆びではなく、人体にも害はありませんので

丁寧に青緑色の汚れを落としましょう。

 

【茶色/赤色/赤茶色の汚れ】

そして、注意が必要なのは、茶色い汚れや赤茶色の汚れです。

このタイプの汚れが多い場合は、

水道水を使用されていることが多いのではないでしょうか。

これは、水道水に含まれている不純物が加熱されケトル内の壁に付着している状態です。

少量であれば人体に悪影響は無いと言われていますが、

色が濃くなってきた場合は、ケトル内に損傷があり錆びつき始めた可能性があるといいます。

このような状態になっているようであれば、

ケトルの買い替えのタイミングのようです。

 

|ケトル内は何を使って洗う?

ご自宅の電気ケトルの汚れの原因と傾向をチェックしていただけましたでしょうか。

電気ケトル内の汚れを落とすための洗浄剤は薬局やスーパーなどでも購入できますが、

ケトル専用の薬剤を購入しなくても、クエン酸やお酢があれば十分です。

 

汚れを落とす際には、

薬剤を購入する前に汚れの性質をチェックしてみるとよいのではないかと思います。

今回の電気ケトル内の汚れのもとは結晶化したミネラルです。

ミネラルはアルカリ性ですので酸性のもので取り除くことができます。

 

私は、自宅に常備する洗剤類を増やしたくないこともあり、

様々な用途があるクエン酸を一袋購入しておきます。

もちろん、この時に購入するのは食品衛生上、人体に無害であるものを選びます。

こうしておくと、安心して安全に様々なことに使用することができます。

うっかりクエン酸を切らしてしまった時には穀物酢を使用します。

最近は、甘味料などを添加した調味された便利なお酢を

お料理に利用される方もいらっしゃるかと思います。

ケトル内のお掃除に使用できるのは、

甘味料やお酢以外の調味料が含まれていないものですので、

クエン酸の代用にお酢を使用される際にはご注意ください。

 

|ケトル内をクエン酸(お酢)で洗う方法

ケトル内にたっぷりのお水と、カレースプーン1杯~1杯半ほどのクエン酸を入れ、

普段通り、沸騰させます。

※お酢を使用する場合は、カレースプーン3杯ほどを入れます。

3時間程置いた後、お湯を捨てます。

ケトルの内側を水で湿らせた柔らかいスポンジで優しく撫でるようにして汚れを取り除きます。

この時に、うっかりケトル内を傷付けてしまうことがありますので、

くれぐれも優しく丁寧に、がポイントです。

お酢を使われた場合は、少しだけお酢の香りが残ってしまうことがありますので、

お掃除後に2回程、お水を沸騰させて香りを飛ばすとよいかと思います。

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ケトル内のお掃除は2~3か月に1度ほどで良いと言われておりますが、

ミネラルの結晶化は、なかなか厄介な汚れかと思います。

ケトルの使用頻度が高い方は、ケトルの錆び付きを防ぐためにも

気持ち早めにお掃除してみてはいかがでしょうか。

そして、是非、ピカピカのケトルで沸かしたお湯で

お好きな飲み物を用意して、ほっと一息、日頃の疲れを取り除いてませ。

今日も、あなたが一息できる瞬間がありますように☆彡

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エナジードリンクの取り扱い。

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駅の改札近くで待ち合わせをしていた時のこと。

少し早く着いた私は、夏のじと~っとした暑さから逃れる為にコンビニに立ち寄った。

入り口付近ですれ違った、お会計終わりの高校生たちの手にはレッドブルの缶が握られていた。

レッドブルというのは、「Red Bull Gives You Wings/レッドブル、翼をさずける」

というキャッチコピーでお馴染みとなっているエナジードリンク。

疲れを取るために口にされたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

私は、レッドブルを目にすると、

国外では危険な飲み物だとして販売を禁止する国があったことを思い出す。

 

不要な不安を招かないために、先にお伝えしておきますと、

日本で販売されているレッドブルは薬品に関する規制により

一部の成分が変更され清涼飲料水として販売されています。

海外のそれとは異なっているので、

これは海外で販売されているレッドブルのお話です。

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レッドブルは、国によっては薬局でのみ販売が許されていたり、

アルコールと同様に未成年はレッドブルを飲むことができないと決められていたり、

スポーツや仕事などで激しく体力を消耗した後に飲むこと禁止している国があったり、

レッドブルの販売そのものを禁止したり、違法だとする国もあるようです。

イギリスのバーでは、

アルコールをレッドブルで割ったいくつかのカクテルが流行っていたことがありました。

年配の方々から、口にしない方が良い飲み物だと強く言われていた私は、

何となくではあったものの口にしないまま過ごしていました。

そのような出来事をすっかり忘れて過ごしていたある日、

レッドブルを大量に飲み命を落とした方がいるというニュースを見聞きします。

ニュースではカフェインの大量摂取と言われていたのですが、

レッドブル1本に含まれているカフェイン量は、

コーヒー一杯よりも少ない量だということがわかります。

 

日本でもエナジードリンクの過剰摂取や常用摂取には注意が促されていますので、

このようなエナジードリンクの大量摂取、常用は、

身体に何らかの影響を与えるのかもしれません。

暑い夏、疲れた体に手っ取り早くエネルギーをチャージしたくなりますが、

エナジードリンクばかりに頼りすぎずに、

できるだけ、お食事と睡眠をベースに整えていきたいものですね。

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ちょっと怖い「いちまさん」にフリーズさせられた日。

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何だろう、この居心地の悪さは。

電車に揺られながら、通路を挟んで向かい側の席からこちらを見ている彼女の姿に

久しぶりに背筋にひんやりとしたものを感じた。

その「彼女」というのは、

向かい側の席に座っている男性が着ているTシャツにプリントされていた女性なのだけれど、

皆さんも一度は見聞きしたことがあるであろう、

着物を着た、おかっぱ頭の少女の人形だったのだ。

知らぬ間に髪の毛が伸び続けているなどといった

ゾッとするエピソードを多数お持ちのお菊人形を模したようなお人形の写真が、

電車の揺れに合わせて絶妙に上下しており、

正面を向けば嫌でも彼女と目が合ってしまうのだ。

どうして、そのTシャツだったの?

Tシャツの主に心の中で問いかけたが、もちろん、返事が返ってくるはずもなく、

冷房の程よい心地よさを堪能するかの如く、

彼はスヤスヤと眠っていらっしゃった。

 

私は、自分の思考と勝手に広がり行く脳内劇場を

ホラー寄りからニュートラルな状態に戻そうと、

「いちまさん」などと呼ばれて親しまれてきた市松人形のことを思い返すことにした。

元々、このようなお人形は子どもの無病息災を願うもので、

子どもに降りかかる災厄を身代わりとなって引き受けてくれるお守りとして

大切にされ、お嫁入りの道具としても扱われてきたといいます。

私たちがよく知る着物を着た、おかっぱ頭の少女のお人形は、

江戸時代中期頃から子どもたちに着せ替え人形として人気があったもの。

市松模様の着物を着て売られることが多かったから市松と名付けられたとか、

歌舞伎役者だった佐野川市松にお顔が似ていたから市松と名付けられたとか、

当時は、市松という名前の子どもたちが多かったから市松と名付けられた、

といった様々な説が残されているという。

 

これが時代と共に在り方を変え、

今度は、お雛様と一緒に3月3日の節句の時に飾るようになります。

もちろん、意味があってのこと。

お雛様の「お出迎え人形」として、ひな壇の左右に、

男の子と女の子の市松人形を一対飾って、

3月3日の節句を華やかで賑やかに、お祝いするようになったのだと言います。

もちろん、子どもの無病息災や災厄除けの願いを込めて。

ただ、日本ではお菊人形のエピソードがあり、

私の様に過去に目にしたメディアのホラー企画のイメージが

記憶に刻まれている方も少なくないのだそう。

そこで、現在の市松人形のお顔立ちや表情は、より子どもらしく、

髪型は、ポニーテールやシニヨンなどが取り入れられ、

お人形が怖いものにならないよう、配慮されているのだと

以前、ひな人形売り場の方に伺ったことがある。

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「本来は、子どもの無病息災を願う市松人形だ。

ほらね、怖がる必要はないじゃない。」

そう自分に言い聞かせたのだけれども、つい、怖いもの見たさに、

意図的に怖い演出を施された向かいの座席で上下に揺れる「いちまさん」へ視線を向けてしまった。

そして、努力の甲斐も空しく私は彼女に再びフリーズさせられるのだった。

画像出典:https://jp.pinterest.com/

獅子舞と忘れているのかもしれない遠い日の記憶。

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今年も夏祭りや花火大会の情報が目に、耳に入ってくる時季になった。

今年は何回、浴衣に袖を通すことができるだろうか、

と思いながら浴衣や帯などに、ひと通り目を通した。

陽も沈みかけた頃、外の空気を吸いたくなり自宅を出た。

オレンジ色を帯びたピンク色の夕焼けがあまりにもきれいで、思わず写真を撮る。

写真を撮っただけでは感動が収まらず、友人に送ってみた。

友人からは、「きれいだけど、そのきれいさは、ちょっと不気味な感じもする」と返ってきた。

眺める人によっては不気味な印象をも与える自然の色。

この相反するものを内包している様に、私はつい引き込まれてしまうのだ。

そして、だから敵わないのだろうな、自然の色には。といつも思う。

 

駅のそばでは、夏のイベントが開催されているようだった。

夜店から漂う甘辛いソースのにおいとアスファルトから立ち上る昼間の熱の狭間で

少しばかりクラクラとしながら散策した。

すると、突然、子どもたちの泣きわめく声が辺りに広がった。

何ごとだろうと思っていると、

大きな獅子舞が小さな子どもたちの頭を片っ端からかぷっと噛んで回っていた。

子どもたちの本気の泣き顔と大人たちの笑顔が入り混じった

シュールな光景がそこに広がっていた。

縁起物とは言え、私もあの手のものは苦手だった。

大きな歯を無駄にガチガチと鳴らしながら近づいてきて、

こちらの都合を尋ねることなく突然かぷっと噛みついてくるなんて、

何てデリカシーのない獅子舞だ、と密かに思っていたもの。

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そのような事を思いながら大人になったものだから、

そもそも獅子舞とは何?

何故に子どもは頭を差し出さないといけないのかしら?

という素朴な疑問を追ったことがある。

獅子舞発祥の地は、インド説と中国説があったけれど、

獅子は、百獣の王と呼ばれているライオンのことを指しており、

ライオンを霊獣として敬畏したことが獅子舞の始まりなのだそう。

 

この獅子舞が日本に伝わったのは室町時代で、

邪気や疫病などを祓ってくれるといった意味で親しまれてきた。

獅子は、人の頭に噛み付くことで、

その人に付いている邪気を食べ祓ってくれると言われており、

特に子どもたちには大きなご利益をもたらしてくれるそうで、

子どもを狙って、いや、優先的にと言った方がいいだろうか。

子どもたちの頭目がけてやってくるのだといわれている。

他にも、獅子が「噛み付く」という言葉の響きは、「神付く」とも取れるため

言葉の響きからも縁起が良いとされ愛され続けているのだそう。

 

このような事を知っても、

やはり急に獅子舞が近づいてきたら体にギュッと力が入ってしまう。

いい大人なのに、だ。

もしかしたら、私は既に忘れてしまっているけれど、

幼き頃に、獅子舞に泣かされたことがあるのではないだろうか。

そのような事が頭を過ぎった。

時に体は本人が忘れてしまっていることを覚えているものだ。

今度、母に聞いてみよう。

獅子舞に遭遇した際には、

自分の邪気を食べていただいてみてはいかがでしょうか。

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