幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

夏の終わりの花火とドローンと。

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秋めいてきたある夜のこと、キッチンで夕飯の支度をしていると、外から大きな音が聞こえているような気がした。

雷だろうかと思い、窓を開けて外へ出てみると大きな花火が夜空に上がっていた。

今年の打ち上げ花火は、全て終わってしまっているだろうと思っていたものだから、

ちょっとしたラッキーを手にしたような気分で、夜空に次々に咲く大きな花火を眺めた。

以前、日本の打ち上げ花火は、世界一華麗な芸術美と称されており、

私たちが世界に誇れるものの一つだというお話をさせていただいたことがあるけれど、

その座に甘んじることなく進化し続けていることが分かるような、素敵な花火をたくさん目にすることができた。

それは、どこからでも、その美しさを堪能できる日本の打ち上げ花火だからこその景色だった。

その花火の上空を、飛行機がライトを点滅させながら通過していた。

機内の窓から見る花火もさぞ美しいだろう。

ふと、それならば、ドローンで花火に接近したとき、花火はどのような表情をしているのだろうかと思った。

そう言えば、先日、日本で初めて、小型無人機ドローンの国際レースが開催されたというニュースを耳にした。

その時初めて、ドローンのレースがあることや、

国際レースを運営する国際ドローンレース協会という存在を知ったのだけれども、

その協会が主催する国際レースの本選に出るための出場権をかけた予選会が、日本で初めて行われたという。

レースは、ドローンを時速160キロ近くで飛ばし続けながら、決められたコースを駆け抜けてタイムを競ったり、飛行した周数を競うなど、いくつかの種目があるようだったけれど、

どのレースも、ちょっとした迷いやミスが機体の命取りになるため、手に汗握る、白熱したレースが展開されたそうだ。

人は、手が届きそうで届かないものに魅了される生き物なのだなと、花火やドローンの“今”を眺めながら思った。

花火があまりにも美しかったこともあり、思わずスマートフォンのカメラを起動させたけれど、

モニター越しに眺めて映像や画像に収めるよりも、

肉眼で見て記憶に収める方が良いような気がして、スマートフォンをテーブルの上に置いた夜。

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ポカンと開いたお口の意味。

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その日の車内は混雑しており、私は、出入口近くのボックス席付近に立っていた。

外は暗く、車窓には1日頑張って過ごした乗客の顔や、スマートフォンをンぞ着込む人が映り込んでいた。

私は、軽く目を閉じた状態で、体を電車の揺れに委ねることにした。

ボックス席に座っていたのは、某有名テーマパーク帰りであることがひと目で分かる女の子たちだった。

いくつかの駅を通過し、到着駅のアナウンスが流れたときだった。

女の子たちの、クスクスと笑う声の合間に「口が開いてる」という言葉が耳に届いた。

反射的に目を開けると、窓際に座っていた女の子が、ポカンと口を開けた状態で目を擦っていた。

女の子は、目を擦るときに、どうしても口が開いてしまうそうで、家族からも指摘されるのだと話していた。

目が痒かったり、違和感があったりしたときに目を擦ることがあるけれど、

この時に口が開いてしまうのには、心理的な理由があるという話を、随分と前に聞いたことがある。

今回は、そのようなお話を少しと思っております。

ポカンと開いてしまう口に、どのような心理状態が隠されているのか、ご興味ありましたらのぞいていって下さいませ。

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話をしていた相手が、ポカンと口を開いた状態で目を擦り始めたら、

その間の抜けた姿を前に、「私の話、ちゃんと聞いているの?」と、強く言いたくなる場合もありますが、そのような時には、ひと呼吸おいて下さいませ。

このような行動をしているときの本人の心理状態は、こちらが思っている以上に、とてもリラックスした状態だと言われております。

そして、リラックスしているのと同時に、一緒にいる相手のことを認めており、

その相手に対して、安心や親しみを感じている表れであるとも言われているのです。

例え、相手との間柄が進展していない状態だったとしても、このような仕草が自然に出る場合は、

相手に対して無意識ではあるけれど、気を許しているとも言えるのだそう。

気心知れた家族やパートナー、友人、知人、仲間が相手だからこそ、うっかり甘えて出てしまう仕草ですので、

相手が、話の途中でポカンと口を開いた状態で目を擦り始めたら、

円滑なコミュニケーションのために「私の話、ちゃんと聞いているの?」と制止する前に、

ひと呼吸おいて、言葉を選んでみてはいかがでしょう。

もちろん、時と場合、相手によっては、親しみが表れた行為であったとしても失礼になったり、

相手にネガティブな印象を与える行為でもあるので、

口を開けてしまいやすい方は、自覚しておくことも必要ですけれど。

 

窓際に座る女性をチラリと見て、

一緒に楽しい時間を過ごすことができる面々だということなのだろうと思いつつ、電車を降りた日。

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冷凍食材のチカラを知ってみる。

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冷凍庫に忍ばせていたはずのパイ生地が見当たらない。

何処へ消えてしまったのだろうかと隅々まで見渡してみたけれど、やはり無い。

当然、私が使い切ってしまったのだけれども、脳内にある記憶は書き換えられておらず、

パイ生地があるという前提で作ってしまったフィリングから、「残念」という声が聞こえそうな気がした。

パイ生地を使い切ろうと思ってキッチンに立ったはずなのだけれども、

まさか、パイ生地を買いに行かなくていけない事態に陥ってしまうとは。

時々、自分の瞬発力と見切り発車が思わぬ方向へ向くことがあるけれど、それはそれで悪くない。

そのように思っているから、このような事態を招くのだろうなと思いながら、靴を履き、家を出た。

冷凍のそれを手に取ったついでに、視線を流すと、冷凍野菜の種類の多さに驚いた。

世代によっては、冷凍野菜は栄養が減ったものだと思っており、

市販の冷凍野菜、自家製の冷凍野菜を問わず、あまり良い印象を抱いていない方が多いのだと、食育に携わっている知人から聞いたことがある。

しかし、今は冷凍の技術が進化しただけでなく、食材によっては、一度冷凍させた方が、栄養価や旨味が増すものがあることが分かっているため、

市販の冷凍野菜や自家製の冷凍野菜の利用は、栄養価の面でも、時短調理の面でも有効なのだそう。

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例えば、レスキューベジタブルとしても人気が高いブロッコリー。

これを、野菜室保存で1週間かけて使い切ったとしましょうか。

ブロッコリーには、ビタミンCがたっぷりと含まれていますが、日に日にビタミンCの含有量は減っており、

一週間経つ頃には本来の半分ほどの量になっているのだそう。

しかし、購入後すぐに食べない分は軽く塩茹でして冷凍保存すると、

90%近くのビタミンCを残しておくことができ、緑黄色野菜に豊富に含まれているβカロテンは3倍ほど増えるというのだ。

冷凍保存によってβカロテンを増やすという視点から見ると、人参も冷凍向きの野菜のひとつなのだそう。

人参の場合は、βカロテンが増えるだけでなく、ビタミンCやポリフェノールも冷凍によって増えるようなので、

人参嫌いのお子さんに出来るだけ多く栄養を摂取してもらうには、冷凍人参を使うのも手かもしれない。

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今度は、女性に嬉しいビタミンCやポリフェノールを増やすという視点で見ると、

ブルーベリーは、冷凍によってビタミンCやポリフェノール、目の健康に良いと言われているアントシアニンが増えるため、

フレッシュなものも美味しいけれど、冷凍タイプではより効率よく栄養素を補うことができるということを、覚えておいても良いように思う。

冷凍によって栄養素を増やすことができるのは、野菜やフルーツだけではない。

例えば、肝臓を健やかに導いたり、疲労回復食材として「シジミ」が挙げられるけれど、

シジミに含まれているオルニチンは冷凍によって通常の7~8倍にまで増えるのだとか。

これを知ってからの私は、冷凍シジミを見つけると思わず手が伸びている。

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私自身、全ての食材に対しての知識があるわけではないため、

今回は記憶に残っているものの中から、例として、少しだけご紹介させていただきました。

購入したフレッシュ食材も、通常通りの保存と冷凍保存を、ご家庭の状態に合わせて使い分けることで、

美味しさと、栄養価アップ、時短調理と、様々なメリットがあります。

各々が求めるものや、好みによって取り入れ方も異なりはしますが、

暮らしをほんの少し豊かにするためのヒントにしていただけましたら幸いです。

※食材をご自宅で冷凍する場合は、できるだけ食材が空気に触れないような状態で素早い冷凍を。

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季節を彩るハロスマスの今後はいかに!?

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ハロウィンが、年々、秋の一大イベントとして世の中に定着しつつある。

そこには、様々な大人の事情も絡み合っているため、市場規模は順調に拡大中で、既にバレンタインを越える規模だという。

先日立ち寄った、輸入食材店や某スイーツ店では、ハロウィンパッケージのお菓子やハロウィンの店内装飾によって、店内の雰囲気が一段と盛り上げられていた。

既にバレンタイン市場を越えたというニュースも見聞きしていたけれど、それも十分に頷けるような気がした。

そして、今年。まだ酷暑真っ只中だった先月、ニトリホールディングスから、

ハロウィンとクリスマスを掛け合わせて、その両方を長期間楽しむという提案が、「ハロスマス」という言葉とともに発表された。

ハロスマスという言葉は、御察しのとおり、ハロウィンとクリスマスから生まれた造語である。

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通常であれば、クリスマスツリーはクリスマス期間しか飾ることができない。

これでは、せっかくのツリーがもったいないではないか、という視点から、

ニトリでは、ハロウィンにもクリスマスにも使うことができるツリーを、ハロウィンオーナメントと一緒に販売し始めたのだ。

確かに、慌ただしくクリスマスツリーを出し、ゆっくりと眺める間もなく撤去し、お正月の準備に入ることを思うと、

秋の夜長を利用してツリーを出し、のんびりと少しずつハロウィンオーナメントを飾り、

それを、少しずつクリスマスオーナメントに入れ替えるという流れは、個人的には悪くないように思う。

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我が家は、観葉植物が想像以上に育ってくれていることもあり、

クリスマスシーズンになると、観葉植物がクリスマスツリーの役割を果たし、

それが終われば、お正月飾りを纏わされるのが恒例化している。

しかし、今年の私は、ハロスマスという言葉を知ってしまった。

知った勢いで、一度くらいはこの流れに乗ってみても良いのではないだろうかと、目論んでいる。

そうなると、我が家の観葉植物は、人間の気まぐれに付き合わせて申し訳ないのだけれど、

来月辺りから3か月間ほど、着せ替え人形ならぬ着せ替えツリー状態となる予定である。

ただ、3か月近くもの間、非日常の装飾を楽しむことで、その状態が日常化し、

クリスマスの頃には、既にお腹いっぱいになってしまうのではないかという一抹の不安が残るけれど、物は試しという言葉がある。

今年は、のんびりと楽しみつつ、我が家の塩梅を探ってみようかと思っている。

ニトリが提案したハロスマスが、どれほど世の中に広がるのか、そして、定着するのか否か、

それは、この流れにどれ程の人たちが、企業が乗るか、

乗った結果、どう感じたか、どのような手応えを感じたかにかかっているように思う。

来年からの定番になる可能性を秘めた「ハロスマス」、この言葉を見聞きした際には、

今回のお話をちらりと思い出していただき、

各々に合った方法で季節を彩ってみてはいかがでしょうか。

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コスメカウンターからキッチンまで。

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先日、秋色に触れたくなり通りがけにコスメカウンターをのぞいた。

肌が弱い私は、直接肌に乗せることができる成分と乗せられない成分が、ある程度決まっているため、「新商品」「一目ぼれ」といった理由で商品に飛びつくことはない。

本当は、そのような感覚に従って飛びつきたい衝動を、未だに感じることがあるのだけれど、

その後の大変さを振り返ると、その衝動も自然と消えゆくのだから、

経験の影響というものは、良くも悪くも大きいのだと感じたりもする。

そのような事を思いながら、秋色のあれやこれやを手の甲に乗せて遊んでいると、お店の方が近づいてきた。

目の前のコスメは使うことができないということが判明したこともあり、

肌が弱すぎて使えるかどうか分からないけれど、気になったので見てみたい(だけなので、放置してくださって構いません)ということを先にお伝えすることにした。

快く承諾してくださったのだけれども、子どもと大人の狭間を揺れていたときに感じていた、

コスメカウンターのプレッシャーなるものの交わし方を、

いつの間にか身に着けてしまっていた自分を大人になったものだと思ったりもしながら。

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私の肌の弱さを察知したお店の方は、自然派ラインの中からお砂糖スクラブの商品をお店の端から持ってきてくださった。

お砂糖の保水力を使った商品で、夏の間にごわついてしまった角質を取り除き、

しっかりと保湿して秋を迎えましょうという狙いのお話をしてくださっていたのだけれど、

私の脳内で、お砂糖とリンクしたのは干し椎茸とこんにゃくであった。

干し椎茸を水で戻すと時間がかかってしまうけれど、

人肌ほどのお湯に少量のお砂糖を溶かしたものに干し椎茸を入れて戻すと

お砂糖の保水力によって、時間をかけずに干し椎茸を戻すことができる。

一方のこんにゃくは、しっかりと味を染み込ませるためには、ある程度の時間を要するけれど、

調理する前に、適度な大きさに千切ったり、カットしたこんにゃくを、お砂糖と一緒に袋に入れて揉み込むと、

お砂糖の保水力に誘われて、こんにゃくに含まれている水分が引き出され、その後の調理によって加えられる味付けが浸透しやすくなる。

こんにゃく内の水分によって味が薄まることがないため、短時間でしっかりと味が染みる上に、

通常使用している糖分と塩分の調味料の量を減らすことができるため、一石二鳥である。

これらは、両方ともお砂糖の保水力を使ったものなのだけれども、

この仕組みは、調理だけでなくスキンケアにも応用が効くわけだ。

私の脳内は、このようなことでいっぱいになりつつ、

お店の方にされるがまま、お砂糖のスクラブで磨き上げられる右手の甲を眺めていた。

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お砂糖を使ったり、お砂糖スクラブを手にする機会がありましたら、

今回のお話をチラリと思い出していただいて、何かしらのヒントにしていただけましたら幸いです。

本日も、こちらに足を運んでいただき、ありがとうございます。

感謝の気持ちを込めまして……☆彡

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オーストラリア発祥の、体に優しいブリスボールとは何ぞや?

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最近は、日本でもSNSでオリジナルレシピを公開する人が増えているブリスボール。

私は自分で作ったことはなく、数年前だっただろうか。

ヘルスボムという商品名で、オーストラリアから輸入されたものを何度か口にしたことがあるのだけれど、

その食感は、むっちりとしていて日本にある食品で例えるならば、

健康補助食品のソイジョイを、もう少し滑らかな食感にしたもの、のように感じた記憶がある。

数日前、このブリスボールの話題に触れる機会があったので、今回は、そのようなお話を少し、と思っております。

ブリスボールとは何ぞや?どこが体にいいの?などご興味ありましたら、のぞいていって下さいませ。

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このブリスボールは、オーストラリア発祥のヘルシーなスイーツとして、

日本のコンビニや輸入食品を扱っているショップ、その他などでも購入することができるのだけれど、

作り方が簡単であることから、より自分の好みの物を求めてホームメイドする方が増えている。

健康に良いスイーツでありながら、まるでトリュフチョコレートのようにコロンと丸く可愛いルックスが受け入れられ、

健康志向の方々の間で広がったことが始まりだという。

発祥の地、オーストラリアでは、パッケージされた商品だけでなく、

自然派にこだわっているカフェなどでは、ケーキのようにショーケースに並べられて販売されているのだそう。

そして、このスイーツに興味をもったFOOD JEWELRY代表の坪井さんが、ブリスボールと名付け、

“罪悪感ゼロ”で栄養満点のおやつとして、日本発のブリスボール専門店を通して、その魅力を発信している。

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罪悪感ゼロのヘルシーなスイーツと一口に言っても、その中身は様々だけれども、

このブリスボールは、お砂糖なし、添加物なし、グルテンフリーというコンセプトのもと、

ナッツやドライフルーツをふんだんに使って作られている。

ナッツやドライフルーツが健康のために良く、満腹感が得られることは多くの方が知っていることだけれど、

シンプルな味であることから、人によっては飽きてしまうこともあるだろうし、

正直なところ、この手のスイーツを一般的なスイーツと比較すると物足りなさを感じることもある。

坪井さんのブリスボールが注目されているのは、健康的なスイーツということだけにこだわるのではなく、

一般的なスイーツと遜色なく美味しいと感じられるブリスボール作りを意識されている点ではないかと思う。

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このような経緯で、日本でも知名度を上げてきているブリスボールだけれど、自宅でも簡単に作ることができる点がもうひとつの魅力だ。

自分好みのナッツやドライフルーツに、食材をくっつけてまとめる役目となるきな粉や、

グルテンフリーのオーツ、カカオパウダーといったものをフードプロセッサーで砕き生地を作る。

これを、好みの大きさに丸めれば出来上がり。

お好みで荒砕き状のナッツや、ココナッツ、ゴマなどの食感を楽しめる食材をまぶして仕上げれば、異なる食感を楽しむこともできる。

ナッツやドライフルーツの甘味だけでは物足りないと感じた際には、

メープルシロップやハチミツを混ぜ込むなどしても良いのだとか。

ブリスボールは、オーブンや火を使ったり、時間を置いたりといった手間が無く、砕いて混ぜて丸めるだけの簡単3ステップスイーツなので、

小さなお子さんと楽しみながら作る方も増えているようだ。

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健康に良いものではあっても、ナッツやフルーツに対して食物アレルギーがある方には不向きではありますが、

罪悪感ゼロで食べることができるブリスボール、機会がありましたら、お味見してみてはいかがでしょうか。

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行合の空を眺め、思ふこと。

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指先で摘まんだらムッチリとした弾力が感じられそうな、何かがパンパンに詰まっていそうな入道雲を見なくなった変わりに、

晴れた日の空には綿菓子を摘まみ取って空に浮かべたような綿雲の姿を見かける機会が増えたように思う。

私は、入道雲や綿雲といった俗称の方が好みなのだけれど、入道雲には積乱雲、綿雲には積雲という正式名称(学名)がある。

9月に入り、目にする機会が増えた綿雲の正式名称である積雲という名は、

単語そのものは忘れてしまったけれど、確か、積み重なるという意味のラテン語だったように思う。

私は、その学名を目にした時、日本人はなんて律義なのだろうかと思った。

空に浮かぶそれに、自分たちが感じた「綿菓子のような雲」という意味の「綿雲」という名を付けておきながら、

正式名称にはラテン語を直訳した積雲という名を鎮座させているのだから。

もちろん、そうするに至った理由も察することはできるけれど、

天気予報で「空には積雲が」と伝えられるよりも、「空には綿雲が」と伝えてくれた方が、

ぐっと身近な情報として耳に届き、想像も膨らむだろうに、と思ってしまうのだ。

その日も、そのようなことをぼんやりと思いながら、ガーデンチェアでルイボスティーを飲んでいたのだけれど、

良く見れば、綿雲の上には、鰯雲が浮かんでいた。

夏の雲と秋の雲が入り混じる、季節の狭間である今の頃が、そのまま反映している空である。

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先日、今の頃を表す「夏の果(て)」、「秋近し」という季語に触れたけれど、

この、夏とも秋とも言えない空模様にも、「行合(ゆきあい)の空」という、今の頃だけの名がある。

もともとは、季節の狭間をたゆたうように、夏の雲と秋の雲が入り混じる時季を「行合(ゆきあい)」と言うところからきている名で、

そのような時季の空だから「行合の空」というものだ。

どんなに、過去に例を見ない気候だと人が騒いでいても、季節はしっかりと帳尻を合わせてくる。

それを知らせてくれるものの一つが空の表情であり、風の匂いであり、

先人たちが残した季節の表情を切り取った言葉たちであるように思う。

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知らぬ間に積み重なった夏の疲れが顔をのぞかせる頃です。

行合(ゆきあい)の空を眺めつつ、急がず、焦らず、ゆっくりと、丁寧な深呼吸をしてみませんか。

1回の深呼吸の時間を長いと感じる方は、お疲れモードかもしれません。

走り続けるための休息をとることも、とても大切なことで必要なことだと思うのです。

今日は、美味しい飲み物を自分の為に、用意してあげてみてはいかがでしょうか。

いつも頑張っているあなたが、昨日よりも少し多く、リラックスできる時間を持てますように☆彡

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この時季に食べておきたい茄子の栄養と、食べ合わせのコツ。

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陳列棚にズラリと並べられた茄子を眺めながら、茄子の種類も年々増えているのかしらと思う。

どの茄子も皮がパンッと張っており、まだまだ旬であることが分かる。

焼き茄子の香ばしい香りを想像しながら、それに合いそうな茄子を手にとった。

茄子は和食にも洋食にも合う、とても美味しい野菜なのだけれど、

水分ばかりが豊富で栄養がほとんど含まれていない野菜だと言われることがある。

確かに、茄子の多くは水分と糖質であり、決して、栄養満点と言える野菜ではないけれど、

食物繊維や、女性は特に意識して摂取しておきたい鉄分やカルシウム、

浮腫みを取ったり、過剰に摂取した塩分を体外へ排出するカリウムなどが含まれている。

他にも、茄子のトレードマークでもある艶やかな紫色には、

ポリフェノールの一種であるアントシアニンが豊富に含まれている。

このアントシアニンは、眼病予防にもひと役買っているブルーベリーの栄養素してもお馴染みだけれども、

それだけではなく、体内の細胞を錆びつかせてしまう活性酸素を抑える手助けもしてくれるのだ。

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活性酸素の発生を抑えてくれるということは、細胞が錆びつかないため、

アンチエイジング効果やガン予防にも繋がる、頼もしい栄養素ということ。

もともと、このアントシアニンは、茄子自身が自分の身を守るために作り出した成分なので、

私たちは、茄子を食べることで、この自分の身を守る栄養を茄子から譲ってもらっているのだ。

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ただ、美味しい茄子だけれど日本には、「秋茄子は嫁に食わすな」ということわざがある。

色々な解釈があるけれど、その中には、秋茄子は体を冷やしてしまうため、

大切なお嫁さんには食べさせるなという意味もある。

過去に“体を冷やす食材”のお話をさせていただいたことがあるけれど、

茄子は、陰性の野菜なので体を冷やす効果を秘めている。

だから、茄子の旬である夏に口にすると、体に負担をかけることなく体内の熱を取ってくれるので重宝する。

その一方で、冷え性である女性の中には、意識して茄子を控える方もいると聞く。

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確かに、体を冷やす性質を持った野菜だけれども、

夏に紫外線を浴びてダメージを受けた細胞のケアや、様々な疲労によって蓄積する活性酸素を取り除いて、体内バランスを整えるためには、この時季こそ口にしたい食材。

このような時には、体を温める陽性の食材をメニューに加えて、

茄子のいいところ取りをしてみてはいかがでしょう。

詳細は、下記の関連記事からご確認いただけるのですが、

例えば、にんじん、ねぎ、ごぼう、山芋、たまねぎ、かぼちゃ、こんにゃく、れんこん、生姜、

にら、にんにく、赤唐辛子、まぐろ、鮭、かつお、秋刀魚、鯖、いわし、明太子、ちりめんじゃこといった食材などは、体を温める陽性の食材です。

今夜は、夏のダメージを取り除くために、茄子と体を温める食材を使った一品を召し上がってみてはいかがでしょうか。

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うっかりできてしまったニットの穴は、自宅で簡単にチクチク補修。

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友人は、とても丁寧に衣替えをする。

その話を聞く度に尊敬の念を抱くのだけれども、今回は少し残念なことが起きたと言う。

少しずつ秋冬ものの衣替えを始めたそうなのだけれども、

そのときに、ニットをうっかりクローゼットの扉の角に引っかけてしまい、お気に入りのニットに小さな穴が開いてしまったというのだ。

穴を縫い留めようかとも思ったそうなのだけれど、ニットは伸縮性があるため、

生地の一部が引きつり見た目が悪くなることは一目瞭然だから、諦めることにしたと残念そうに言った。

このようなパターンではなくても、防虫剤が効き足りずに、ニットが虫食いに遭い残念な思いをしたという経験をされた方もいらっしゃるかもしれない。

衣類を食べる虫たちは、美味しい繊維をよく知っている。

それは、私たちがお気に入りに認定するような、スペシャル生地で仕立てられたお洋服に使われているものがほとんどだ。

だから、虫食いを発見したときには肩を落とすことが多い。

私もそのような経験をしたことがあり、それからは防虫の鬼と化している。

このように、うっかりニットに穴を開けてしまったときや、虫食いに遭ってしまったときに、簡単にお直しできる技がある。

 

ニット着用の季節もすぐそこまで来ておりますので、今回は、そのようなお話を少し、と思っております。

ご興味ありましたら、ちらりと覘いていって下さいませ。

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用意するのは、手芸店などで手に入れることができる、羊毛フェルトニードルとニットの色に近いフェルト、作業台として使うスポンジです。

羊毛フェルトニードルは、針先が平たくなっている点が特徴です。

スポンジは食器洗い用でも良いのですがネットで覆われているものや硬いものは不向きで、メラミンスポンジのようなものを使うと良いかと思います。

フェルトは、プレスしてあるシートタイプではなく、綿菓子のようにフワッとしたタイプのものを使います。

出来るだけ、ニットの色に近い色のものを選ぶと良いのですが、

もし、色が合わないようであれば何色かのフェルトを混ぜ合わせて、ニットに近い色を作ることができます。

※色作りに困ったときには手芸店の方に相談すると、混ぜ合わせに合う色をアドバイスして下さいます。

もしくは、ニットの毛玉を丁寧に刈り取り、集めた毛を、ふわっふわにほぐしたもので補修することも可能です。

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この羊毛フェルトニードルとフェルトは、羊毛フェルト製のお人形を作る際に使うものですが、

ニットの補修も、お人形を作るときの要領で、行います。

まずは、【1】ニットの穴の下にスポンジをあて、【2】フェルトを少量ちぎり取って薄く引き伸ばし穴を塞ぐようにして充てます。

【3】このフェルト部分をニードルでチクチクと突きます。この時、ニードルをスポンジに刺すようにして突きます。

これで、補修は完了です。

【注意点は、】フェルトを大量に乗せると、その部分だけ厚みが出てしまうので、

薄く伸ばした少量のフェルトで様子を見て、

補修部分の厚みが元のニットの厚みに足りていないようであれば、再度薄く伸ばしたフェルトを重ねてチクチクと刺します。

穴が小さければ、フェルトを購入しなくても、毛玉だけで補修できてしまうので、

知っておいて損はない補修術ではないでしょうか。

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私は以前、お気に入りのストールを金具に引っ掛け、穴をあけてしまったことがあります。

その時に、お直しのプロのもとへ駆け込んだのですが、

プロが、知っておいて損はない方法だから、と言って教えて下さいました。

それ以来、ソーイングボックスの中には羊毛フェルトニードルが1本、忍ばせてあります。

明日すぐに活用できるようなお話ではありませんが、

もしもという時、何かしらのヒントとして思い出していただけましたら幸いです。

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氷砂糖を口にして。

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久しぶりにカンパンを食べた。

いつぞやかに購入した非常食セットの中に入っていた小さな缶だ。

そんなにパクパクと大量に食べられるものではないだろうと思い、賞味期限に余裕を持たせて少し早めの開封だ。

中からは、素朴で香ばしい香りがそっと鼻の近くに広がった。

カンパンを作っている会社がどれくらいの数、存在しているのかは分からないけれど、

私がカンパンと聞いて思い浮かべるのは、赤い下地に白い文字で「カンパン」と記されており、

チェック柄の衣装をまとった、スコットランドのパイプ隊員のキャラクターが印象的な、三立製菓のカンパンだ。

三立製菓という社名までは知らないという方も、ハート型の源氏パイもここの商品だと言えば、

ほんの少し、身近な印象を受けるのではないだろうかと思う。

小皿に少量のカンパンと、カンパンと一緒に入っていた氷砂糖を一粒乗せ、

淹れたての紅茶と一緒にリビングへ移動した。

せっかくなので紅茶に氷砂糖を落とし入れ、少しずつ甘味が増していく過程を楽しむことにした。

果実酒やシロップ、フルーツビネガー作りなどにも使われる氷砂糖は、そう珍しいものではない。

しかし、そう感じられるのは、氷砂糖が日本生まれのものだからだと知ったのは、

「とてもキレイなこれは何?」と目を輝かせながら訊ねてきた外国人知人のおかげだ。

果実酒などを作るときなどに使われる砂糖で、そのまま食べることもできると伝えながら、

知人の手の平の上に乗せると、宝石でも眺めるかのような表情で、氷砂糖をあらゆる角度から眺めた後、それを口の中へ入れた。

ゆっくりと溶ける氷砂糖の甘さは、知人が砂糖と聞いて想像したような、インパクトのある甘さではなかったようだけれど、

ヘルシーな甘さが癖になるというような感想を述べ、お土産に買うと言い出した。

あまりにも気に入った様子だったため、「砂糖であることには変わりがないから、ヘルシーであるかどうかは分からない」ということを、

当時の私は何となく言いそびれてしまったけれど、帰国後も好評だったときき、言いそびれて良かったと思ったりもした。

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少し、お喋りが過ぎてしまったけれど、この氷砂糖は、明治の頃にお菓子屋を営んでいた日本人が考案した砂糖だという。

グラニュー糖を水に溶かして10日以上寝かせると、砂糖の結晶と氷糖蜜というものに分離するそうなのだけれど、

このときにできた結晶を乾燥させると、私たちが知る氷のような砂糖の結晶、氷砂糖が出来上がるという。

そして、冒頭に登場した、カンパンと源氏パイなどでお馴染みの三立製菓が、この製法で氷砂糖を作り始め、日本中に氷砂糖が広まったそうだ。

現在、氷砂糖の製造は他社が引き継いでいるようだけれど、

カンパンと氷砂糖を一緒に食べると、だ液が出やすくなり、水が十分にない非常時でも食べやすいという理由から、

非常食として備蓄される三立製菓のカンパンには氷砂糖がセットになっている。

氷砂糖は他にも、体内に吸収されやすいだけでなく、エネルギーに変わりやすい性質があるため、疲労回復を助けることにも長けているし、

イライラや不安を緩和させるセロトニンを作る成分が含まれている点も、非常食として選ばれる理由であるように思う。

私の場合は、備蓄しているカンパンが賞味期限を迎える際に、口にする以外、

氷砂糖を手に取る機会はないけれど、こうして時々氷砂糖を目にすると、

そう言えば日本生まれだったなと、知人がお土産に買って帰ると言ったときのことと共に思いだす。

氷砂糖を目にする機会がありましたら、

今回のお話の中から何かしらを、ちらりと思い出していただけましたら幸いです。

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