「目を閉じたままスマートフォンを手にしてアラームを切る」という動作が日課になっている。 私にとってスマートフォンは、良くも悪くも生活の一部、身体の一部のような存在だ。 先日、カーテンの隙間から射し込む朝陽で目が覚めた。 休日だったため、アラー…
寒い。 横断歩道で信号待ちをしていると重みのある冷たい風が顔を撫で上げるように吹いた。 少しでも温かさを感じたくてグルグル巻きにしていたストールに顎を沈ませる。 信号の青に背中のスイッチを押された人々が一斉に渡り始めた。 少し出遅れたけれど、…
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