幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

お花

レトロな雰囲気の小路で見た萎んだ朝顔。

日陰を探して裏道を選びながら目的地へ向かっていたときのことだ。 レトロな雰囲気の小路に入り込み、古い映画のワンシーンに使われていそうな景色に出会った。 外に並べられた沢山の鉢植えは、水をあげたばかりなのだろう。 水滴がついたままになっており、…

本物の一途さには、程よい軽やかさが含まれているのかもしれない。

ポツリとできた休日を利用して、少し離れた場所まで足を延ばしてみることにした。 目的を持たずに散策するのも楽しいのだけれど、この日は、以前から気になっていたお寿司屋さんを目指すという目的を設定し出かけた。 もちろん、食べてばかりでは色々と気に…

“いつもどおり”ではない時間に出会ったもの。

自宅近くで夏祭りの準備が始まっていた。 辺りには、遠足や学園祭前のような非日常的高揚感が漂っており、胸の内側が、その空気につられて弾むような気がした。 お祭りの本番には行くことができないだろうと思い、辺りを少しだけ散策し、準備風景から夏祭り…

梅雨の残り香を、色褪せていく紫陽花と共に味わい納め。

この時季になると、学生の頃に友人が言い放った言葉を思い出すことがある。 それは、「夏ってさ、どさくさに紛れてやってくるから嫌なんだよねぇ」というもの。 本当にその通りだと思って大きく賛同し、上手いこと言うなと感心したのだ。 確か、鎌倉にある紫…

“米粒たわわ”にスポットライトを。

実際のところは分からないけれど雨があがった後の空気は、空気の汚れが雨で洗い流されたかのようで清々しい。 車が車道をビュンビュンと走り抜けていく様子は、普段と何ら変わりないというのに、歩道を歩きながら深呼吸をしてしまうほどだから、 やはり、気…

王の品格をまとう花。

夏の空気感や日差し、空の青にも負けないマゼンタピンク色の艶やかさは、色の方からヒトの視界に飛び込んでくるような感覚を覚えることがある。 その日は、牡丹なのか芍薬なのか区別がつかなかったけれど、通りかかった建物のエントランス脇に作られている花…

旅人の喜びを願いながら変身する花。

至る所で咲いている紫陽花を目で追いながら歩いていると、テッセンを見つけた。 テッセンという呼び名よりもクレマチスと呼んだ方が耳慣れている方が多いだろうか。 クレマチスは数百種以上もの品種があり開花時期も品種によって異なるため、一年中、どれか…

タンポポに訊ねる、お国はどちら?

犬種が分からないのだけれど、時々、散歩中の白い大型犬とすれ違う。 可愛さの中に凛とした大和魂を宿しているようなお顔立ちは、ザ・和犬という雰囲気に溢れている。 その大型犬とすれ違う際にチラリ、犬と目が合うのだけれど「お前など眼中に無い」とでも…

古から女性に寄り添ってきた花、芍薬。

今年は芍薬(しゃくやく)を飾りそびれてしまった。 一年を通して何かしらの花を飾って楽しんでいるのだけれど、春から夏の時季は次から次に艶やかな花が開花の時を迎えるため、のんびりしていると飾りそびれてしまう花が出てくるという贅沢な悩みが生まれる。…

初夏を感じるヘビイチゴの赤。

気分転換に普段使わない道を通ることにした。 前回通ったときは、ストールを首にグルグルと巻き厚手のアウターを着ていたから、随分と久しぶりだ。 知っている場所ではあるのだけれど何かが違うと感じ、辺りを見回しながら歩いていると、いくつかの建物が取…

気付かぬふりをした、あの日のハッピーライラック。

久しぶりに花屋をのぞいた。 お目当ては、そろそろ出回り始めているだろうライラックである。 好きなお花は色々あるけれど、ライラックは私の中で割と上位ということもあり、この時季はライラック目当てで花屋をハシゴする。 いつの日か、両手に抱えきれない…

ワンダーランドのゾンビローズ。

先月いただいたピンク色をしたバラがそろそろ終わりを迎えようとしている。 女性の手のひらサイズよりも一回りほど大きなバラで、3週間ほど楽しませていただいているものだ。 薄っすらとグリーンがかった淡いピンク色のバラは初めてだったものだから、品種…

春に香る甘い蜜。

私の前を歩いていた学校帰りの子ども達が、沿道に設置してあるプランターに植えられた花を指差しながら、甘い、甘くない、美味しくないなどと発していた。 何を思うでもなく、その光景を視界の一部として捉えながら歩いていたのだけれど、あるプランターの前…

冬から春までを繋ぐ椿と三春と。 

敷地の一部分を椿で目隠ししている場所がある。 信号待ちをする際に目に留まる場所にあるため、冬から春にかけては、そこに咲く椿の花を無意識に眺めているように思う。 素人の私には、品種等までは分からないのだけれど、この場所に咲く椿は、早いものは年…

季節の花々に包まれる村。

少し暖かい日が続いたからだろうか。 南国感溢れるマゼンタピンクのブーゲンビリアが咲いているのを見つけた。 澄んだ青い空には、こうしたパキッとした艶やかな色がよく映える。 咲いているなどと言ってしまったけれど、ブーゲンビリアの花は、中央にある白…

うそうそ時とカーネーションからのメッセージ。

西の空の奥が淡いピンク色に染まっていた。 太陽と月が同時に存在するこの時間帯の空は、その時季ならではの表情をしているように思う。 窓を開け放つと、昼間の気温が高かったからなのか、昼間のそれが辺りに漂っているような気がした。 少し目を離していた…

サクラハジメテヒラク。

早咲きの品種は既に開花している桜だけれど、先日七十二候(しちじゅうにこう)である「春分」の期間が終わり、次候である「桜始開 (さくらはじめてひらく)」に入った。 七十二候(しちじゅうにこう)は、春夏秋冬を24の季節に区切り、その24に区切った…

カタバミが持つ一長一短。

通りを歩いていると、とある敷地のエントランス付近に、引き抜かれたばかりであろう雑草が積み上げられていた。 その一番上には黄色いカタバミの姿もあった。 開花時期が少し早いような気がしたのだけれど、日当たりが良い敷地内で一斉に開花したのだろう。 …

レンゲソウにもスポットライトを。

赤みがかった紫色と爽やかな白で彩られたレンゲソウ(レンゲ/ゲンゲとも)で紙面が満たされているポストカードをいただいた。 こんなにも沢山のレンゲソウが咲いている景色を最後に見たのはいつだろう。 もう随分と長い間、レンゲソウそのものを見ていないよう…

クロッカスとサフランは、実はお仲間。

少しずつ暖かくなっていることもあり、その日は少しだけ遠回りをして帰ることにした。 自宅近くの道でありながら普段使うことがない道には、小さくて新しい発見がある。 先日は、お店の中が一切見えない会員制のお好み焼き屋を見つけた。 コンクリートに覆わ…

ヒヤシンスから始まる小さな美術館巡り。

そろそろ春らしい花でもとフラワーショップに立ち寄った。 店内の中央に設置してあるテーブルの上には売り物ではない、鑑賞用の季節の花が生けてあるのだけれど、その日は色とりどりのヒヤシンスが飾られていた。 ガラス製の花瓶を使って水栽培されているヒ…

ポピーが内に秘めているもの。

しっかりと冬を感じられているけれど、降り注ぐ陽射しは日によって違うのだろう。 先日、不自然な場所にポツンと咲いている菜の花を目にした。 黄色い小花は、一本の茎の上にちょこんと添えられたような、僅かなものだったけれど、 草花の色味が乏しい時季に…

1月の誕生月花でもあるシンビジウム。

お店のレジでお会計をしていると、奥の作業台に飾られていた蘭の一種、シンビジウムに目が留まった。 柔らかいトーンをしたピンクと白が混ざり合うような花びらのそれは、いちごミルクを連想させるような可愛らしさがお店の雰囲気に、とても合っていた。 可…

12月の誕生月花でもあるポインセチア。

昨年の今頃もポインセチアを購入しているのだけれど、昨年のものは上手に育てることができず、2度目の冬を共に迎えることができないため、 新しいポインセチアを購入しようと近所にある花屋へと向かった。 ポインセチアはクリスマスフラワーと言う名で呼ば…

ワイルドフラワーに触れてみませんか?|ワックスフラワー編

近所に、珍しい観葉植物をメインに季節の生花を扱っている花屋がある。 観葉植物と言っても、手軽に持ち帰ることができるような観葉植物ではなく、人の背丈ほどある大きなものばかりなので、 1、2度店内をのぞかせてもらって以降、なかなかご縁が無いまま…

想いを叶える宣言と菊にまつわるエトセトラ。

遠方に住む友人が出張で近くまで来ているというので、仕事終わりから新幹線に乗り込むまでの1時間、会うことにした。 いつも慌ただしいのだけれど、「またゆっくりと時間があるときに」などと言っていたら、いつまでも会えぬままだろうから、こうして連絡を…

紅葉は、冬休み準備中のしるし。

先日、少し早いかな、どうかな、などと思いながらエアコンのスイッチを押した。 もちろん、暖房の。 温風がリビングを優しく覆っていく感覚が心地よく、もう少し早くスイッチを押せばよかったと思った。 窓から見える空は白く、気温がグッと下がったからだろ…

秋らしい風貌でありながら、意外と我が道を行くタイプ。

いつもの道を歩いていると、何かがつま先に当たった。 それは、かちっと乾いた音を立て、前方へ真直ぐ転がって行った。 幸い、人の通りは少なく、丸い何かがただただ転がっていく様子を目で追いながら、私も前方方向へ、真直ぐと歩いた。 10メートルには満…

なんと潔い美女たちだろうか。

しばらく花屋から足が遠のいていたため、久しぶりに立ち寄ることにした。 店先に並べられているチューリップの球根に目を止めていると、店主が近づいてきて、 チューリップを植えるにはタイムリミットが近づいており、今年の球根は、店先に出ているだけで全…

赤い果実と真実と。

街路樹にルビーのように鮮やかで、瑞々しさ溢れる木の実が、いくつも生っていた。 見慣れているはずの街路樹を視界の端に捉えながら、何という木だっただろうかと思った。 初夏辺りに花が咲くのだけれど、その花を目にする度に、 薄れゆく春と、薄っすらと感…