幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

外国のおはなし

うがい薬とお国柄。

私は、喉に違和感を覚えてうがいをするとき、エルダーフラワーのハーブティーをこれでもかというくらい濃く作り、冷ましたものでうがいをする。 だから、うがい薬のようなものには慣れておらず得意ではないのだけれど、久しぶりに、うがい薬のイソジンを購入…

ジビエと花木と抜け道と。

偶然手に取った雑誌にジビエ料理の店が紹介されていた。 ジビエは、狩猟によって獲った野生の獣や鳥の肉を意味するフランス語で、 ヨーロッパでは古くから、貴族たちの間で愛されてきた伝統料理だ。 ジビエ料理が、どうして貴族たちの間でのみ楽しまれていた…

スイカの種と迷信の真意はいかに!?

背後から「すみません」と声をかけられた。 ぎこちなさが感じられる日本語に振り替えると、アジア圏であろう方が「スイカの種は、どこで買えますか」と言った。 私が立っていた場所は、ドライフルーツやナッツ類の品揃えが豊富な陳列棚の前。 棚を、端から確…

フンとモラルとお国柄。

太陽が静かに沈み始め、辺りが淡い桃色に包まれ始めた。 この時季に見ることができる淡い桃色の夕焼け空が好きだ。 10分、いや、5分ほどで消えてしまう淡い空色だけれども、 ただただ好きだという気持ちだけで胸の奥が満たされていく感覚を、とても贅沢な…

引っ越しのご挨拶も様々だ。

私が越してきた時に一度だけお会いしただけの間柄だったけれど、 自宅の真上に住んでいらっしゃった方が、数か月前に引っ越しされた。 それから一か月も経たないうちに、次の方が越していらした。 ご丁寧なご挨拶を頂戴したのだけれど、それっきり顔を合わせ…

魔法の言葉は何かしら?

ここ最近、街中の雰囲気がやけにエネルギッシュだと感じていたのだけれど、それもそのはず。 巷は夏休みである。 大人になった誰もが1度は感じるであろう「今の私に、あの頃の時間があったなら」という気持ち、私は未だにチラリと感じることがある。 とは言…

私と彼らとのご縁をくっつけてはくれなかった、あの粘着力。

テレビを観ていたら、どこかの小学校の職員室だったと思うのだけれども、 ハエ捕り紙(という名称が合っているのかどうかは分からない)が、 天井からぶら下がっている映像が流れた。 まだ、このアイテムが使われていることを知り、様々な記憶が蘇った。 ハエ…

日本の水と外国の水の、あれやこれや。

寝起きの喉を潤すべく、ウォーターサーバーのボタンを押した。 しかし、スズメの涙ほどの量しか出てこず、朝からウォーターパックの詰め替え作業を行った。 ひと息つかぬまま、レモン果汁を入れたグラスに水を注ぎ、それを矢継ぎ早にゴクゴクと喉の奥へと流…

名刺の扱いに添える心遣い。

一年振り?いや、もっと? そのような返しから始まった外国の知人とのやり取り。 また少し、自分のボキャブラリーが、ザルの目から抜け落ちているように感じ焦ったりもして。 残念ながら、私の場合、三つ子の魂百までといったレベルではないのだろう。 次の…

クチナシの香りと過ぎ去りし日。

胸の奥をぎゅっと掴まれるような強くて艶やかな香りがした。 確かに知っている花の香りなのだけれど、すぐに名前が出てこない。 頭の中では、その香りをめぐって一人連想ゲームのようなことが始まっていた。 金木犀ではなくて……沈丁花でもなくて……、ほら、こ…

いつかは消えて無くなる青いアレ。

外国暮らしをしている友人から近況を知らせるメールが届いた。 そこには、「虐待」という衝撃的なワードが含まれており、文字を追う目に力が入ったけれど、 メールを読み進めると、そのような出来事は彼女の周りで一切起きておらず、 生まれ育った環境や人種…

シンメトリーを取り込むアシンメトリーな個性。

書店の一角に設けられている洋書コーナーの本を端から順に目で追った。 正直、何も考えずに背表紙のタイトルも読まぬまま視線を流すだけでは、何の本だか見当がつかない。 しかし、人の脳は不思議なもので、ただ視線を流しているだけでも、着々と情報収集を…

キューピッドよ、弓矢の技術を磨きたまえ!?|ギリシャ神話から見るアネモネ編

電車内の座席に座っていた。 途中、ドアが開き、大勢の乗客が降りていった。 すぐに、外の新鮮な空気を車内に連れ込むようにして、新たな乗客が乗り込んできた。 そのような普段通りの光景を眺めていると、どこからともなく、花の香りが漂ってきた。 それは…

“魔女の一撃”は使える?使えない?

知人から、ぎっくり腰を患ったと連絡がきた。 違和感を抱いたままの無理な体勢で、非常に重いダンボールを持ちあげるや否や、 腰に、今まで感じたことがないような激痛が走り動けなくなってしまったのだそう。 知人は、その時のことを、急にやってくる激痛と…

記念日の多さは、日常をドラマティックに楽しむ術のひとつ!?

待合室のソファーに腰掛けると、想像の域を遥かに超えた柔らかさで、体が丸ごとソファーに沈んでいくように感じられた。 2人分ほどの間隔を開けた位置に座っていた女性に、「私もさっき、びっくりしたんです。柔らかすぎて」と話しかけられた。 そして、驚…

耳かきと日本人は深い仲。

観光地の土産物店の一角に並ぶ「耳かき」の棒。 これは、土産物になるのだろうか。 そのような事を思いながらも、耳かきの先端にくっついている、その土地ならではのモチーフに見入ってしまった。 昔ながらの竹製のものやプラスティック製、お手入れや耐久性…

雨とカランコエ。

突然降り出した雨が上がるのを、駅の出入り口付近で待っていたのだけれど、 しばらく上がりそうにない灰色の空を確認し、一番近くにあった、昔ながらの喫茶店へ入ることにした。 全体的に落ち着いた色合いでまとめられた店内は、照明もそれに合わせてあるの…

チーズと夢を楽しむ遊び心。

起床を知らせる目覚まし音がベッドルームに響いた。 出来るだけ穏やかに起きられるようにと“鳥のさえずり”を選んでみたのだけれど、 朝に弱い私にとってその音は、“鳥のさえずり”と呼べるほど穏やかなものではなく、 心地より眠りから私を強引に引きずり出す…

お茶の在り方も様々でございます。|噛み茶ミアンのはなし。

待ちきれずに湯呑に出してしまった薄いお茶を急須に戻しながら思う。 緑茶の香りは、どうしてこうも人の心をすーっと落ち着かせるのだろうかと。 茶葉は、お湯で淹れた際に溶け出す成分と茶葉に残ったままになってしまう成分がある。 その両方に栄養があるこ…

共に在るために。

手帳を眺めていたら、 今年はエイプリルフールとイースターが重なる年だということに気が付いた。 様々な風習を生活の中に取り入れて楽しむことに長けている日本人は、 どのようにして、この双方を楽しむのだろうかと思った。 過去記事にて、イースターやエ…

カクテルスティックと爪楊枝とお釈迦様。

ドラッグストアに立ち寄ったときのこと。 日用品が並べられている陳列棚の前で外国人の方と店員が、 日本語と英語とジェスチャーを交えたやり取りを交わしていた。 互いの熱量から察するに、スムースな意思疎通ができていないのだろうということは、 少し離…

異なる何かに触れることで気付くことがある。

空腹と思い出は最高の調味料だと思う。 そろそろ使い切ってしまいたいジャガイモに気付き、ジャケットポテトを作ることにした。 ジャケットポテトと言う呼び方をすると大層なものでも作るような印象を与えてしまうけれど、 ベイクドポテトのことだ。 紳士の…

官邸や省庁を陰から守り支える猫。

目の前を青光りするサンマを咥えた猫が通り過ぎた。 今時、そんな……。 そう思った私は2度ほど、過ぎ去った猫の後ろ姿を確認し直した。 悠々と歩みを進める猫の口に咥えられた、 細長いサンマのシルエットを印象的に思うのは私だけではなかったようで、 すれ…

その“ポン”ってなあに?

ポン酢の栓開けに悪戦苦闘していたら、 「ポン酢のポンってなんぞや?」と尋ねられた日のことを思い出した。 お世話になっていた外国人家族に日本料理を食べたいと言われ、 日本食を振舞うことになったときのことだ。 せっかくだから調理をするところから見…

季節外れの蚊取り線香。 

シューズボックスの中を整理していると、 昨年の夏に使い残してしまったベランダ用の蚊取り線香が見つかった。 思わぬ場所から出てきたそれに、どうしてここに?と思いながら缶の蓋を開けた。 中からは深緑色をした渦巻きが顔を出し、 パンチが効いた、それ…

モンゴリアンビーフって何料理!?|食は国境を超えて人を笑顔にする。

空腹を満たし、人通りが多い道を歩いていると、絶妙なタイミングでチラシを差し出され、 私の体は反射的にそれを受け取ってしまった。 こちらの歩調を崩すことなくグッと体を差し込み、 受け取り手が最も受け取りやすい位置にソレを差し出し、 こちらが受け…

玉ねぎへのリアクションに困った日。

私たちが口にしている野菜の多くが、 様々な時代に国外から持ち込まれたものが元になっているだと何かの本で読んだことがある。 今と比べて物流システムがゼロに等しいような時代であっても、 伝わるべきものは伝わってくるのだから、 世の中のものごとは、…

ヴィクトリア・サンドウィッチ・ケーキと人の温かさ。

冬と春の狭間を行きつ戻りつ過ごす日々は、 人が成長する少し前の状態にも似ているように思う。 新しい環境を望んでいるのに、新しい何かに気付くことができたのに、 心と体のタイミングが噛み合わず、進みたいのに名残惜しい。そのような矛盾を胸に、 慣れ…

素敵な火曜日のフィーカをお楽しみあれ。|フィーカってなあに?

劣化していたアルバムから懐かしい写真を一枚、一枚剥がし、 新しいアルバムへ貼り替えていた時のこと。 以前の仕事仲間たちと参加した異文化交流会の時のポラロイド写真があった。 異文化交流会と言うと少々堅苦しい響きだけれども、 実際には、日本に住ん…

間接的に知る自分が暮らす国、暮らす場所。

自分が生まれ育った国のことを、どれくらい知っているのだろうか。 外国の方が知っている日本のことを見聞きし、そのようなことを思うことがある。 地元や何らかの関りがある土地のことであれば、多少なりとも知ってはいるけれど、 行ったことがない土地や関…