幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

外国のおはなし

春を告げる甘く儚い香り。

役所の前を通るとブロックで作られたプランターが、敷地をぐるりと取り囲むように配置してあった。 そこには、プランター内の土を耕したばかりだということが分かる柔らかそうな土が入っており、色鮮やかなパンジーが植えられていた。 街の中に少しずつ増え…

自動販売機と立ち位置と。

迷路のような駅構内を歩きながら、構内に設置してあるコインロッカーの数が随分と増えたように感じた。 オリンピックを見越してのことなのか、利用説明も様々な国の言葉で記されている。 広いスペースの壁に沿うようにしてコの字に配置してあったコインロッ…

見た目とは異なる、美味しい偶然の産物。

パン屋内を、トレー片手に回っていると、チャパタのサンドウィッチがあった。 そのサンドウィッチとアイスティーを買い、お店近くの公園へと向かった。 お天気が良かったこともあり、芝生が敷き詰められた公園には、お弁当を広げる人たちが点在していた。 そ…

言い方ひとつ、受け取り方ひとつで、如何様にも変化する。

散歩中のゴールデン・レトリーバーと軽く目が合い、すれ違った。 すれ違ったのは、この時が初めてではない。 大型犬ということもあり、飼い主は、日に何度か散歩に出かけているだろう。 その時とは異なる時間帯にも幾度かすれ違ったことがある犬である。 ゴ…

忘れていたモヤモヤが、思わぬ形で再来した日。

私が暮らしているマンション内には、日本の方と結婚し日本暮らしをしている方もいらっしゃる。 お互いの名前も暮らしているフロアも知らず、交流と言えるような関りは無いのだけれど、 ここの住人だろうという共通認識のもと、エレベーターホールで顔を合わ…

どのジンジャーブレッドマンがお好きかしら?

先日、ひと息つこうかとソファに座りかけつつテレビを点けた。 すると画面には、年代物のようなCMが映し出された。 古き良き時代の、厳かでありながらも華やかさを纏ったお正月を思わせるような、蒲鉾のCMだ。 この時季のために作られたCMを長年大切に…

大人の本気とスパゲッティの木。

冬を感じる瞬間が少しずつ増えてきた。 お鍋から立ち上る湯気や、体を湯船に静めたときに感じられる、じんわりと体中に広がる温かさ。 頬を刺すような冷たさや、見上げた空の白っぽさに、冬を前に最後の力を振り絞るようにして色を解き放つ植物。 ストールに…

大人の知識|本来のクリスマスページェントとは?

冬の済んだ空気の中、クリスマスイルミネーションが夜の街を彩っている。 放たれている灯りには、若干の、自分の心模様が反映されるようにも思うけれど、冬ならではの華やかさは、やはり今年もキレイだと思った。 この時季の日本では、光のページェントとい…

ベラヴェカ(ベラベッカ)で、ほっと一息、いかがでしょうか。

朝食のパンを買いに、近所のパン屋へ向かった。 パンは必ずここで。と言えるくらいの情熱を向けている、特別なパン屋があるわけではないのだけれど、 幸い、満足できるパン屋が近所に点在しているため、都合や気分で向かう先を決めている。 その日は、用事つ…

“馬蹄”がラッキーモチーフだと言われているのはどうしてかしら?

友人から、ラッキーモチーフの馬蹄の向きはどちらが正解なのか尋ねられた。 幸運が訪れますようにというメッセージと共に、馬蹄デザインのブローチをいただいたそうなのだけれども、 輪になっている部分を上にしても下にしても使うことができるようなデザイ…

イヤープレートと認め合った印。

来年版のイヤープレートが目に入り、もうそのような時季かと思った。 イヤープレートとは、クリスマスプレートと呼ばれることもある陶磁器製の絵皿のことで、 毎年、その年限定の絵柄で生産されている。 どこのショップが毎年生産しているのか、その辺りはあ…

アドベントカレンダーの背景をのぞいてみませんか。

出先で、アドベントカレンダーを目にするようになった。 アドベントカレンダーとは、クリスマスまであと何日かをカウントダウンするカレンダーのこと。 頻繁に目にするのは、クリスマスの絵柄に点線で囲まれた日付付きの扉が付いており、 その日の扉を開ける…

オトナの知識|クリスマスオーナメントに込められている意味とは?(キャンディーケイン編)

リビングで存在感を解き放っているのは、かれこれ10年近いお付き合いになるガジュマルの木だ。 日当たりの良い場所に置いているのだけれど、植物にとってお日様の力は私たちが思う以上に絶大なようで、 窓へ向かって枝を流線形に伸ばし続けている。 向きを…

口癖から取り扱いまで。

準備されている椅子に座って順番待ちをしていると、隣の椅子に、ご年配夫婦が腰を下ろした。 どれくらいの時間待っているのか尋ねられ、10分程だと返すと、「ちょっと席を外すけれど、これは私の身代わりね」と可愛らしい笑顔を向けられた。 ご婦人の身代…

どっぷりと浸っている習慣や文化は見えにくい。

レジカウンターに並んでいたのだけれど、一向に進む気配が無かったため、前方の様子を伺うった。 すると、スタッフの方が何度も頭を下げながら、目の前のお客に返品のお断りをしているところだった。 徐々にヒートアップするお客とのやり取りに不安を感じた…

赤い果実と真実と。

街路樹にルビーのように鮮やかで、瑞々しさ溢れる木の実が、いくつも生っていた。 見慣れているはずの街路樹を視界の端に捉えながら、何という木だっただろうかと思った。 初夏辺りに花が咲くのだけれど、その花を目にする度に、 薄れゆく春と、薄っすらと感…

秋の空を泳ぐ蜻蛉の扱いも様々です。

ある野外イベントをのぞこうと思い、都合が付けられそうな最終日のチケットを、一か月前に購入し、心待ちにしていた。 先日、張り切ってそのイベントへと足を運び、入場口でスマートフォン内のアプリに保存してあったチケットを提示した。 しかしそこには、…

大らかさも、それぞれである。

裏道りへ入ると、数人の大人たちが路上駐車中の車の前に集まっていた。 何ごとだろうかと思いながら通り過ぎようとしたときに目に入ったのは、並べて駐車してあった4台の車だった。 前後の隙間が極端に狭く、車の向きもバラバラだったため、車を出そうにも…

日本のファッション誌は日本文化のひとつ!?

書店の出入り口付近に平積みされていたファッション誌を眺め、思う。 様々な分野の情報を、簡単にインターネットを通して入手できることが当たり前で、ペーパーレス化も同時進行している今、 年間、どれくらいの数の人がファッション誌の現物を購入している…

ホーキーポーキーと謎解きの想い出と。

今年の夏は、普段あまり口にしないアイスをたくさん口にした。 体のウエイトに大きな影響が出なかったのは、酷暑だったことから、 手が伸びたアイスのほとんどが、低カロリーの氷菓ばかりだったからだと思う。 今年の夏、偶然目にしたニュージーランドのホー…

うがい薬とお国柄。

私は、喉に違和感を覚えてうがいをするとき、エルダーフラワーのハーブティーをこれでもかというくらい濃く作り、冷ましたものでうがいをする。 だから、うがい薬のようなものには慣れておらず得意ではないのだけれど、久しぶりに、うがい薬のイソジンを購入…

ジビエと花木と抜け道と。

偶然手に取った雑誌にジビエ料理の店が紹介されていた。 ジビエは、狩猟によって獲った野生の獣や鳥の肉を意味するフランス語で、 ヨーロッパでは古くから、貴族たちの間で愛されてきた伝統料理だ。 ジビエ料理が、どうして貴族たちの間でのみ楽しまれていた…

スイカの種と迷信の真意はいかに!?

背後から「すみません」と声をかけられた。 ぎこちなさが感じられる日本語に振り替えると、アジア圏であろう方が「スイカの種は、どこで買えますか」と言った。 私が立っていた場所は、ドライフルーツやナッツ類の品揃えが豊富な陳列棚の前。 棚を、端から確…

フンとモラルとお国柄。

太陽が静かに沈み始め、辺りが淡い桃色に包まれ始めた。 この時季に見ることができる淡い桃色の夕焼け空が好きだ。 10分、いや、5分ほどで消えてしまう淡い空色だけれども、 ただただ好きだという気持ちだけで胸の奥が満たされていく感覚を、とても贅沢な…

引っ越しのご挨拶も様々だ。

私が越してきた時に一度だけお会いしただけの間柄だったけれど、 自宅の真上に住んでいらっしゃった方が、数か月前に引っ越しされた。 それから一か月も経たないうちに、次の方が越していらした。 ご丁寧なご挨拶を頂戴したのだけれど、それっきり顔を合わせ…

魔法の言葉は何かしら?

ここ最近、街中の雰囲気がやけにエネルギッシュだと感じていたのだけれど、それもそのはず。 巷は夏休みである。 大人になった誰もが1度は感じるであろう「今の私に、あの頃の時間があったなら」という気持ち、私は未だにチラリと感じることがある。 とは言…

私と彼らとのご縁をくっつけてはくれなかった、あの粘着力。

テレビを観ていたら、どこかの小学校の職員室だったと思うのだけれども、 ハエ捕り紙(という名称が合っているのかどうかは分からない)が、 天井からぶら下がっている映像が流れた。 まだ、このアイテムが使われていることを知り、様々な記憶が蘇った。 ハエ…

日本の水と外国の水の、あれやこれや。

寝起きの喉を潤すべく、ウォーターサーバーのボタンを押した。 しかし、スズメの涙ほどの量しか出てこず、朝からウォーターパックの詰め替え作業を行った。 ひと息つかぬまま、レモン果汁を入れたグラスに水を注ぎ、それを矢継ぎ早にゴクゴクと喉の奥へと流…

名刺の扱いに添える心遣い。

一年振り?いや、もっと? そのような返しから始まった外国の知人とのやり取り。 また少し、自分のボキャブラリーが、ザルの目から抜け落ちているように感じ焦ったりもして。 残念ながら、私の場合、三つ子の魂百までといったレベルではないのだろう。 次の…

クチナシの香りと過ぎ去りし日。

胸の奥をぎゅっと掴まれるような強くて艶やかな香りがした。 確かに知っている花の香りなのだけれど、すぐに名前が出てこない。 頭の中では、その香りをめぐって一人連想ゲームのようなことが始まっていた。 金木犀ではなくて……沈丁花でもなくて……、ほら、こ…