幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

外国のおはなし

縄跳びで注目の的!?

延長コードを使おうと、コード類をまとめているボックスを久しぶりに開けた。 引っ越しをする度に様々な長さのコードが必要になるものだから、いつの間にかサイズ違いがひと通り揃ってしまっている。 ボックスを覗き込みながらコードを選り分けていたのだけ…

同じだけれど同じじゃないの。

その日は、朝から雨がぱらついていた。 ベランダに出ると雨の匂いと適度な湿度が感じられた。 見上げた空にはグレー色を帯びた雲が広がっており、その雲は「ここからは、ひと雨降る毎に秋が深まっていく」ということを知らせるサインのようにも見えた。 しば…

アイ・ラブ・パン粉。

待ち時間の手持ち無沙汰を埋めるべくネットサーフィンをしていると、素敵な画像が目にとまった。 その画像の出どころを探していると、様々なお料理レシピを紹介している外国の方のサイトに辿り着いた。 食器類のチョイスや盛り付けも素敵で、しばしサイト内…

糠漬けキュウリとキューカンバーエキス。

今春の頃だったと思うのだけれど、ふと、新しいことにトライしてみたくなった。 しかし、世の中はコロナウイルスのことでてんやわんやしており、トライできることにも限りがあった。 そこで、自宅で簡単に始められることの中から、以前から興味を持っていた…

「ムンクの叫び」と「アイスクリームは結構です」

友人から届いたメッセージに絵文字がズラリと並んでいた。 使われていたのは、人が叫んでいるような顔をした絵文字である。 ムンクの叫びを元にデザインされたように見える、その絵文字を眺めながら、あの作品のことを思い浮かべた。 私たちが「ムンクの叫び…

仙草ゼリーで暑気払い。

いくつかの調味料が順に切れ、代用にも限界がきたため、重い腰を上げて買い出しへ出かけた。 久しぶりの場だったこともあり、入店するや否や目移りまっしぐらといった逸る気持ちを落ち着かせて必要なものをカゴに入れた。 買い忘れはないかカゴの中身を確認…

いつの日か、サボテン果実のお味見を。

梅雨が明けたような気がした途端に、夏の本気を見せつけらる日々だ。 なかなか明けない梅雨にヤキモキしつつも、今年は暑さ控えめの夏になるかもしれないと、私は密かに期待していたのだけれど、やはり今年も、このような状況下でも、自然は帳尻を合わせてく…

ベリー色の思い出。

凍らせておいたブドウとブルーベリーを冷凍庫から取り出し、調理の合間に摘まんだ。 カチカチに凍っているそれも、摘まみ上げて口の中に放り込むと、いい塩梅に溶け、シャリシャリとした夏らしい食感と、フルーツの美味しさが凝縮された果汁がジュワッと口の…

穴の中のヒキガエル。

栞代わりに使っているポストカードに描かれているのは、とてもキュートなカエルだ。 一丁前に、頭にはゴールドの王冠を、右手(右前足)には美味しそうなパイが乗った皿を乗せてポーズを決めている。 表情を作る個々のパーツのみを見ていけば不愛想にも思える…

夏の知らせが届いた日。

梅雨真っ只中だと思っていたその日、雨が止んでいる僅かな時を狙ってのことか、我が家にも今年の蝉、第一号がやってきた。 目覚めの悪い体をグイッと起こしてベッドの上でぼーっとしていると、すぐ近くで鳴く蝉の声がダイレクトに脳に届いた。 わっ、ついに…

回さなかったターンテーブル。

バランスボールと戯れながら、どこでも好きなお店で自由に食事をしていいと言われたら、今の私は何処へ行くだろうかと思った。 行きたいところは多々あるけれど、店内環境を選別理由に加えている自分に少し驚いた。 体勢を変えて想像を仕切り直すと、今度は…

遠いあの日のハジメテとリンク。

買い置きをしているグリーティングカードが底をついてしまいそうだったため、慣れているお店へと足を運んだ。 気付けば約4カ月振りの店内で、慣れた場所だというのに、「ハジメテ」を経験するときのようなワクワクと緊張感に包まれた。 数カ所あった入り口…

ピムスと一緒に、バカンス気分で日光浴。

普段はあまり口にはしない冷たいものを、ここのところは、度々手に取っているように思う。 昨晩も食後のデザートにカップタイプのシャーベットに手を伸ばしたのだけれど、食べ終えるや否や白湯を飲むという、「涼みたいの?温まりたいの?一体どうしたいの!…

消えてしまいそうなロゼッタと海を渡ったロゼッタと。

近所にあるパン屋の前を通ると店のシャッターが閉まっていた。 店休日に来てしまったかと思いながら貼り紙を見ると、閉店のお知らせが記されていた。 数日前は、良質なお肉を取り揃えている精肉店で似たような貼り紙を目にしており、「またか……」と複雑な思…

ニシンの衝撃を思い出した日。

ガーデンチェアでハーブティーを飲んでいると、焼き魚の香ばしい香りが風に乗ってやってきた。 その香りにつられた私の脳内には、ホッケの塩焼きを食べたいという思いが広がった。 そこに美味しい日本酒があれば、最高である。 英国暮らしをしいているときに…

黒猫を眺めつつお国巡りを。

ベランダから下を見下ろしていると駐車場で黒い塊が動いたような気がした。 目を凝らすと、2匹の黒猫が、アスファルトに体を擦りつけるようにして転がりながら日光浴を楽しんでいた。 遠目からでも気持ちよさそうに転がっていることが分かり、微笑ましく思…

金魚の歩みとモノゴトの見え方と。

金魚柄の箸置きを丁寧に洗ってみた。 金魚モチーフの季節は夏だから、これを使うのはもう少し先になるのだけれど、これからやってくる季節に思いを馳せて支度中である。 金魚は、豊かさや幸せ、富といった意味を持っているので縁起物として扱われているけれ…

毒草だらけのポイズン・ガーデン。

後にジャガイモの芽が出てくるであろう場所を、一つずつくり抜いていく。 虫食いに遭ったみたいに見えるその姿に「毒対策完了!」と心の中で発しながら、皮剥きに取り掛かった。 ジャガイモの毒は、炒めても、揚げても、オーブンで焼いても無くなることはな…

お約束はスピナッチを使うことだけ。

パンを美味しく食べたくて……いや、そのままでも美味しいパンを、より一層美味しく食べたくてサバ缶で和風のリエットを作った。 サバ缶という存在が、本来であれば手間暇かかることの全てを私の代わりに済ませてくれていたので、所要時間5分ほどで作業が完了…

古いコインと神様のご機嫌。

引き出しの奥からずっしりとした重みの箱が出てきた。 重みを感じながら箱を開けると、お財布に入りきらないほどの量の外国コインが入っていた。 外国から帰国した際に、使いきれずに行き場を失ってしまった外国通貨は、ユニセフ外国コイン募金に寄付するこ…

野生の幸運を召し上がれ。

旬に入ったこともあり、アスパラガスを口にする機会が増えつつある。 旬の走りならではの美味しさはもちろんなのだけれど、女性に嬉しい栄養をたっぷりと含んでいるし、紫外線量が増えるこの時季には口にしておいて損はない野菜である。 この辺りの話題は過…

想像力はどこまでも自由である。

開封するのを楽しみにしていた海苔を箱から取り出した。 漆黒とは少し違うけれど、真黒な海苔からは磯の香りがした。 キッチンのライトに透かして見ると真黒の奥にある茶褐色が光に照らされて、半貴石のような色を放った。 半貴石(はんきせき)というと、頭に…

ゴマ擂りとゴマすりと。

断捨離してしまおうかと出しておいたあたり鉢(すり鉢)の中でゴマを擂った。 ゴリゴリと心地よい重低音に浸っていると、擂りたてのゴマから香ばしい香りがし始めた。 この香りを楽しめるだけでも十分に、役割を果たしてくれているあたり鉢(すり鉢)なのだけれ…

ドキリとする前に推測せよ!?

先週届けていただいた桃と桜、菜の花が着々と開花し始めた。 今回はお店の方のご厚意でピンク色のカーネーションも加えられており、優しい春の色合いがリビングを彩っている。 今にも開きそうなほどぷっくりと膨らんでいる桃の花の蕾はなかなか開かず、その…

陽だまりの贅沢。

リビングに大きな陽だまりができていた。 これ、私が好きなもののひとつである。 目を通す予定でいた期日間近の資料の全てを持って、この陽だまりの中に座った。 しばらくすると、太陽に温められた血液が全身を駆け巡る合図を送ってきたのか、足の指先がジン…

花よりもコーヒーとタバコが好きだという店主から教わった葉牡丹のはなし。

道すがらにあった花壇に葉牡丹がぎゅうぎゅうに敷き詰められていた。 葉牡丹が想像できる以上に成長してしまったのか、このぎゅうぎゅう感を狙って植えられたのか、真意は分からないけれど、信号待ちをしている間、その葉牡丹の密集風景に見入ってしまった。…

作られる常識と漂白剤。

ドラッグストアに立ち寄り、洗剤を物色していると、食器洗い専用洗剤を片っ端から手に取り、「これも違う」、「こっちも違う」と話している外国人夫婦の会話が聞こえてきた。 私の耳や英語力はネイティブ級ではないため、自動で聞き取ることができる会話の内…

南半球からやってきたサンタクロースとその相棒。

大掃除をしなくてはいけない場所は多々あるのだけれど、レターボックスの整理に手を付けた。 全ての作業に優先順位を付けるならば、多分これは下位に位置する作業である。 そのようなことを思いながらも黙々と手先を動かして仕分けしていると、古いクリスマ…

イタリアンの視野を広げてみませんか。

おすすめしていただいたイタリアンレストランのエントランスを潜った。 イタリアンと聞いていたこともあり、私の脳内には、これぞイタリアンといった店構えや内装のイメージが広がっていたのだけれど、店内はイタリアとスペインを混ぜ合わせたような、温かみ…

1ダースの常識。

パン屋の陳列棚に、小さめのロールパンやひと口サイズのクロワッサンなどが袋詰めされた状態で並んでいることがある。 たくさん入っているなと感じることもあるけれど、私は、これは1ダースだろうか?と思うことがある。 私たちの常識では「1ダース=12…