幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

日常

剥き方に個性あり。

食べ時を逃してしまったポンカンが4つ、ダイニングテーブルの上で瑞々しさを失いかけていた。 どうしたものかと眺めた末、使い切りのポンカンジャムを作ることにした。 作ると言っても、4つしかないポンカンで作るのだから作業時間は10分弱ほどである。 …

理髪店のフィギュアを外から眺めつつ。 

古い理髪店の前を通ると、窓際に漫画のキャラクターを模ったフィギュアが並べられていた。 それらは全て親指の長さほどの大きさのもので、ひとつひとつはそれほど大きいものではなかったけれど、床から天井まである窓の下半分ほどの面積を占めており、それな…

菜の花も春を待つ。

サラダに春を添えたくて、冷蔵庫から菜の花を取り出した。 ここで言うところの菜の花は菜種油をとるアブラナのことである。 いつだったか、野菜ソムリエの方に「菜の花」という呼び方は、アブラナ科の植物の総称なので、細かく言えばキャベツやブロッコリー…

陽だまりの贅沢。

リビングに大きな陽だまりができていた。 これ、私が好きなもののひとつである。 目を通す予定でいた期日間近の資料の全てを持って、この陽だまりの中に座った。 しばらくすると、太陽に温められた血液が全身を駆け巡る合図を送ってきたのか、足の指先がジン…

豆まきの光景と宝船。

先日の節分の日。 こんな声では鬼も福も無いのではないだろうかと思うような小声で、「鬼は外、福は内」と呟きながら豆を撒いた。 自分の中の鬼退治と福の呼び込みの意味での、自分目掛けて「鬼は外、福は内」も忘れずに。 そのような話を知人にしたところ、…

道すがらの月桂樹からの数珠繋ぎ。

時折、通り抜けに使わせていただいている自宅近くの公園は、様々な種類の木と季節の花で彩られている。 先日は、公園管理をしている20名ほどの方々が、既に開花しているパンジーを花壇に植えているところを目にし、こうして作業してくださっているのか、と…

春よ来い、できたスペースに福よ来い。思考の海を揺られながらの春支度。

整理整頓を含めた小さな断捨離は時折行っているのだけれど、昨年末から大掛かりな断捨離を始めた。 数か月ほどの時間で物が大量に増えるようなことはないけれど、収納スペースに困っているわけではないということが良くも悪くも作用して、必要だと思い込んだ…

ひと粒で二度おいしいトムテト。

小学校に面する道路を歩いていると、中から「接ぎ木(つぎき)というのは、このようにして~」と聞こえてきた。 視線を向けるとしゃがんでいる子どもたちが、先生の手元を見上げていた。 接ぎ木(つぎき)とは、数種類の植物の切断面同士をくっつけて1つの植物…

素敵な葉っぱと危うい植物と。

友人から、冬空に掲げた葉っぱのアングルが素敵な画像が送られてきた。 その葉っぱの中央は、ディズニーキャラクターのシルエットにくり抜かれていたものだから思わず、「自分で作ったの?」と尋ねると、ディズニーランド内にあるトムソーヤ島で見つけたと返…

ますのことば遊び。

信号待ちをしながら、2月かと改めて思う。 深呼吸をして、冷たい空気をすーっとお腹の底、奥深くまで送り込んだ。 焦ったところで大差はない。 今日も丁……と思いかけたところで信号が青に変わった。 穏やかとも忙しないともとれる人混みに紛れながら横断歩…

噂話の真実は何処に。

通りがけにのぞいたジュエリーショップで素敵なピアスを見つけた。 そこに並んでいた幾つかの商品を目で追い、その場を離れようとしたときだった。 卓上ミラーと、先ほどまで視線を向けていたピアスを取り出した店員に、雰囲気だけでもと声をかけられたので…

季節の分かれ目だからこそ。

本日は節分、季節の分かれ目となる日である。 節分とは本来、立春、立夏、立秋、立冬の前日のことを指しており、年に4回あるものだ。 これが、一年は立春から始まるという考えのもと、室町時代辺りから立春の前日を節分と呼ぶようになったといわれている。 …

カイロのオンオフ自由自在。

出先で香水の残り香のような甘い香りがした。 蝋梅(ろうばい)の香りである。 蝋梅(ろうばい)とは、小さくて黄色い花を蜜蝋に浸してコーティングしたような姿をしていることから、その名が付けられたと言われている梅の花で、香水のような素敵な香りも特徴の…

どうでもいい話も、意外と相手を選ぶのでは?

一月半ば頃のことである。 その日は、少し遅れた新年会の予定があり待ち合わせの場所へと向かっていた。 第一次帰宅ラッシュの時間と重なり、車内は普段よりも混雑しており、入り口付近に立っていたはずの私は、いつの間にか車内中ごろの位置まで押しやられ…

出遅れてしまった丑紅を求めて。

寒の入りをした日、今年は丑紅(うしべに)でも新調しようかと思っていたのだけれど、気が付けば、そう思ったことがすっぽりと頭から抜け落ちたまま、寒の明けまであと数日というところまで来てしまっていた。 以前、この時季は、口紅を新調するのにも良い時季…

色濃くてドラマティックな日々。

急な冷え込みのせいなのか、布団から少し出しておいた足先が体を冷やしてしまったからなのか、珍しく早朝と言える時間に目が覚めた。 ベッドかから抜け出した後は、いつもの癖でリビングのブラインドを勢いよく開けたけれど、そこに広がっていた景色は「夜」…

チョコレートとラクダと小さな楽しみと。

あっという間に、バレンタインチョコレートの話題が飛び交う時季である。 話題のメインは誰に贈るかではなく、どこのチョコレートが美味しいか、どのショコラティエのチョコレートが気になるかといったところ。 バレンタインの在り方も、この時季のチョコレ…

当たり前でワンダフル。

パソコンのキーボードを叩く手を止め、体を仰け反らせて天井を見上げた。 知っているはずの天井なのだけれど、こんな柄の壁紙だったかなと度々思う。 自分で選んだものだったならば何となく記憶に残っているのかもしれないけれど、そうではない場合、なんと…

寒い朝の悪魔の囁きには拍手を。

寒い……寒い……と呟きながらベッドの中で足をバタつかせてみた。 可能な限り自前の体温を上げて心地良く眠りにつこう、という至極アナログな算段である。 しかし、自分の体温が思うように上がらず、この夜はカシミヤの大判ストールを掛け布団の上にふわりと重…

背伸びせずに楽しめるようになったとき、全てが宝に変わってた。

この時季の、ささやかな楽しみのひとつは金柑だ。 存在感を放ち合うフルーツが山積みにされている一角の、更に端の辺りで透明カップに入れられた状態で置かれていることが多いように思う。 駄菓子屋さんに売っていそうな、粒々とした砂糖がまぶしてある大玉…

相手への思いがもれる待ち姿。

待ち合わせの場所に、約束の時間よりも早く着いたときのことである。 人が、ひっきりなしに行き交う様子を眺めていると、私同様に待ち合わせをしている人たちが目に留まった。 性別も年齢層もバラバラだったけれど、それぞれの前に一人、また一人、と待ち合…

“何もない”は“何でもある”。

オーガニック食材を扱っているお店を見つけ、足を踏み入れた。 初めて通る場所ではなかったのだけれど、以前、この場所に何があったのか思い出せぬまま店内を見回った。 私には、何から何までオーガニックで統一するというようなストイックさは無いけれど、…

絵馬掛け場の景色が変わる頃?

今年は参拝客の姿が疎らになった頃、初詣へ。 お正月の雰囲気が残っているか気になったけれど、厳かな雰囲気に混じった、年が明けて間もないそれも十分に感じられ、今年も良き日々を重ねたいと思いながら手水舎で身を清めた。 砂利が敷き詰められた参道を歩…

グーグルマップと艶やかな梅の花。

先日、グーグルマップのストリートビューを使って、今は亡き大切な方に会うことができたというニュースを目にした。 グーグルマップのストリートビューとは、世界中の至る場所の景色を、360度、どの角度からも見ることができるというグーグルマップに搭載…

キッチンで耳の虫、現る。

カロリーを度外視した濃厚なベイクドチーズケーキを口にしたくなった。 それならば焼いてしまおうと思い立ち、調理に取り掛かった。 私が作るそれは、私のフランス語講師だったフランス人女性直伝のレシピである。 とにかく何でも豪快で適当に見えた彼女だっ…

裏路地で、冬の向日葵と濡れタオル。

隠れ家へ向かうような気分にさせられる裏路地を通って目的地へ向かっていると、冬の景色には不釣り合いな向日葵が咲いていた。 きっと、向日葵に似た花だろうと思いながら近づいてみたのだけれど、どこからどう見てもそれは向日葵だった。 夏に咲いていた向…

断捨離から生まれた空きスペースに舞い込んた思わぬ気付き。

昨年末、断捨離をした。 ここ5、6年の間、一度も使っていない諸々だったけれど、その間に行った引っ越しは3回。 その度に梱包と荷解きを行ってきたことを思い返し、そろそろ手放してもいいのではないだろうかと、重い腰を上げ決行した。 年末の慌ただしい…

花よりもコーヒーとタバコが好きだという店主から教わった葉牡丹のはなし。

道すがらにあった花壇に葉牡丹がぎゅうぎゅうに敷き詰められていた。 葉牡丹が想像できる以上に成長してしまったのか、このぎゅうぎゅう感を狙って植えられたのか、真意は分からないけれど、信号待ちをしている間、その葉牡丹の密集風景に見入ってしまった。…

一息ついてシンプルにかえる。

この時季は、室内に置いている観葉植物に水を与える回数が非常に増える。 暖房の影響もあってか、夏以上に水を欲しているようで、すぐに土の表面が乾きはじめるのだ。 花器になみなみと注いだはずの水も翌朝には水嵩が減っており、思わず、良い飲みっぷりね…

帳消しの日と、あの世界の休日と。

今年もあっという間に過ぎていくような感覚に焦りを覚え、もしや「妖怪いそがし」の仕業では!?と思い、一息つくことにした。 ※「妖怪いそがし」にご興味ありましたら、下記の過去記事『休息することに罪悪感を覚えることがあるアナタ、「妖怪いそがし」に…