幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

日常

残暑の熱を和らげてくれるバジルの咲き姿。

オーガニック食材などを専門に扱っているショップの前を通り過ぎようとしたとき、おしゃれな黒板風の看板に、「バジルの季節ももうすぐ終わります」とあった。 気まぐれでバジル栽培をしていた時期もあったけれど、思っているよりも手軽に手に入るバジルとい…

消えた一の腕の行方を追って。

知人とくだらないメッセージのやり取りをしながら、米粉のパンケーキを焼いていたときのことである。 「これもくだらない話だけど、第一関節って指先から一番目の関節のことなのか、指の根元から数えて一番目の関節なのか、ふと迷うことがある。」とあった。…

宝石の欠片みたいな雨が降るときに。

この時季に降る天気雨が好きだ。 青空から無数の雨粒がザザザザーッと音を立てて落ちてくる。 太陽の光に照らされながら落ちてくるそれは、宝石の欠片みたいにキラキラとしていて、ちょっと嬉しい。 薄暗い景色の中で降りだした雨に遭遇した時には、雨宿りを…

素敵な秋の始まりにチョコレートコスモスなどいかがでしょうか。

そのビルの外には、エントランスに向かう上り階段に沿うようにして、両サイドに小さな花壇が設けてある。 植えられている植物はシーズン毎に植え替えられているのだけれど、咲き姿が、段々畑に咲く花のように見えるものだから、暑い日も寒い日も雨の日も、こ…

ハレとケを見守るエニシの場所。

予定時刻まで時間に余裕がないときに限ってタクシーが捕まらない。 それもそのはず、その日は土砂降りが長引いており、ほとんどのタクシーが出払っていた。 他の移動手段も脳裏を過ったけれど、このような時は急がば回れ。 専用ベンチに座って、薄灰色に染ま…

先人たちも一石二鳥以上を狙っていた気がする芋名月。

残暑に気を取られているうちに空気はすっかり秋の匂いだ。 初夏に香るフレッシュな草木の匂いも良いけれど、秋に鼻先を擽る、少し乾いた草木の匂いも風情があっていい。 そのようなことを思いながらガーデンチェアで乾いた喉を潤わせていると、ふわりと甘い…

稲妻のパートナーは誰?

急に、地面を叩きつけるような強い雨が降り出した。 その大きな音が気になってリビングの窓のそばへ行くと、いつも目にしている建物や植物の一切合切が真っ白なベールで覆い隠されていた。 ゴロゴロと鳴り始めた雷とヒューヒューと音を立てながら吹く風に耳…

皆のお顔に忍び寄る3センチ。

「暮らしの相棒」のひとつだった我が家の冷蔵庫が代替わりをした。 度重なる引っ越しにも耐え、大きなトラブルを引き起こすことなく、私の胃袋を満たすことに尽力してくれていたのだけれど、先日初めて食材をガッチガチに凍らせた。 いつお役目を終えてもお…

どのような世界にも器用、不器用はあるようだ。

ひと息ついでに、マンションのエントランスホールへ郵便物を受け取りに行くと、顔見知りの管理人さんがフロアの一角にしゃがみ込んでいた。 声をかけると、下手な蜘蛛の巣があると言って手招きするものだから、「ん~蜘蛛は苦手なんです」と心の中で呟きなが…

目で届け合えるハッピーがある。

持ち込む衣類によってクリーニング店を使い分けているのだけれど、その中の一店舗が近々店仕舞いすることになった。 どこにお願いしても同じだろうと思っていた時期もあったけれど、そうではないと気付かされる出来事を幾度か経験し、引っ越しをする度に、信…

セップと不名誉なレッテルと。

キノコをふんだんに使ったメニューを目にすると秋を感じるのだけれど、よくよくキノコの種類を見てみると、一年を通して目にしているキノコばかりということがある。 そこに気が付くと、なんて私は単純なのだろうかと思ったりもするのだけれど、季節を感じる…

知ってみること、知ろうとしないこと。

自分が被害者側に立った場合の想像は、割と簡単にできるけれど、自分が加害者側に立った場合の想像は、簡単にとはいかないように思う。 先日、外国暮らしから帰国した友人と久しぶりに時差を気にせずに話をした。 その話題の中に、アジア人差別に関する話題…

古にブームを巻き起こした万年青とは何ぞや?

道すがら、素敵な観葉植物が多数並べられているフラワーショップが目に留まった。 こんなところにフラワーショップなんてあっただろうかと思いながら、植物に吸い寄せられるかのようにしてお店のエントランスを潜った。 高い天井からは、おしゃれな照明器具…

秋の七草でスタンプラリーできるかな。

考えごとをしながら歩いていたからか、駅構内でうっかり受け取ってしまった団扇の収め場所に困ってしまった。 手にしていたバッグにそれが入る余地などなく、どうしたものだろうかと持ち手部分を無駄にクルリクルリと回しながら歩いた。 団扇の片面にはどこ…

落とし物の鶴。

外出先の道沿いに、きれいな色をした紙切れのようなものが落ちていた。 間隔を開けて、また一枚、更にまた一枚と続いた。 程よい感覚で視界の端に入ってくるそれを横目で捉えながら、まるでヘンゼルとグレーテルの話に出てくる、兄ヘンゼルが道標に落とした…

数字で伝える愛のことば。

本日8月31日は、日本ではアイラブユー(I LOVE YOU)の日なのだそう。 これを制定したのは日本の企業なのだけれど、もとは、英語圏で使われているナンバースラング(俗語、隠語のようなもの)である。 英国在住の頃、友人たちに様々なナンバースラングを教え…

松ぼっくりに喉の渇きを教えてもらう!?

その日は、傘をさすか否か迷うような小雨が、パラついたり止んだりを繰り返す中、古き良き日本の景色を想像させられるような街を散策していた。 橋の上から川をのぞくと川の水は雨で濁っていたけれど、川沿いに植えられている樹木の葉っぱは雨のシャワーを浴…

恐怖がセンチメンタルに変わる頃。 

この時季の恐怖は、彼らの休息スタイルである。 彼らというのは、夏を夏らしく盛り上げてくれる蝉たちのことで、今年も既に幾度か自宅のベランダでひっくり返っている蝉を発見した。 その豪快な見た目から、我が家のベランダで力尽きてしまったのだろうと判…

シークレットワードとして使ってしまった名。

夏休みだからだろうか。 恐竜のおもちゃを握りしめている子どもを何度も見かけた。 恐竜は少年の心を躍らせる何かを備えているのか、恐竜のおもちゃを握りしめていたのは、男の子ばかりであった。 恐竜と男の子を安易に結びつけてしまうのは違うような気もす…

なりきりっぷりを観察した夏の午後。

調べものついでに随分と久しぶりに『土佐日記』を手にとった。 作者である紀貫之(きのつらゆき)の名前を目にするのも久しぶりである。 学生の頃は、読まされている、読んでおいた方がいいと言われているものという感覚が強かったのだけれど、あるとき、ふ…

愛嬌と擬態化と。

最上階に止まっているエレベーターが下りてくるのを、表示パネルを眺めながら待っていると、 壁に細い枝木がくっついていることに気が付いた。 何をどうしたら、この素材の壁に枝木がくっつくのだろうかと不思議に思いながら眺めていると、それが枝木に擬態…

全力で生きるものの眼。

またである。 我が家のベランダには、野鳥のお客様が度々遊びにやってくる。 引っ越す先々で、新しい出会いがあり、それはそれで楽しいのだけれど厄介なのは番いの鳩である。 彼らは、一旦、目を付けた場所は何としてでも手に入れようとするガッツを持ち合わ…

涙の味にもバリエーション。

風に巻き上げられた砂が目に入り視界を塞いだ。 このような時に限って目薬を持っていないと思うや否や、涙が目の奥から溢れ出した。 体本来の機能が発動し、涙で異物を洗い流そうとしてくれている状態に感謝しつつ、眼球を砂埃で傷つけてしまわぬように注意…

住み分けからチラリ覗き見。

パソコン画面にズラリと並んでいるのは音楽ジャンルや音楽用語。 音楽を楽しもうと思ったのではなく、振込手続きを行おうと支店名を確認していたときのこと。 私はインターネットバンキングのお世話になることが非常に多い。 未だに賛否両論あり、不安が完全…

南空に浮かぶ赤を目印に。

クーラーで冷えきって凍ってしまいそうな体を程よく解凍させたくてベランダへ出た。 遅い時間だったけれど、昼間同様の暑さに眩暈を起こしそうになった。 体の冷たさは一瞬で消え、すぐに室内の冷気が恋しくなる中で聞こえてくるのは、往来する自動車の走行…

狭間で感じる季節の欠片。

暦上は着々と秋へ向かっているのだけれど、まだまだ残暑厳しい夏の頃である。 今朝も寝室のクーラーを止めてリビングへ移動するなり、リビングのエアコンのスイッチを押し、出出しの生温い風から外気温の高さを想像し、思わず眉間にシワを寄せてしまった。 …

黄色いポストにニヤリとする夏。

久しぶりに郵便局へ行った。 局内へ入ると、程よく冷えた空間が心地よく、外気によって温められすぎた体から、熱がスーッとひいていく。 列に並びながらカウンターの奥を眺めていると、歴代の貯金箱だろうか。 円柱型のポストを模ったカラフルな貯金箱がズラ…

夏の日と、真っ赤に染まった白いワンピース。

小さな女の子が父親に手をひかれ目の前を歩いていた。 夏らしい真っ白なワンピースをまとっており、右手には、いや、右腕には真っ赤なイチゴ味であろうかき氷が抱えられていた。 大事なそれを落とさぬように何度も視線を向けながら小脇に抱え込む姿が可愛ら…

夏の味覚は、見た目重視と大人レディー仕様、どちらでカットしましょうか。

少し遅めの梅雨明けの後に、帳尻を合わせるかのように押し寄せてきた今年の暑さに半ば項垂れながら歩いていると、 キャンプかBBQか、はたまた海にでも持って行くのか、軽装の集団が大きなスイカを数個、車に積み込んでいるところを目にした。 この暑さは…

レトロな雰囲気の小路で見た萎んだ朝顔。

日陰を探して裏道を選びながら目的地へ向かっていたときのことだ。 レトロな雰囲気の小路に入り込み、古い映画のワンシーンに使われていそうな景色に出会った。 外に並べられた沢山の鉢植えは、水をあげたばかりなのだろう。 水滴がついたままになっており、…