幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

日常

糸に刻まれている結びつき。

ワンピースの裾からひょろりと糸くずが垂れていた。 逃がすまいと意気込んで糸の端を指先で摘まんで引き上げると、マジシャンが世界中の国旗を取り出すときのように、するするするっと裾上げを縫い留めていた糸が、胸元近くまで抜けてしまった。 縫い留めて…

10歳までのスペシャルな機会。

普段フラワーショップで手に取る花は、存在感があるものがほとんどだ。 きっと、無意識に「せっかくフラワーショップで買うのだから」という気持ちが働いていたのだろうと思う。 しかしその日は珍しく、草花のようなものばかりに目が留まっていた。 それなら…

夏特有のムシムシ感から見る頑張り。

えっ、ムシムシッとする。 先日、寝ぼけまなこでベッドルームからリビングへ移動して真っ先に感じたことである。 来たな、来たな、来たな、夏―。 あまりの湿度の高さに声を出す気力を削がれ、全ての言葉はテロップという形で脳内に流れた。 窓を開け放ち、除…

ルバーブのジャム越しに見る洋菓子店の最後。

町の洋菓子店が閉店する。 生まれ育った町に住んでいるわけではないため、子どもの頃から慣れ親しんだ洋菓子店ではないのだけれど、 時々利用させていただいていた洋菓子店だったこともあり、ほんの少しだけ淋しいという気持ちが湧いた。 どのようなことも続…

サービスエリアとトイレの神様と。

サービスエリアに立ち寄った。 改装したばかりなのか、サービスエリアそのものが新しくできたばかりなのかは分からなかったけれど、そこは昔ながらのそれと言うよりは、洒落た雰囲気をまとっていた。 その雰囲気に煽られた私は、置いてある商品への期待値を…

茹で上がってしまわぬように過ごしたい。

今年に入り、幾度かお世話になったまま、お手入れを先延ばしにしていたレインブーツをせっせと洗った。 あとはパンプスタイプがあれば冬まで安泰だろうという算段である。 ついでにパンプスやサンダルにも軽くお手入れを施し、ズボラ柊希の必須アイテムであ…

恩師との思い出と古くて新しい座り方。

時折見返すもののひとつに、今は亡き書道の恩師からいただいた筆文字のお手本帖なるものがある。 学生の頃にいただいたものなので、色褪せも劣化も激しいのだけれど、自分で書く手書きの文字が崩れてきたように感じたときに、 そのお手本帖をパラパラと眺め…

この機会に、トリートメントとコンディショナーの得意分野を再確認してみませんか。

魔法の手の力を借りようとヘアサロンへ行った。 私の手に負えなくなった部分と、ちょっとした希望を伝えるだけで思い通りのヘアスタイルを作り出してもらえることに改めて感動した。 そう気持ちが動いてしまったものだから、それをそのまま伝えると「何年の…

ヘソクリから思う向き不向き。

ひょんなことから知人とヘソクリの話になった。 ヘソクリとは、皆さんご存知の人に秘密にしてこっそりと貯めたお金のことである。 ヘソクリの隠し場所に関しては、自宅に秘密の場所を設けている人もいるけれど、銀行に秘密口座を設ける人もいたりして、ヘソ…

目覚めのおはなし数珠繋ぎ。

朝起きて窓を開けたとき、そこにいつもの景色が無かったら、人はどのようなリアクションを取るのだろうか。 友人から送られてきたリスの動画を観て思った。 その動画というのは、冬眠中のリスがうっかり目覚めてしまい、地上に出てきたところを収めたものだ…

宝探しへのリベンジデー。

思いもよらぬタイミングでその時はやってきた。 先日触れたソリレスの話題。 あれから、そう時間が経たぬうちに丸鶏のローストを食す機会が訪れ、お宝ソリレスを探す絶好のチャンスを得たのである。 ソリレスをおさらいすると、ソリレスは、鶏の股関節近くと…

ダイエットからアンチエイジングまでを欲張ることができる乗り物。

「自転車でも買おうかな」と頭に浮かんだ。 私の日常に自転車がなくて困るようなことは何もなく、気まぐれ以外の何ものでもないのだけれど、どうして急にそのようなことが思い浮かんだのだろうと思い、ここ数日の日常を振り返った。 これと言った出来事や出…

本物の一途さには、程よい軽やかさが含まれているのかもしれない。

ポツリとできた休日を利用して、少し離れた場所まで足を延ばしてみることにした。 目的を持たずに散策するのも楽しいのだけれど、この日は、以前から気になっていたお寿司屋さんを目指すという目的を設定し出かけた。 もちろん、食べてばかりでは色々と気に…

二度見した掲示板と夏の音色。

人は予想外のものを目にしたとき、二度見、三度見をすると言うけれど、本当だと思った。 10日程前だったと思うのだけれど、道すがら、昔ながらの掲示板が目に入った。 様々な地域情報もスマートフォンひとつで手に入るようになったけれど、手書きのお知ら…

「骨ホロリ」の心配ご無用、お酢のチカラ。

その日も窓を、何度、開け閉めしただろう。 エアコンのスイッチを、何度入れたり切ったり、冷房にしたり除湿モードに切り替えたりしただろう。 こんなことをしているから夏が苦手になるのだろうと、自分を分析してみたりもするのだけれど、もうこればかりは…

“いつもどおり”ではない時間に出会ったもの。

自宅近くで夏祭りの準備が始まっていた。 辺りには、遠足や学園祭前のような非日常的高揚感が漂っており、胸の内側が、その空気につられて弾むような気がした。 お祭りの本番には行くことができないだろうと思い、辺りを少しだけ散策し、準備風景から夏祭り…

夏のサインと氷で淹れるお茶のおはなし。

今年も色香を纏ったようなクチナシの花の香りに、胸の奥をぎゅっと掴まれる季節がやってきた。 クチナシの花は、春の沈丁花、秋の金木犀と肩を並べて日本の三大香木と言われており、夏を告げる花でもある。 こうして辺りを見渡してみると、至る所に夏の知ら…

梅雨の残り香を、色褪せていく紫陽花と共に味わい納め。

この時季になると、学生の頃に友人が言い放った言葉を思い出すことがある。 それは、「夏ってさ、どさくさに紛れてやってくるから嫌なんだよねぇ」というもの。 本当にその通りだと思って大きく賛同し、上手いこと言うなと感心したのだ。 確か、鎌倉にある紫…

略奪を狙うツバメに目を光らせる見守り隊、ここにあり。

細道を抜けて大通りに出ようと思い、普段あまり使わない道へ入った。 すると、細道へ入ってすぐのところに数人の、ご年配女性たちの姿があった。 特段気にすることもせず、女性たちの背後を通り過ぎようとしたところ、付近一帯へ視線を向けていた1人の女性…

ちょっとしたハプニングとナンチャッテを楽しむ夜。

キッチンに立ち、ニンニクと生姜を効かせたお醤油ベースの調味液を作り、鶏のもも肉を取り出そうと冷蔵庫を開けた。 求めていたものは、もも肉だ。 しかし生憎、我が家の冷蔵庫内に鶏のもも肉は不在であった。 どうして調理開始前に確認しないのだろうかと毎…

新事実を見聞きするその日まで。

学校の制服を取り扱っている制服販売店のショウウィンドウに飾られていた制服が、いつの間にか夏物に衣替えしていることに気が付いた。 制服の着用が義務付けられていた頃は私服で過ごすことに憧れ、私服で過ごすことが当たり前になると制服の以外な良さに気…

不思議の国への扉の奥で出会った世界。

『不思議の国のアリス』をモチーフにして作られたボックスを持っている。 これをいただいたのは7年前、いやもっと経っているだろうか。 年に1度か2度、その箱を開けたり閉めたりしながら眺めて一息つくのが、ささやかな楽しみのひとつである。 本当は、い…

伝えたいことは先に言うべきか、それとも最後に言うべきか。

伝えたいことは先に言うべきか、それとも最後に言うべきか。 先日、そのようなことを話している方々がいた。 ビジネスシーンの多くでは、結論は先にと良く言われているように、話をよりスムースに進めるための手段のひとつではある。 他にも、集中力に乏しい…

短冊に恋文をしたためて。

そろそろ七夕の準備をと思い立ち、笹の予約をフラワーショップに入れた。 長すぎたり、大きすぎたりすると地味に扱いにくく、後片付けも少々面倒。 あれやこれやと楽しみたいけれど、そのようなことも脳裏を過ってしまうものだから、事前に希望を伝え、ベス…

その問いかけは、現実が詰まり過ぎていて反則である。

自宅近くに、新鮮な魚介類を数多く取り扱っている鮮魚店がある。 定番のものから旬を迎えたもの、時折目にする見慣れない魚などがズラリと並んでいるものだから、覘いたら最後、その日の夕食は魚メニューで決まりとなる。 何となく立ち寄ってしまうと、幸せ…

いつの間にか今年も夏越の大祓。

今年もいつの間にか、夏越の大祓(なごしのおおはらえ)の日であり、ハーフタイムデーでもある6月30日がやってきた。 1年をふたつに分ける古からの考え方でこの日を見ると、12月の末日(大晦日)と同じ、前半の末日(大晦日)である。 年末の大晦日が新年…

“米粒たわわ”にスポットライトを。

実際のところは分からないけれど雨があがった後の空気は、空気の汚れが雨で洗い流されたかのようで清々しい。 車が車道をビュンビュンと走り抜けていく様子は、普段と何ら変わりないというのに、歩道を歩きながら深呼吸をしてしまうほどだから、 やはり、気…

宝の持ち腐れにならない程度に新旧の様々を混ぜ合わせ。

開け放った窓から電車が走る音が聞こえた。 普段は聞こえないはずの音が近くにあるように聞こえるときというのは、雨が降るサインだと言われている。 これは雨を降らせる低気圧が運んできた空気によって普段とは異なる層が上空にでき、この空気の板のような…

料金に含まれている、あれやこれやをもう一度。

個性的な筆字で「料金表」と書いてあるボードを見上げ、料金を確認しながら、いつぞやかに聞いた話を思い出した。 それは、料金というものは、お金をいただく側が決める金額だという話である。 分かりきっていることなのだけれど、そのとき、なるほどと腑に…

今シーズンはじめての水浴びと共に行うボディメンテナンス。

今シーズン初めての水浴びを。 水浴びをしたのは私ではなく、我が家の観葉植物たちだ。 水やりをサボったわけではないのだけれど、元気がない……。 そう感じてから1週間ほど経過した。 普段よりも多めに水をあげてみたものの、時期でもないのに葉が落ち、枝…