幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

日常

何度でも知る機会があるのなら、何度でも知ってみれば良い。

花屋を覗いたら色とりどりのアルストロメリアが目に飛び込んできた。 アルストロメリアに限らず花たちの色彩が、年々、鮮やかさを増しているように思う。 その日は、ピンクに白、黄色にオレンジ、薄紫色をしたアルストロメリアまであった。 私が知っている色…

福来雀(ふくらすずめ)を愛でられる暮らし。

ベランダにやってきたスズメたちがお喋りをしている。 その場が、陽気な空気のもとでのお喋りだったかどうかは分からないけれど、 そうであって欲しいと無意識に思う私の気持ちが、 その光景を陽気なお喋りをしているように見せたのかもしれない。 スズメた…

ある意味フシギな言葉、バイ菌を紐解く。

シュッ、シュポッと、やる気のない音とともに飛び出したのは、スカスカの泡状のハンドソープ。 手のひらの上に乗っている明らかに足りないそれを軽く洗い流し、 詰め替え用パッケージに記されていた「バイ菌」という文字を眺めながら、 液状のハンドソープを…

苦手なカタチを心に刻んだ日。

観葉植物に与える活力剤というものがある。 活力剤は肥料ではなく、人間でいう所の栄養ドリンクのような位置付けのもので、 アンプルタイプの先端をカットしたものを土に突き挿しておけば、 必要な時に必要な量を観葉植物が吸い込んでくれるというものだ。 …

パイナップルでじゃれ合うの。

人生の中で、幾度かは経験するであろう、酢豚にパイナップルはアリか、ナシか問題。 少し前に足を運んだ中華料理店で、隣のテーブルから久しぶりに、そのような話題が聞こえてきて、何だかとても懐かしい気持ちになった。 私は、パイナップルが入っていても…

合うものからも、合わなかったものからも、知ることや得ることができるモノはある。

久しぶりに、時間潰しではなく目的を持って書店に足を踏み入れた。 しかし、読みたい類の品揃えが少なかったためネットでまとめ買いをすることにした。 自分で何冊もの本を購入して持ち帰るのは少々大変だけれども、 玄関先まで配達していただける流通システ…

「たくさん」が「大勢」を飲み込みかけている。

テレビを付けようとしただけなのだけれども、電源とは異なる何かを押してしまったのだろう。 テレビと周辺機器には、いつものランプが点灯しているのに、何も映し出さない画面。 その真黒な画面に映る自分の姿とリモコンを交互に眺めながらボタンを押すも、 …

終わりは新しい何かを連れてくる。

数年前の夏、我が家のガーデンテーブルの上に笑顔がキュートな鳥の置物がやってきた。 あの日は確か、ジリジリと照り付ける太陽を浴びながら目的地へ向かっていた。 途中、店先に並べられた植物が、 滴る水をキラキラと輝かせている姿があまりにも眩しくて、…

暮らしを楽しむ先にあるもの。

早くも「冷やし中華、あります」の文字を目にした。 季節を楽しむことに長けており、季節を先取りすることが粋だとされてきた日本人の心は、 DNAレベルで組み込まれているに違いない。 そう思う瞬間のひとつである「冷やし中華、あります」「冷やし中華、…

春は優しく深く人を刺激する。

「ちゃんと前を向いて、気を付けて歩いて」 背後から聞こえた女性の声に背中と心がビクッとした。 その言葉は私に発せられたものではなかったけれど、 子どもの頃、似通った言葉を母親から言われていたことを思い出した。 小学校へ送り出すときの心配する気…

お抹茶と、昼間でも夜間でもない景色で繋がる場所と。

日本茶の茶葉が少々増えすぎて、なかなか飲みきれない状態になってきた。 このような場合、私は一番飲みたいものから順に手を伸ばすことが多いのだけれども、 そうすると、その間に賞味期限が切れてしまうものが出てくることがある。 かといって、賞味期限が…

チーズと夢を楽しむ遊び心。

起床を知らせる目覚まし音がベッドルームに響いた。 出来るだけ穏やかに起きられるようにと“鳥のさえずり”を選んでみたのだけれど、 朝に弱い私にとってその音は、“鳥のさえずり”と呼べるほど穏やかなものではなく、 心地より眠りから私を強引に引きずり出す…

原点に立ち返ってできること。

不要なものを処分しようと、張り切って掃除をしていたときのこと。 一度で済ませてしまいたいと欲張り、物の配置換えも同時に行っていた。 人は、自分がリズミカルに動くことができていると感じると調子にのってしまうものなのだろうか。 それが自分のキャパ…

日常が在るからこそ出来る、あれやこれや。

穏やかな気候の日は、昼夜を問わずガーデンテーブルへ移動し、お気に入りの一杯を口にする。 特別なことは何もしないけれど、自分だけの、自分のための、ちょっとした癒しタイムのひとつだ。 その日は、久しぶりにミントティーを淹れた。 亡き父が、摘みたて…

小さな咳払いは“やる気の印”?

日差しが日に日に力強さを増している。 うっかり日焼け止めを塗り忘れていることに気が付き、 信号待ちの間は木陰で待機することにした。 風がなく穏やかなその日は、木陰の中でもじんわりと体温が上がってくるのを感じた。 この様子では、アッと言う間に初…

私の世界は私の思い込みで出来ていた。

パラパラと、静かに降っていた雨が上がった。 薄れゆく雨雲の雲間から黄色い日差しが差し込み始めた。 黄色いそれと、しっとりとした冷たい空気が混ざり合う時間に魅せられて、 少々強引に用事を作り家を出た。 目的地へ向かう道すがらにある学校所有の花壇…

早生まれ、遅生まれの言葉に伴う愛情。

大人になるにつれて耳にする機会がぐんと減る言葉がある。 減ったことにすら気が付かず、あるとき不意に耳にして、久しぶりの響きに少し戸惑うのだ。 最近の私が不意に耳にしたのは「早生まれ」、「遅生まれ」という言葉だ。 我が子を新たな集団生活の場に送…

カラータイマーと定型文。

脳内が静まり返り、思考が完全に停止した。 忍び寄る睡魔と、うんともすんとも言わない様子から察するに、 脳のガソリンであるブドウ糖が切れてしまい、 ウルトラマンで言う所のカラータイマー点滅中という状態に陥っているようだった。 キーボードを叩く手…

伝える責任、伝え方の責任。

お洗濯が終わった衣類をたたみながら思い出したことがある。 それは、「お洗濯をして干した衣類は、一度たたんでから着用しなくてはいけない」という風習だ。 様々な出身地の方と、この話題で話したことがあるけれど、 そのように言われて育ったという方もい…

ワサビにかける魔法。

立派な生ワサビをいただいた。 その力強く瑞々しい姿と感触からは、 水と空気が美味しい場所で丁寧に育てられたことが透けて見えるような気がした。 ツンとした辛味の奥に感じられる微かな甘味とワサビ特有の香りは、 口にする人の食欲を程よく刺激する。 調…

“ことわざ少年”の呟きに遭遇した満月の夜。

待ち合わせ場所である駅の改札前に少し早めに到着した。 いつもなら、付近のお店に立ち寄るところなのだけれど、 その日は行き交う人々を眺めながら待つことにした。 しばらくすると、学習塾の名前が入った、お揃い鞄を提げた子どもたちの集団が、塾の先生ら…

お米のはなし|無洗米、使っていますか?

日本各地で愛情を込めて育てあげられたお米を色々と味わってみたいという好奇心から、 我が家で口にする白米の銘柄は決めずにいる。 人に性格や特徴や相性があるように、白米にも違いや相性がある。 きっと、その土地ならではの食材や水、郷土料理と合わせる…

春に散りばめられた輝きと若輩者の使い方。

ここ数日、スケジュールの都合で規則正しい早起きが続いているからだろうか。 お腹が、ぐうぅーっという音とともにお昼時を知らせてくれている。 体内時計は、ちょっとしたことで正確に時を刻むのだと改めて実感し、 仕方がないことだとは言え、 普段の不規…

黄色いカロライナジャスミンにご用心。

この時季は、掃除を終え、ハチミツを入れたミルクティーでひと息ついていると、 開け放っている窓から入ってくる風が季節の香りを運んでくる。 春の香りも日々異なっており、その全てを記憶しておくことができないことを、 少しばかり惜しく思うことがある。…

「春眠暁を覚えず」から感じる春と私たちに備わっているセンス。

先日、立て続けに見聞きした「春眠暁を覚えず」という言葉。 日々の至る所で「春」を感じるこの頃だけれど、 毎年、この言葉にも、今が「春」真っ只中だということを感じさせられているように思う。 このフレーズが収められている作品は、 孟浩然(もうこう…

木魚のお役目。

夢の中で、読みかけの本や楽しんでいるドラマや鑑賞した映画の世界にトリップすることがある。 目覚めてすぐ、「あー、あのシーンで心を揺さぶられたからだ」と察しが付く。 そして、触れた作品がホラー映画でなくてよかったと胸を撫でおろすのだ。 その日は…

すき焼きから見る日本人の食への意識。

すき焼きの支度をしながら、すき焼きの卵は苦手だと思った。 いや、すき焼きの卵と言うよりは、生の状態で口にする卵白と言った方が正しい表現だろう。 卵料理も生卵も嫌いではなく、人並みに口にしているのだけれど、 生の状態で口にする卵白に対しては必要…

世の中に揉まれまくる言葉たち。

その日は、初めての経験にお誘いいただき、ウキウキ気分で電車に揺られていた。 待ち合わせ場所までの経路を再度確認するため、スマートフォンに視線を落としていると、 背後から女性の声で「コスパ」という言葉が度々耳に届いた。 一度だけ聞こえたのであれ…

花筏(はないかだ)と私たちのすぐそばにあるスーパーフード(ピーマン編) 

遅めのランチにサンドウィッチと作り温かいダージリンを用意してベランダへ出た。 程よく射し込む日差しが心地よく、「私も光合成をしなくては」そのような気分になった。 散り始めた桜の花びらが黒いアスファルトの上に敷き詰められている様子は、 地上の花…

お茶の在り方も様々でございます。|噛み茶ミアンのはなし。

待ちきれずに湯呑に出してしまった薄いお茶を急須に戻しながら思う。 緑茶の香りは、どうしてこうも人の心をすーっと落ち着かせるのだろうかと。 茶葉は、お湯で淹れた際に溶け出す成分と茶葉に残ったままになってしまう成分がある。 その両方に栄養があるこ…