幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

日本のこころ

言葉と雨と仇討と。|梅雨には性別がある!?今年の梅雨はどちらかしら。

数日前のこと。 少し肌寒いかもしれないからと選んで着た洋服が、一歩外に出てみると既に「暑いっ」と感じた。 その翌日、もうすっかり日も暮れたというのに家の中が蒸し暑く、家中の窓を豪快に開け放った。 また一歩、夏が近づいてきたと思うや否や「梅雨」…

線香花火の移り行く表情の変化、線香花火の一生は、こうして楽しんで。 

ふらりと立ち寄った和雑貨店の一角に、ひと足早い線香花火が置いてあった。 木箱に入れられているそれを手に取ると、 火薬が浴衣の柄のようなシックな和紙に包まれた花火がお行儀よく納まっていた。 毎年限定数で取り扱っている線香花火で、入荷すると3、4…

読書気分で要点だけをつまみ食い|恋路の邪魔をするニンニク臭。

書棚を整理していると、1冊だけ、随分と古くなっている源氏物語が目に入った。 源氏物語は、純粋に作品として楽しむこともできるものだけれど、 物語の中には当時の人々が触れていた香りや、感じていたにおいに関する記述も多く登場するため、 香りやにおい…

和食とトッピングと苺のヘタ。

小料理屋で食事をしていた時のこと。 席をひとつ空けて隣に座っていたご年配の方と店主との会話が耳に届いた。 ご年配の方が言うには、最近は、トッピングを選ぶことができるお店が随分と増えており、 多種多様な選択肢の中から、いくつかのトッピングを手際…

移り行く季節を感じつつ、シナプスメンテナンスはいかがでしょうか。|蚯蚓出ずる編

カレンダーの隅に「蚯蚓出ずる」と小さい文字が印字してあった。 ん?何が出てくる頃なのだろうか?と思った。 パッと読むことができなかったもどかしさから、早く逃れたかったのだと思う。 様々な視点から思い出すこと、推測することを簡単に諦めた私は、書…

日本古来の藤の花から見る世界。

藤棚が美しい季節になった。 紫色の花房が垂れ下がる姿が美しい、日本古来の花と言われる藤(ふじ)は、 古くから人々の心を魅了し、古典や絵画などの中にも多く登場するモチーフだ。 その見た目の印象から想像するよりも強く、はっきりとした甘い香りは、 今…

非日常を連れてくる屋台。

信号待ちをしていると、何処からか香ばしくて甘辛いタレの香りに鼻を擽られた。 何かのイベントで屋台でも出ていたのだろう。 香りの出所までは分からなかったけれど、夏日のような気温に混ざった、 イカ焼きのような、焼きとうもろこしのような甘辛い香りに…

味噌の背景、あれやこれやと。

現在、我が家の冷蔵庫には、購入品、いただき物を含めた3種類の味噌が眠っている。 ほとんどのご家庭に常備されている基礎調味料でありながら、 土地によって、これほどまでに異なる味わいを持っているなんて、非常に興味深いと思う。 私は、引越を繰り返す…

伝える責任、伝え方の責任。

お洗濯が終わった衣類をたたみながら思い出したことがある。 それは、「お洗濯をして干した衣類は、一度たたんでから着用しなくてはいけない」という風習だ。 様々な出身地の方と、この話題で話したことがあるけれど、 そのように言われて育ったという方もい…

木魚のお役目。

夢の中で、読みかけの本や楽しんでいるドラマや鑑賞した映画の世界にトリップすることがある。 目覚めてすぐ、「あー、あのシーンで心を揺さぶられたからだ」と察しが付く。 そして、触れた作品がホラー映画でなくてよかったと胸を撫でおろすのだ。 その日は…

男性と女性で異なる扇子の扇ぎ方。

冬の間にお世話になった衣類や小物類などに、 シーズン中よりも念入りにお手入れを施しながら進めている衣替え。 手に取っただけで「暑い」と感じる皮膚感覚を通して、 自分の体が、自分で思っていたよりもずっと早くに新しい季節に馴染み始めていたこと知る…

いつだって「きっかけ」は些細なこと。|消しゴム判子コンビの『諸行無常ズ』のこと。

至る所でワークショップが開かれている。 その内容は、幅広いジャンル、カテゴリーのもので、 興味と一歩を踏み出す為の、ちょっとした勇気さえ持てたなら、 誰でも、知りたいことを知りたいだけ知ることができる環境が、私たちのすぐそばには在る。 先日通…

もしかして、あの人はスイーツ男子のはしり!?

和菓子屋の前を通りかかると、桜餅と並んでいる「うぐいす餅」が目に入った。 今年は既に、うぐいす餅をいただいていたため、視界の端にその姿を捉えつつ店の前を通り過ぎた。 鶯(うぐいす)は、先人たちの時代から春を知らせてくれる春告げ鳥として親しまれ…

“いってらっしゃい”と“いってきます”は別腹でどうぞ。

マンションのエントランスを出ようとしたとき、後方から1人の少年が、私の横を疾風の如く走り抜けていった。 その少年を追うように聞こえた「行ってきます、は?」という母親らしき女性の声に 少し遠くから「いってきます」と少年の声が聞こえた。 そして、…

コケシドールを通して日本の伝統に触れなおした日。

ヨーロッパ旅行から帰国した友人が、空港に到着するなり1通のメールを送ってきた。 旅の土産話か何かだろうと思いメールを開くと、 そこには、「外国人が言うコケシドールって、あのコケシのこと?」とだけあった。 単刀直入、猪突猛進タイプの友人らしい、…

春の気配と貝合わせ。

少しずつ寒さも和らいでいるのだと、 寝起き姿のままリビングのエアコンスイッチを押しながら思う朝。 ひな祭り用にと少し前に購入した桜の枝木へ視線を向けると、 あっという間に七分咲きほどの状態になっていた。 淡い桃色をした花びらと、初々しさを含ん…

暮らしは、自分の心持ち次第で如何様にも楽しめる。

今年はすっかり出すのが遅くなってしまった、と思いながら、 随分と古くなってきた箱の中から、お気に入りのウサギのひな人形を取り出した。 私は“ひな人形”というものに興味がない子どもだった。 祖父母や両親が贈ろうとしてくれている好意は頑なに拒否し続…

振り袖も魂振り(たまふり)のひとつ。 

ストールをくるくるっと首に巻き付け家を出た。 私にとっては、いつもの日常だったのだけれども、 行く先々で艶やかな振り袖姿やキリッとしたスーツ姿のお嬢さんたちを目にし、 その日が成人の日であることに気が付いた。 足元に注意を払いながら歩く姿や長…

餅つきと尻餅夫婦。

お餅を食べる機会は、お正月以外にもある。 しかし、この時季に口にするお餅を格別だと感じるのは、 お餅が日本人にとってソウルフードの一つだからだろうか。 年明け早々、そのようなことを思いながら網の上に並んだ丸餅を順にひっくり返した。 遠い時代か…

「完食」と言う言葉、使いますか?

まだ日差しが厳しかった頃、知人がこのようなことを言った。 完食という言葉、どう思います?と。 どう思います?と聞かれても、どの視点から答えたら良いのやら……と、 言葉に詰まっていると、「私はあの言葉、あまり好きじゃない」と仰った。 皆さんは「完…

『ヒバクシャ国際署名』ってなあに?

先日、『ヒバクシャ国際署名』というものを目にしました。 私は頭の中で勝手に核兵器廃絶のための署名だと置き換えて、 「あ、あれのことね」と思ったのです。 だけれども、それならば、このタイミングでヒバクシャ国際署名と言い換えなくてもいいのでは? …

細胞に届ける“美味しさと栄養たっぷりの縁起物”。

そろそろ使い切ってしまいたい削り節があり、“だし”を取ることにした。 ゆっくりと昆布だしをとった後に、 削り節を豪快に手づかみで、ふぁさっ、ふぁさっと入れる瞬間は少しばかりテンションがあがる。 普段はパックの中に全てがセットしてある“だしパック”…

信頼の乾杯と悪魔祓いの乾杯と。

飲み物が運ばれてくるのを待っていると、 「「カンパーイ」」とあちらこちらのテーブルから聞こえてきた。 どのテーブルからも、肩の力がふっと抜けたような穏やかな空気が感じられ、 その空気は、こちらまで伝染してくるようだった。 世界各国に乾杯は存在…

艶やかな赤を楽しみながら難を転じて福となす。

お店の前に置かれていた寄せ植えの鉢に視線を落とすと、南天の実が真っ赤に色づいていた。 赤く染まっていく南天を目にする度に、 すぐそこまで来ている本格的な冬の気配を感じるのも毎年のことだ。 南天は、5月から6月ごろに可愛らしい白い花を咲かせた後…

鮑と片思いと。

書棚を整理していて思うことがある。 どうして私は同じ本を何冊も所持しているのだろうか、と。 厳密に言うと全く同じ本というわけではなく、 例えば万葉集や古事記といった本が4、5冊ずつあったりするのだ。 翻訳している方が違っていたり、挿絵の雰囲気…

進化しているお守り、ポップでキュートなOMAMOとは。

可愛いでしょ。 そう言って送られてきた画像に写っていたのは、 ポップでキュートな色合いの古典柄が組み合わされた可愛らしいお守り。 初めは匂い袋かなにかかと思った。 だけれども、それがお守りだと知り、お守りも進化していることを知った。 進化は、お…

花札が繋ぐ秋の景色。

引き出しの中を片付けていたら花札が出てきた。 確か安土桃山時代辺りにポルトガルから伝わったカードゲームが 時代を経る中でアレンジされ、日本のカードゲームのカード、花札として定着したものだ。 十二種の季節の花を書いた札が4枚ずつあり、48枚でワ…

今月の和風月名「長月」から見る、とある恋の世界。

毎月、和風月名に触れさせていただいているのですが、 あっという間に9回目の9月を迎えました。 人は、同じ時間を過ごしているようでいて、 その感じ方や受け止め方は人それぞれでございます。 今月も健やかに、しなやかに、時を重ねられたなら。と思う今…

レディーに楽しむ重陽の節句。

今年もまた9月9日の重陽の節句(菊の節句)が近づいてきましたね。 五節句のトリを務める重陽(ちょうよう)の節句は、 古の頃のような盛り上がりはありませんが、 大人が粋に楽しむことができる節句のように感じます。 重陽の節句を含む5つの節句のお話は、…

夕焼け空の下に在る景色と、それぞれの想いと。

私の好きなもののひとつに、季節の狭間に見る夕焼けがある。 それは、同じ海でも日本海側と太平洋側では海の表情が異なることにも少しだけ似ており、 過行く季節の夕焼けと、これから訪れる季節の夕焼けが混ざり合った、 狭間の表情をしているのだ。 この時…