幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

言の葉

お天気を道標に進める秋冬支度。

ダイニングテーブルにPCと相棒である道具の諸々を豪快に広げ、作業を始めた。 時がどれくらい経ったのか見当すらつかなかったけれど、空腹感から、ふっと集中力が切れたところで顔を上げて窓の外へ視線を向けた。 清しい秋晴れのその日、空は優しいブルー…

抗えない誘惑から「みぞおち」へ。

雨がしとしとと静かに降っていたその日。 少しだけ窓を開け放しにして換気をした。 換気中であることを忘れたまま過ごしていると、家の中が妙にひんやりしていることに気付き、慌てて窓を閉めた。 そして、布団乾燥機の力によってふんわりと膨らんだ温かいお…

私たちにとっての「御八つ」は至福寄り。

町の和菓子屋さんといった雰囲気の小さなお店を見つけた。 大人が2、3人も入れば身動きが取れなくなりそうな、小さなお店である。 店頭に数種類のお饅頭が並べられていたけれど、お店の方の姿は外からは確認できなかったところをみるに、御用の際はお呼び…

エンドレスサマーから言葉の海へダイヴした日。

先日、友人から爽やかな水色をした紫陽花の画像が送られてきた。 この友人は、いつだったか私が何気なく漏らした紫陽花が好きだという言葉を記憶に留めておいてくれており、毎年、梅雨の頃になると日常の中で見つけた様々な紫陽花画像を届けてくれるのだ。 …

貯金ってコトバは、実はややこしい。

大きな声で貯金の話をしている声が聞こえた。 声の主は、小学校低学年くらいの子どもたちである。 その内容は、「もしも1億円もらったらどうする?」というものだった。 そこからどのように話が広がるのだろうかと興味津々だったのだけれど、1億円ってどれ…

“下さい”と“ください”を通しておもうこと。

友人が何気なく発した「下さい」と「ください」の使い分けの話がある。 簡単に説明すると、漢字を交えて書き記す「下さい」は、英語で言うところの「ギブ」の意味を持った丁寧語という位置づけなので、「下さい」は、相手に対して何かを求める際に使うものな…

「港」と「湊」は使い分けなくてはいけないの?

数か月前、港町近くを散策していたときのこと。 その街に溶け込んでいる古い看板の数々に目が留まった。 その看板の中には「港町」と「湊町」の両方の記載があり、そう言えば「みなと」という文字は、どのように使い分けられているのだろうか、と思った。 一…

稲妻のパートナーは誰?

急に、地面を叩きつけるような強い雨が降り出した。 その大きな音が気になってリビングの窓のそばへ行くと、いつも目にしている建物や植物の一切合切が真っ白なベールで覆い隠されていた。 ゴロゴロと鳴り始めた雷とヒューヒューと音を立てながら吹く風に耳…

数字で伝える愛のことば。

本日8月31日は、日本ではアイラブユー(I LOVE YOU)の日なのだそう。 これを制定したのは日本の企業なのだけれど、もとは、英語圏で使われているナンバースラング(俗語、隠語のようなもの)である。 英国在住の頃、友人たちに様々なナンバースラングを教え…

南空に浮かぶ赤を目印に。

クーラーで冷えきって凍ってしまいそうな体を程よく解凍させたくてベランダへ出た。 遅い時間だったけれど、昼間同様の暑さに眩暈を起こしそうになった。 体の冷たさは一瞬で消え、すぐに室内の冷気が恋しくなる中で聞こえてくるのは、往来する自動車の走行…

空から猫と犬が降ってくる!?

今にも雨が降り出しそうなその日、私は傘を持たずに家を出た。 荷物を増やしたくないという思いと、傘の置き忘れを防ぎたい思いもあったけれど、一番は移動中に降られることは無いだろうという安易な考えである。 生温い風に顔を撫でられながら、幾つかの場…

夏に目にした言葉の先に。

道に迷い、カルチャーセンター脇の空きスペースに止まって地図を確認した。 修正経路を頭に叩き込んでスマートフォンを鞄に押し込んでいると、カルチャーセンターのお知らせチラシのようなものに印刷されていた俳句が目に入った。 そこにあったのは「油照り…

半月チェックと風情ある異名に紛れたボヤキ声。

ひと月ほど前のことだ。 友人が上弦の月とか下弦の月とかあるけれど、月がどうなったら上弦の月で、どうなれば下弦の月なの?と言った。 夜空を見上げて欠けている月を目にすることはあるけれど、判断が付きにくいと言うのだ。 確かに、このような向きで浮か…

気候は世界を映す鏡だったりして。

ガーデンチェアでひと息ついていると、塀の上部にある何かに光が反射した。 立ち上がると、オレンジ色をした小さなボタンのよう見えたものだから、オレンジ色のボタンを無くした記憶を探しながら近づいて手を伸ばした。 あまりの小ささとオレンジ色の上にビ…

糸に刻まれている結びつき。

ワンピースの裾からひょろりと糸くずが垂れていた。 逃がすまいと意気込んで糸の端を指先で摘まんで引き上げると、マジシャンが世界中の国旗を取り出すときのように、するするするっと裾上げを縫い留めていた糸が、胸元近くまで抜けてしまった。 縫い留めて…

夏特有のムシムシ感から見る頑張り。

えっ、ムシムシッとする。 先日、寝ぼけまなこでベッドルームからリビングへ移動して真っ先に感じたことである。 来たな、来たな、来たな、夏―。 あまりの湿度の高さに声を出す気力を削がれ、全ての言葉はテロップという形で脳内に流れた。 窓を開け放ち、除…

茹で上がってしまわぬように過ごしたい。

今年に入り、幾度かお世話になったまま、お手入れを先延ばしにしていたレインブーツをせっせと洗った。 あとはパンプスタイプがあれば冬まで安泰だろうという算段である。 ついでにパンプスやサンダルにも軽くお手入れを施し、ズボラ柊希の必須アイテムであ…

ヘソクリから思う向き不向き。

ひょんなことから知人とヘソクリの話になった。 ヘソクリとは、皆さんご存知の人に秘密にしてこっそりと貯めたお金のことである。 ヘソクリの隠し場所に関しては、自宅に秘密の場所を設けている人もいるけれど、銀行に秘密口座を設ける人もいたりして、ヘソ…

言葉も牙を抜かれることがある。 

今日はストレッチをする元気が残っていないからサボってしまえ……。 そう思いながら体を、リビングのソファーに雪崩れ込むようにして委ねた。 私の体を受け止めたときのボワンッという音と、ソファーの少しヒンヤリとする感覚が妙に心地よくて、しばらくゴロ…

本物の一途さには、程よい軽やかさが含まれているのかもしれない。

ポツリとできた休日を利用して、少し離れた場所まで足を延ばしてみることにした。 目的を持たずに散策するのも楽しいのだけれど、この日は、以前から気になっていたお寿司屋さんを目指すという目的を設定し出かけた。 もちろん、食べてばかりでは色々と気に…

虹が知らせてくれるお天気メッセージを思う夕暮れどき。

開け放っていた窓から流れ込む風が心地良かったものだから、夕涼みでもと飲み物を手に外へ出た。 しかし、現実は昼間の暑さが辺りに漂い残っており、ガーデンチェアに座っていると、じんわりと汗が騒ぎ出しそうで、思わず手にしていたレモン水をゴクゴクと体…

ごちゃ混ぜだって構わない。

電話番号を伝える場面があった。 ゼロ、キュウ、ゼロと数字を発しながら「0(ゼロ)」だけ英語発音じゃないか、と思った。 遠い日の話なのだけれど、外国人の方に数字の数え方を尋ねられた私は「ゼロ、イチ、ニ、サン、ヨン、ゴ……」と教えたのだけれど、 「ゼ…

蟷螂生ずから見るウィンウィンの関係。

日差しに夏の気配が混ざり始め、吹く風が心地良いこの時季は、木陰を歩かないようにしている。 過去に幾度か、生まれたばかりの虫たちが木の上から落ちてきて衣類にくっついていたことがあったからだ。 重さを感じ取ることができない生まれたての虫に気が付…

カンニングと親の気持ち、子どもの気持ち。

普段はエネルギーが有り余っているようなタイプの知人が、その日は何やらグッタリとしていた。 どうしたのかと尋ねると、ここのところ小学生のオチビさんのことで呼び出されることが多いのだという。 数日前は、通っているという塾でカンニングが発覚し、初…

春キャベツの余韻に浸りながらミステリアスさを思う午後。

春キャベツが美味しい季節だ。 今季何玉めの春キャベツになるのか分からないけれど、その日もザクザクと千切りに。 軽く塩コショウをしてスプラウトとノンオイルのシーチキンを混ぜ合わせたものを、厚切りパンにたっぷりと挟んだ春キャベサンドがたまらない…

画面越しのキュートなあの子に首ったけ。

友人が犬を飼い始めた。 普段はキリッとしているタイプの友人なのだけれど、子犬の、まだまだ体が小さく、縫いぐるみのようにコロンとしたフォルムと友人のそばを片時も離れない姿に、首ったけである。 私も犬を飼っていたことがあり、その気持ちは非常に共…

男時と女時の波に身を任せ。

ツイている、そう思うようなことが2、3続いた。 友人に、昨夜、肌触りが良いお気に入りのパジャマで眠ったから元気を充電できたからだろうか?と言うと、楽観的すぎると言って笑われてしまったけれど、多分、今の私は私が思う以上に心身が軽やかなのだろう…

歌舞伎は一所。

偶然立ち寄ったアンテナショップ内で、隈取(くまどり)をモチーフにしたキャンディーを見つけた。 隈取(くまどり)とは、歌舞伎で使われているお化粧のことで、顔を白く塗った上から、赤、青、茶、黒といった色を使ってデザインされているのだけれど、 隈取(く…

張り子の虎の裏のお顔をチラリのぞき見。

古い店構えのお蕎麦屋さんの出窓に、季節の花が飾られていた。 年代物に見えた花器の古めかしさはタイムスリップ感というよりは、現代に程よく溶け込んでおり粋であるようにも見えた。 そして、花器のそばには、小さな張り子人形が数体並べられていた。 張り…

「よろしい」と「結構」の罠にご注意あれ。

体の電池が切れかけたものだから、その場から一番近い、軽食を摂ることができる喫茶店へ入った。 お昼時でもおやつ時でもない妙な時間帯だったけれど、飲み物とホットサンドを注文し、やっとひと息つける安堵感とともに、しばらくぼーっとすることにした。 …