幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

言の葉

ますのことば遊び。

信号待ちをしながら、2月かと改めて思う。 深呼吸をして、冷たい空気をすーっとお腹の底、奥深くまで送り込んだ。 焦ったところで大差はない。 今日も丁……と思いかけたところで信号が青に変わった。 穏やかとも忙しないともとれる人混みに紛れながら横断歩…

内助の功か、取締り官か。

そのうち開くであろう時季外れの新年会用にと、日本酒を探し求めに出かけた。 お目当ての品は、この時季に味わうことができる「新酒」や「しぼりたて」と呼ばれるもの。 この表現に正式な決まりはないと言われているので、多種多様な視点による「新酒」や「…

“ザクロ”と“をかし”の帰り道。

自然の中から少しずつ色が消える頃だというのに、その日は、春を思わせるような暖かい日であった。 それでも日が落ちて、ムクドリたちが寝床に帰る頃には冬らしい気温に戻るのだから、体調管理を難しく感じるのは人だけではないようにも思う。 中途半端にで…

熱々のハタハタで感じる冬のはじまり。

ハタハタの一夜干しが焼きあがった。 柔らかい白身魚だけれど、丁寧に焼き上げると、ぷりっとした食感に変わる魚だ。 美味しく味わう方法は多々あるけれど、私は旨味が増したように感じられる一夜干しが好きだ。 肉厚のそれが、あまりにも美味しそうな姿に焼…

すっぴんポインセチアと冬座敷。

先日、帰宅途中に立ち寄ったショップで艶やかなポインセチアと目があった。 他にも多数のそれが並べられていたのだけれど、視線が外せなくなった一鉢を抱き上げるや否や、それをレジに差し出した。 入店してからの一連の行動を見られていたようで、「ポイン…

お作法|師走ならではのご挨拶を、セルフチェックしておきませんか。

今年初めての「良いお年を」という言葉をいただき、今年初めての「良いお年を」という言葉を口にした。 久しぶりのその言葉に、口がもごもごしてしまった感じがして少しだけ恥ずかしい気がした。 その日の夜、相手はそのようなことなど気にも留めていないこ…

呪文がオートマティックに発動する仕掛けを持つ言葉。

寒さが増すに従って、クシャミをしている方を目にするシーンも増えているように思う。 医療技術が進歩し、クシャミの原因や対処法を知っている私たちは、クシャミに対して過度に怯えることなく淡々と対処しているけれど、国内外には、クシャミが不気味なもの…

茶の花香よりも大切なもの。

約束の時間よりも少しだけ早く到着した私に、お店の方が日本茶を淹れてくださった。 その日は、暖房のスイッチを押すか否かで迷うような朝から始まり、日中もひんやりとしていたため、冷えた体にじんわりと広がっていくお茶の温かさはとても有難かった。 ほ…

ひとかたまりのパンと陽だまりの猫。

今日も陽射しが丸い。 姿形は分からないけれど、角がとれて丸みを帯びたような陽射しは柔らかく、夏のそれのように肌をジリジリと焦がすような強さがなくてホッとする。 しかし、油断するなかれ。 窓際でその陽射しを浴びながら空でも眺めていようものなら、…

「なし崩し」、正しく使えているのかセルフチェックしてみませんか?

今の表現は、どちらの意味だったのだろうかと、直前の会話や文章を思い返しながら、会話を続けたり文章を読みすすめたりすることがある。 確か、キンキンに冷えたアイスティーを美味しいと感じていた今年の夏の頃だったと思うのだけれど、「なし崩し」という…

不意に訪れたサワディーカーデビュー。

朝起きて換気のためにリビングの窓を開け放ったら、秋の匂いが外から勢いよく流れ込んできた。 その匂いにつられて外へ出ると、肌を刺すほどではないけれど、全身の細胞がキュッと縮こまるような外気の冷たさが心地よくて、すぐに忘れてしまいそうな程ささや…

干支飾りと「かきいれどき」と。

和小物専門店の前を通ると、店先に干支飾りの見本が多数、陳列してあった。 もちろん来年の干支である。 もう?と思ったけれど確かにそのような時季である。 私は毎年、小さな干支飾りを我が家に招き入れることを年末の楽しみのひとつに挙げている。 きっか…

お天気を道標に進める秋冬支度。

ダイニングテーブルにPCと相棒である道具の諸々を豪快に広げ、作業を始めた。 時がどれくらい経ったのか見当すらつかなかったけれど、空腹感から、ふっと集中力が切れたところで顔を上げて窓の外へ視線を向けた。 清しい秋晴れのその日、空は優しいブルー…

抗えない誘惑から「みぞおち」へ。

雨がしとしとと静かに降っていたその日。 少しだけ窓を開け放しにして換気をした。 換気中であることを忘れたまま過ごしていると、家の中が妙にひんやりしていることに気付き、慌てて窓を閉めた。 そして、布団乾燥機の力によってふんわりと膨らんだ温かいお…

私たちにとっての「御八つ」は至福寄り。

町の和菓子屋さんといった雰囲気の小さなお店を見つけた。 大人が2、3人も入れば身動きが取れなくなりそうな、小さなお店である。 店頭に数種類のお饅頭が並べられていたけれど、お店の方の姿は外からは確認できなかったところをみるに、御用の際はお呼び…

エンドレスサマーから言葉の海へダイヴした日。

先日、友人から爽やかな水色をした紫陽花の画像が送られてきた。 この友人は、いつだったか私が何気なく漏らした紫陽花が好きだという言葉を記憶に留めておいてくれており、毎年、梅雨の頃になると日常の中で見つけた様々な紫陽花画像を届けてくれるのだ。 …

貯金ってコトバは、実はややこしい。

大きな声で貯金の話をしている声が聞こえた。 声の主は、小学校低学年くらいの子どもたちである。 その内容は、「もしも1億円もらったらどうする?」というものだった。 そこからどのように話が広がるのだろうかと興味津々だったのだけれど、1億円ってどれ…

“下さい”と“ください”を通しておもうこと。

友人が何気なく発した「下さい」と「ください」の使い分けの話がある。 簡単に説明すると、漢字を交えて書き記す「下さい」は、英語で言うところの「ギブ」の意味を持った丁寧語という位置づけなので、「下さい」は、相手に対して何かを求める際に使うものな…

「港」と「湊」は使い分けなくてはいけないの?

数か月前、港町近くを散策していたときのこと。 その街に溶け込んでいる古い看板の数々に目が留まった。 その看板の中には「港町」と「湊町」の両方の記載があり、そう言えば「みなと」という文字は、どのように使い分けられているのだろうか、と思った。 一…

稲妻のパートナーは誰?

急に、地面を叩きつけるような強い雨が降り出した。 その大きな音が気になってリビングの窓のそばへ行くと、いつも目にしている建物や植物の一切合切が真っ白なベールで覆い隠されていた。 ゴロゴロと鳴り始めた雷とヒューヒューと音を立てながら吹く風に耳…

数字で伝える愛のことば。

本日8月31日は、日本ではアイラブユー(I LOVE YOU)の日なのだそう。 これを制定したのは日本の企業なのだけれど、もとは、英語圏で使われているナンバースラング(俗語、隠語のようなもの)である。 英国在住の頃、友人たちに様々なナンバースラングを教え…

南空に浮かぶ赤を目印に。

クーラーで冷えきって凍ってしまいそうな体を程よく解凍させたくてベランダへ出た。 遅い時間だったけれど、昼間同様の暑さに眩暈を起こしそうになった。 体の冷たさは一瞬で消え、すぐに室内の冷気が恋しくなる中で聞こえてくるのは、往来する自動車の走行…

空から猫と犬が降ってくる!?

今にも雨が降り出しそうなその日、私は傘を持たずに家を出た。 荷物を増やしたくないという思いと、傘の置き忘れを防ぎたい思いもあったけれど、一番は移動中に降られることは無いだろうという安易な考えである。 生温い風に顔を撫でられながら、幾つかの場…

夏に目にした言葉の先に。

道に迷い、カルチャーセンター脇の空きスペースに止まって地図を確認した。 修正経路を頭に叩き込んでスマートフォンを鞄に押し込んでいると、カルチャーセンターのお知らせチラシのようなものに印刷されていた俳句が目に入った。 そこにあったのは「油照り…

半月チェックと風情ある異名に紛れたボヤキ声。

ひと月ほど前のことだ。 友人が上弦の月とか下弦の月とかあるけれど、月がどうなったら上弦の月で、どうなれば下弦の月なの?と言った。 夜空を見上げて欠けている月を目にすることはあるけれど、判断が付きにくいと言うのだ。 確かに、このような向きで浮か…

気候は世界を映す鏡だったりして。

ガーデンチェアでひと息ついていると、塀の上部にある何かに光が反射した。 立ち上がると、オレンジ色をした小さなボタンのよう見えたものだから、オレンジ色のボタンを無くした記憶を探しながら近づいて手を伸ばした。 あまりの小ささとオレンジ色の上にビ…

糸に刻まれている結びつき。

ワンピースの裾からひょろりと糸くずが垂れていた。 逃がすまいと意気込んで糸の端を指先で摘まんで引き上げると、マジシャンが世界中の国旗を取り出すときのように、するするするっと裾上げを縫い留めていた糸が、胸元近くまで抜けてしまった。 縫い留めて…

夏特有のムシムシ感から見る頑張り。

えっ、ムシムシッとする。 先日、寝ぼけまなこでベッドルームからリビングへ移動して真っ先に感じたことである。 来たな、来たな、来たな、夏―。 あまりの湿度の高さに声を出す気力を削がれ、全ての言葉はテロップという形で脳内に流れた。 窓を開け放ち、除…

茹で上がってしまわぬように過ごしたい。

今年に入り、幾度かお世話になったまま、お手入れを先延ばしにしていたレインブーツをせっせと洗った。 あとはパンプスタイプがあれば冬まで安泰だろうという算段である。 ついでにパンプスやサンダルにも軽くお手入れを施し、ズボラ柊希の必須アイテムであ…

ヘソクリから思う向き不向き。

ひょんなことから知人とヘソクリの話になった。 ヘソクリとは、皆さんご存知の人に秘密にしてこっそりと貯めたお金のことである。 ヘソクリの隠し場所に関しては、自宅に秘密の場所を設けている人もいるけれど、銀行に秘密口座を設ける人もいたりして、ヘソ…