幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

身近なもののルーツを覘く旅

私たちにとっての「御八つ」は至福寄り。

町の和菓子屋さんといった雰囲気の小さなお店を見つけた。 大人が2、3人も入れば身動きが取れなくなりそうな、小さなお店である。 店頭に数種類のお饅頭が並べられていたけれど、お店の方の姿は外からは確認できなかったところをみるに、御用の際はお呼び…

ごろり大の字と畳の縁。

窓から流れ込んでくるさらりとした秋風が心地良くて、思わず和室に大の字で転がった。 できるだけ「大」の文字に忠実に大の字で転がる。 たったこれだけのことなのだけれど、やってみてはじめて、大人になるにつれ縁遠いものになっているのだと気付かされる…

平実檸檬(ひらみれもん)の正体と不老不死の薬の謎。

今年は美味しい酢橘(すだち)とのご縁が多く、例年以上に酢橘(すだち)を多く食しているように思う。 そして、先日触れた「酢橘ごはん」は密かにマイブームと化している。 酢橘(すだち)のように、強い酸味と香りが特徴的で、フルーツとして食すよりは風味付け…

ハネムーンと蜂蜜酒。

ふらりと立ち寄ったワイン専門店でハニーワインを見つけた。 ハニーワインは、ヨーロッパで古くから親しまれている、ハチミツを発酵させて造ったワインで日本ではシンプルに蜂蜜酒と呼ばれることもある。 ハチミツには、ビタミンB群をはじめとする豊富なビ…

お宝は非日常の中ではなく日常の中に。

駅のホームに立っていると線路を挟んだ向かい側のホームに設置されたベンチに男性が一人座っていた。 何となく視界に入っていたその方は、脇に置いていた鞄の中から紐状の何かを取り出して、その先端を左右の耳へと運んだ。 ホーム間の距離が長かったことも…

稲妻のパートナーは誰?

急に、地面を叩きつけるような強い雨が降り出した。 その大きな音が気になってリビングの窓のそばへ行くと、いつも目にしている建物や植物の一切合切が真っ白なベールで覆い隠されていた。 ゴロゴロと鳴り始めた雷とヒューヒューと音を立てながら吹く風に耳…

大人視点で菊を嗜む。

今年も重陽(ちょうよう)の節句(9月9日)がやってくる。 1月1日の元日や、3月3日のひな祭り、5月5日の子どもの日、7月7日の七夕ほどの知名度や分かり易い華やかさのようなものはないのかもしれないけれど、 五節句の中で一番、大人ならではの楽しみ…

古にブームを巻き起こした万年青とは何ぞや?

道すがら、素敵な観葉植物が多数並べられているフラワーショップが目に留まった。 こんなところにフラワーショップなんてあっただろうかと思いながら、植物に吸い寄せられるかのようにしてお店のエントランスを潜った。 高い天井からは、おしゃれな照明器具…

落とし物の鶴。

外出先の道沿いに、きれいな色をした紙切れのようなものが落ちていた。 間隔を開けて、また一枚、更にまた一枚と続いた。 程よい感覚で視界の端に入ってくるそれを横目で捉えながら、まるでヘンゼルとグレーテルの話に出てくる、兄ヘンゼルが道標に落とした…

違いは個性であり、進化の始まりでもあるようだ。

夜店から漂ってくるソースの香りは、どうしてこうも人を高揚させるのだろうか。 空港内や駅構内の何処かから漂ってくるスパイシーなカレーの香りもそうである。 自宅で使うそれらと大差ないように思うのだけれど、感じ方には大きな違いがあるように思う。 そ…

自分にとっての常識が常識ではなくなる経験。

2020年の東京五輪に向けて、至る所で様々な準備が行われていることを感じる瞬間が増えてきた。 電車内の路線図や公共施設内にある案内板などもその一部で、誰が見ても分かりやすいように、説明しやすいようにという視点で改良されたことが窺えるようなも…

恩師との思い出と古くて新しい座り方。

時折見返すもののひとつに、今は亡き書道の恩師からいただいた筆文字のお手本帖なるものがある。 学生の頃にいただいたものなので、色褪せも劣化も激しいのだけれど、自分で書く手書きの文字が崩れてきたように感じたときに、 そのお手本帖をパラパラと眺め…

ヘソクリから思う向き不向き。

ひょんなことから知人とヘソクリの話になった。 ヘソクリとは、皆さんご存知の人に秘密にしてこっそりと貯めたお金のことである。 ヘソクリの隠し場所に関しては、自宅に秘密の場所を設けている人もいるけれど、銀行に秘密口座を設ける人もいたりして、ヘソ…

そちらの「ひまわり」でしたか!!

フラワーショップの前を通ると、ガーデンバケツに入れられた向日葵が目をひいた。 体感温度や装いからも感じることができる夏だけれど、この花を見なくては夏は始まらないと思っている私が居る。 向日葵は、太陽の方を向くことでも知られている花だけれど、…

二度見した掲示板と夏の音色。

人は予想外のものを目にしたとき、二度見、三度見をすると言うけれど、本当だと思った。 10日程前だったと思うのだけれど、道すがら、昔ながらの掲示板が目に入った。 様々な地域情報もスマートフォンひとつで手に入るようになったけれど、手書きのお知ら…

“いつもどおり”ではない時間に出会ったもの。

自宅近くで夏祭りの準備が始まっていた。 辺りには、遠足や学園祭前のような非日常的高揚感が漂っており、胸の内側が、その空気につられて弾むような気がした。 お祭りの本番には行くことができないだろうと思い、辺りを少しだけ散策し、準備風景から夏祭り…

新事実を見聞きするその日まで。

学校の制服を取り扱っている制服販売店のショウウィンドウに飾られていた制服が、いつの間にか夏物に衣替えしていることに気が付いた。 制服の着用が義務付けられていた頃は私服で過ごすことに憧れ、私服で過ごすことが当たり前になると制服の以外な良さに気…

不思議の国への扉の奥で出会った世界。

『不思議の国のアリス』をモチーフにして作られたボックスを持っている。 これをいただいたのは7年前、いやもっと経っているだろうか。 年に1度か2度、その箱を開けたり閉めたりしながら眺めて一息つくのが、ささやかな楽しみのひとつである。 本当は、い…

王の品格をまとう花。

夏の空気感や日差し、空の青にも負けないマゼンタピンク色の艶やかさは、色の方からヒトの視界に飛び込んでくるような感覚を覚えることがある。 その日は、牡丹なのか芍薬なのか区別がつかなかったけれど、通りかかった建物のエントランス脇に作られている花…

古から女性に寄り添ってきた花、芍薬。

今年は芍薬(しゃくやく)を飾りそびれてしまった。 一年を通して何かしらの花を飾って楽しんでいるのだけれど、春から夏の時季は次から次に艶やかな花が開花の時を迎えるため、のんびりしていると飾りそびれてしまう花が出てくるという贅沢な悩みが生まれる。…

雨音をBGMに、ひと昔前の日本へタイムスリップ。 

今月はラフカディオ・ハーンの誕生月だと、近所にあるカフェで知った。 他人様の名に対してこのようなモノ言いは失礼なのだけれど、初めて彼の名を耳にしたとき、どこで区切ればよいのだろうかと迷った記憶がある。 今ではラフカディオ・ハーンと区切って言…

“ういろうさん”の“ういろう”は、お菓子?お薬?

小腹を満たすため、キッチンでお茶の準備を始めた。 子どもの頃から密かに“好き”と感じている外郎(ういろう)に静かにテンションが上がる。 あの、むっちりぷるんとした食感と優しい甘さ、いい意味で想像を裏切ってくれる口解けの良さは、癖になる。 しかも、…

女性を味方につけたところに生き残りのカギが!? 

受け取ることを避けたポケットティッシュをバッグの中にポンッと放り込まれた。 その日はバッグの上部がパカッと開いたトートタイプを使っていたのだけれど、そのタイミングの計り方、スローイング、一切の無駄が無い動きに感服し、思わず振り返って会釈をし…

苦手な音と先祖の名残。

窓の外から、思わず身を捩らせてしまいそうなキィーという音がした。 何かの音に似ていたのだけれど……と思うや否や、再びその音が室内に流れ込んだ。 あまり得意ではない音だったこともあり窓を閉めようと立ちあがったときに、黒板にチョークが引っ掛かった…

名前が出世魚のように変わるシステムが苦手です。

中学生だろうか。 まだ幼さが残るお顔立ちの少年たちが、歴史上の人物について独自の見解を言い合い盛り上がっていた。 柔軟な想像力から飛び出す自由なストーリーに引き込まれそうになったところで、彼らは電車を降りていった。 歴史上の人物たちと言えば、…

木の芽味噌から田楽までの数珠繋ぎ。

出かけついでにスーパーへ立ち寄ると木の芽味噌が売られていた。 木の芽味噌は、食べる分ずつ作るしかないと思っていたのだけれど、こんなにも手軽なものがあるのかと思わず商品を手に取った。 ゼリーや液体状の栄養補助食品などが入れられているようなパウ…

名探偵気分で時代の流れをのぞき見。

テレビを点けてザッピング。 テレビから微かに聞こえるような気がするのは、チャンネルが切り替わる瞬間のパチッという音。 チャンネルが一向に定まらず、見たいものがないのだと諦めた私の指先が最後に切り替えたチャンネル画面に映ったのは、古い時代劇だ…

微笑ましい律義さの背景をちらりとのぞいた日。 

大人たちが発する「オーエス、オーエス」という掛け声が聞こえてきた。 視線を、次第に大きくなる声がする方へ向けて歩いていると、イベント会場と化したグラウンドで行われていた綱引きの掛け声だと分かった。 お天気が良く、寒さも和らいでいたその日の景…

ハッピーサプライズ用の鯉のぼり探しに苦戦中。

外国で暮らしている友人から、手頃な値段で購入できる鯉のぼりをモチーフにしたものはあるだろうかと尋ねられた。 日本の鯉は一部の外国の方々にも人気だと聞いていたけれど、端午の節句の話をしたところ、鯉のぼりに興味を持った方が大勢いたという。 そし…

甘い棒付きキャンディーで美術鑑賞!?

久しぶりにレジ脇の誘惑に負けた。 いつもであれば、レジ脇の小さなお菓子が目に留まっても余裕の笑みでスルーできるのに、その日に限って、 お会計の最中に奥から別の店員が現れ、カラフルなキャンディ、チュッパチャップスが刺さっている台をレジ横に置い…