幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

自分を信じて途中で止めてみる、という策もある。

あ……続きが……。 出かけるまでの間だけと、ながら見をしていた番組がCMに入った。 人気がある番組なのか時間帯がそうさせるのか、スポンサーが多いのだろう。 CMが多い印象を受けた。 そのこと自体には何ら問題はないのだけれど、答えに辿り着けぬまま家…

素麺にも厄!?

平安の頃から食べられていた素麺、今年はまだ片手で足りるほどの回数しか口にしていない。 素麺は、天の川や織姫の織り糸に見立てて食べられていたという話や、無病息災を祈って食べていたという話などが残っており、古くから親しまれているもののひとつであ…

鹿威しと造園中の庭。

久しぶりに、近場にある公園内を縦断した。 そこには、池をメインに造られた日本庭園風のゾーンがある。 池には大人が5、6歩ほどで渡り切ってしまえるほどの短い橋がかけられており、池に近づくと羽を休めているカモや野鳥、小さな岩場で甲羅干しをしてい…

夢の中を行き来する彼らのこと。

赤土色をしたレンガに囲まれた花壇の端に、一冊の本がが置いてあった。 側には「落とし物」と書かれた紙の一部が、風で飛ばぬよう本に挟まれていた。 紙が生温い風に煽られてハタハタと音を立てるものだから、信号待ちをする人たちがチラチラとその辺りへ視…

巡り巡って私たちのもとに。

大切に味わっていたトチのハチミツが底をついた。 トチとは、栃の木のトチのことで、このハチミツはクセが少なくサッパリとした味わいで気に入っている。 ミツバチ一匹が一生涯をかけて集められる蜜の量はわずかティースプーン一杯程度だというから、私はど…

ネギトロと作戦失敗の夕暮れどき。

無性にネギトロを頬張りたくなった。 きっと、数日前から美味しそうなネギトロ画像を目にしたり、そのような話を耳にする機会があったものだから、私の口がネギトロを欲しているのだろう。 しかし、ただでさえ夏の日射しと暑さに弱い私に、この炎天下の中を…

エキゾチックな香り漂う、神秘的な熱帯夜。

真夜中に目が覚めてしまった。 二度寝を試みたけれど、思いのほかスッキリと目覚めってしまっていたのでベランダへ出てみることにした。 外へ出た瞬間に全身を覆う熱気に怯みかけたけれど、冷えすぎている体を少しだけ温めることにした。 流石に車の往来も少…

「ムンクの叫び」と「アイスクリームは結構です」

友人から届いたメッセージに絵文字がズラリと並んでいた。 使われていたのは、人が叫んでいるような顔をした絵文字である。 ムンクの叫びを元にデザインされたように見える、その絵文字を眺めながら、あの作品のことを思い浮かべた。 私たちが「ムンクの叫び…

パンチが効いた卵に出会う。

スマートフォンで撮った写真を久しぶりに整理した。 「空」と記したファイルには様々な表情をした空の写真がズラリと並んでいた。 似たような時間帯に撮ったものが多いにも関わらず、どれ一つとして同じ空はなく、削除してしまったら、その風景が無かったこ…

なんちゃってグラニテから貝ボタンまで数珠繋ぎ。

買ってきたレモンゼリーを冷凍庫へ入れた。 冷やしたものをそのまま食べても十分に美味しいゼリーなのだけれど、適度に凍らせたものを摩り下ろしてシャーベット状にすると、手軽にグラニテを作ることができるので、ホームパーティー中のちょっとしたお口直し…

仙草ゼリーで暑気払い。

いくつかの調味料が順に切れ、代用にも限界がきたため、重い腰を上げて買い出しへ出かけた。 久しぶりの場だったこともあり、入店するや否や目移りまっしぐらといった逸る気持ちを落ち着かせて必要なものをカゴに入れた。 買い忘れはないかカゴの中身を確認…

お役目終えた木彫り熊。

マンション内のゴミ置き場へゴミを捨てに行った。 入り口の扉を開けて中に入ると、視線の先に猫か何か、小さな動物が座っているような気がして、体がビクッと小さく跳ねた。 動く気配が無かったものだから近づいて見ると、木彫りの熊が2体並べられていた。 …

上くちびると下くちびるは似て非なるもの。

先週はマスクによる肌トラブルの話題を度々見聞きした。 ただでさえ、マスクと肌の接触部分が摩擦によって刺激されるというのに、汗や蒸れなどで肌がふやけ、デリケートになっているところに摩擦が加わるのだから困ったものである。 肌トラブルの話題の中に…

柿の木が繋ぐもの。

移動中に青い柿の実を見つけた。 青々としていたけれど、既に一般的な柿の実サイズにまで成長しており、あとはオレンジ色に熟すのを待つのみといった様子だった。 私の目は、その一個の柿の実をきっかけに木に生る実を次々に捉えはじめ、その木が既に柿の実…

白玉粉は寒晒し粉。

甘いものを欲し、冷蔵庫を開けると使いかけの白玉粉と上新粉があった。 確か、非常時用の缶詰の中に小豆缶もあったはずだと専用ボックスをのぞくと、賞味期限まで随分と余裕がある小豆缶があった。 非常時ではないけれどイイの、イイのと、ひと缶取り出し、…

魅惑の名を持つソレの正体。

先日、手元に残しておきたい書籍の仕分けをしていたのだけれど、そろそろ手放してもいいのかもしれないと思った1冊に、フランス語で書かれたレシピ本があった。 内容は全く読めないに等しく、その料理を再現するには翻訳機か辞書片手に頑張る必要があるのだ…

冷気と外気が混ざり合う空間で。

冷たい甘酒をグラスに注いだ。 待ちきれずにキッチンで一口。甘すぎると思った。 砂糖不使用であるにも関わらずスイーツ顔負けの甘さで、発酵のチカラ恐るべしである。 この日は、グラスに入るだけの氷を入れていただくことにした。 キンキンに冷えた甘酒の…

サバイバルと朱肉ジミ。

暑さと強い日差しを苦手としている私は、今年の夏も夜行性寄りで過ごしている。 その日は、どうしても昼間に出かけなくてはいけなくなり、腹を決めて玄関に立った。 玄関ドアを開けようとしたとき、外から蝉の妙な鳴き声が聞こえた。 蝉が玄関先でひっくり返…

借金靴、貯金靴ってなあに?

その日は、シューズクローゼット中を全て取り出してクローゼット内を拭きあげた。 私が雑巾代わりに使用しているのは、不織布で作られたお手軽布巾でお馴染みのキッチンダスターだ。 思うよりも強度があるのでキッチン以外でも使うことができ、衛生面に配慮…

不意にやってきた夏の欠片。

その日は、国際宇宙ステーション(ISS)“きぼう”を肉眼で観ることができるという日で、予定時刻の少し前からベランダにスタンバイしていた。 時間前なのに、大きめの光が通過していくものだから「え?もう?」と胸が高鳴ったけれど、よく見ると飛行機の翼に…

明日より通常公開を再開致します。

幸せのレシピ集へ足を運んで下さっている皆様へ こんにちは。 皆様、お変わりありませんか。 こちらで執筆させていただいております柊希と申します。 しばらくの間、席を外しておりましたが、明日8/17より通常運転致します。 また、お気軽にお立ち寄りい…

【お知らせ】8/8~8/16まで更新を休ませていただきます。

幸せのレシピ集へ足を運んで下さっている皆様へ こんにちは。 こちらで執筆させていただいております柊希と申します。 いつも、皆さんの大切なお時間を使ってお越しくださいまして、ありがとうございます。 本日8/8から8/16まで更新を休ませていただき…

適材適所で輝くもの。

寝心地の良い枕を探し始めてから随分と年月が経っているのだけれど、未だに、これだ!という枕に出会えずにいる。 素材や手触りに拘ってみたり、専門家によって商品化されたものの中から良さそうなものを選んでみたり、原点回帰してみるかと長年愛され続けて…

季節と季節感とアロハ・オエ。

夏が本気を出し始めたばかりだというのに、暦の上では、そろそろ立秋期間に入るそうだ。 (※2020年の立秋期間は8月7日から22日まで) そう他人事のように思ってしまうのは、私自身が季節の移り変わりに付いていけていないからだろうと、幾つかの予定を…

いつの日か、サボテン果実のお味見を。

梅雨が明けたような気がした途端に、夏の本気を見せつけらる日々だ。 なかなか明けない梅雨にヤキモキしつつも、今年は暑さ控えめの夏になるかもしれないと、私は密かに期待していたのだけれど、やはり今年も、このような状況下でも、自然は帳尻を合わせてく…

体の中にテニスコートと新幹線。

書店の雰囲気が好きで、ふらりと立ち寄っては店内を一周するというようなことを度々していたのだけれど、気付けば数か月、書店へ行っていない。 今は自分のためにも、誰かのためにも、購入するか分からない本に不用意に触れてはいけないという気持ちがあり、…

麻を自由気ままに楽しんでみる。

青い空に肉厚な白い雲が浮かんでいた。 摘まめば跳ね返ってきそうな膨らみ方をしていたものだから、つい、子どもっぽい想像が広がってしまった。 いつの間にか8月かと思っていると、チャイムが鳴った。 宅配業者の方である。 暑い中、マスクをした状態での…

コオロギが、おせんべいになっちゃった。

コオロギせんべいか、そう思いながら画面を覗き込んだ。 以前、昆虫食の話題に触れたことがある。 古より昆虫を貴重なたんぱく源として食している方々は、国内外を問わず大勢居らっしゃるけれど、昨今は、これから来るであろう食糧危機対策や地球温暖化対策…

豹変するおじいさん、その名はザントマン。

早く眠らなくてはと思いつつも、手に取った本の続きを知りたくて夜更かしをした。 その間、瞼が何度も閉じかけていたのだけれど知りたいことにまで辿り着かず、ショボショボする目を擦りつつ読み続けた。 ふっと集中力が途切れ時計へ視線を向けると、もうす…

ヒゲも美味しく召し上がれ。

野菜室内の野菜が底をつき、気持ちが良いほどの空間ができた。 久しぶりに目にした状態をこれ幸いと思い、庫内の簡単なお掃除と消毒をした。 そして、曇りが取れて艶を取り戻した庫内をフレッシュな食材で満たすべく買い出しへ出た。 スーパーの出来り口に置…