幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

食卓に花を添えてみること。

f:id:hiiragi1111:20151022170034j:plain

秋の陽射しを浴びながら自宅を目指して歩く。

日々のあれやこれやを頭の中に巡らせながら、

自分の思い描く自分はずっと先を歩いているように思えて

ふと零れ落ちそうな溜息をグッと飲み込む。

それでも、幸せを感じられている自分の日々を「ありがたい」と思う。

一瞬、一瞬を大切に、

心残りのないように味わい尽くして、感じつくして前へ進もう。

そんな事を思いながら、

今日の夕飯は何にしようかな?なんて、

とても現実的な事を思う自分にちょっと苦笑した。

これが、生きているという事なのかもしれないなと

半ば強引に彷徨う思考に終止符を打ち、

歩みを進めるといつものお花屋さんが視界に入った。

 

カラフルな花たちに吸い込まれるかのように店内に足を踏み入れる。

一瞬にして元気を補充してくれるこの空間が好きだ。

 まずは店内を軽くぐるりと見渡した。

この日、私の目に飛び込んできたのは

マゼンタカラーのカーネーションとピンクのバラ。

濃いめのカラーと、葉っぱのグリーンのコントラストが大人の可愛いらしさ満点で

眺めているだけでも心が躍った。

眺めているだけでは物足りず、1本ずつ購入し連れ帰った。

 

きちんとした花瓶に生けるのも素敵なのだけれど、

私は、よそゆきな飾り方ではなく、

敢えてグラスやマグカップを使う事が多い。

理由は、お手入れが楽であることと、

お花の持ちが良く長く楽しめること。

そして、それ以上に、「普段」に何となくしっくりくるというのが一番の理由だ。

もしかしたら、

この花たちと一緒に自然体の日常を過ごしたいのかもしれない。

 

この日は、カーネーションと薔薇を少し短めにカットして

シンプルで透明なカジュアルグラスに挿し、

ダイニングテーブルに置いた。

 

小さくて大きい、その存在感に癒されて

自然と呼吸が深くなり笑みがこぼれる。

いつもの見慣れた空間が心なしか華やかに感じられて

空気までもが澄んだように感じるのだから

自然のチカラというのは無限で不思議なものだと思う。

 

子供の頃、

道端で摘んだ草花を好きな子やお母さんにプレゼントした記憶はないですか?

小さいお子さんや、

小さかった頃のお子さんに草花をプレゼントされた記憶はないですか?

何かの節目にお花を贈ったり、贈られたもしますが、

どのシチュエーションも

心がほんわり温かくなる瞬間ではないでしょうか?

 

どの時代も優しくて温かい想いと共に在るお花。

あなたの空間にも自然体のお花を1輪飾ってみませんか?

きっと、みんなの心の中にも

ぽわっと優しいお花が咲くことでしょう。

 

画像提供special thanks:FlashNatural:http://flashnatural.com