幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

日本には気持ちが優しくなる言葉がたくさんある

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私たちが当たり前のように使っている日本語。

少しずつ変化しつつも日本人の思いやりの心や

侘び寂が至るところに散りばめられていて

とても繊細で情緒豊かで素敵な言葉だと思いませんか?

 

時代と共に変化する言葉。

特に日本語は変化の多い言葉なのではないでしょうか。

ここ近年を振り返ってみても、

様々な言葉が生まれ、消えてを繰り返しています。

流行語からは時代背景も伺え、

言葉は私たちと共に生きているのだと感じます。

 

海外の方と英語で会話をする時、

言葉に詰まる事があります。

私の英語力の無さが占める割合が多いだけなのですが、

それはさておき。

 

日本語は物事の移りゆく様や

細やかな気持ちの変化を表わす単語が多く存在します。

ニュアンスが細やかく英語で表現する事が難しいのです。

 

例えば英語だと「イエス-Yes-」「ノー-No-」とシンプルですが

日本語ですと

どの程度のイエスなのか、

どの程度のノーなのか

言葉の組み合わせで気持ちの度合いを相手に伝える事もできます。

返事を受けた相手も、その度合いを言葉から感じ取り、

相手への配慮を変える事も可能です。

このような見えない想いが含まれている言葉は珍しいように感じます。

 

同じ事を英語で表現しようと無理をすると、

結局どっちなの?「Yes?No?」と二者択一を迫られます。

外国の方に「日本人は優柔不断だ」と感じる方が居るのは

この辺りにもあるのかもしれません。

ただ、日本人の侘び寂や思いやりが感じられる点でもあるのではないかと思うのです。

 

 

日本には気持ちがほっこり優しくなるような言葉がたくさんあります。

先人たちが作った大和言葉、

あなたも日常で使ってみませんか?

ここでいくつかご紹介してみますね。

 

『腕によりをかける』は、

ご存知の言葉だと思うのですが、これも大和言葉なのです。

 

例えば、お夕飯の時に

「今日は気合い入れて作ったから美味しいよ」と言っていたのを

時々、

「今日は腕によりをかけて作ったから美味しいよ」と言ってみる。

ほんの少し、印象かわりませんか?

 

『月が冴える』は、

澄み渡った空にお月様がきれいに見えている様子を表わす大和言葉です。

『昨夜はお月さまがきれいだったね』も良いですが、

時々、

『昨夜はお月さまが冴えていたね』と言ってみる。

 

『ごゆるりと』は、リラックスして欲しい時に使う大和言葉ですが、

緊張している来客や、

仕事でお疲れ気味のご主人に、

「ゆっくりして下さいね」「ゆっくりしてね」ではなく

笑顔で

『ごゆるりと』と言ってみる。

やさしい空間が広がるイメージが湧きませんか?

 

言葉は使い方と選び方で

その先のイメージが七変化します。

あたりまえに在る言葉だからこそ、

ほんの少し意識して

楽しみながら使ってみませんか?

 

画像出典:https://jp.pinterest.com/