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幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

未来へ繋ぐということ、大切にするということ

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ある時、間接的にだけれども

日本の職人のお話を聞かせていただく機会がありました。

50年以上の経験をもつ熟練の靴職人のお話です。

1枚の革をそれはそれは手際よく無駄なく使い、

熟練技を惜しげもなく詰め込み、

人の足にすっと馴染む素敵な靴を作るのだそうです。

その工程やこだわりを聞いていたら、

そこまで愛情を注がれた靴なら一度履いてみたいと思いました。

 

しかし、このような熟練の技によって作り上げられる、

人の手によって生み出される手作りの品は

技術の進歩と共に少しずつ消えつつあるのです。

 

割に合わない、

修行が厳しい、などの理由もあって

なかなか後継者がいない、育たない、続いていかない現状。

 

また別の先人たちの情熱と頑張りがもたらしてくれた技術の進歩によって

世の中に物が溢れる様になりました。

そのおかげで私たちの生活は

うるおったり満たされるようになり豊かになりました。

ありがたいことで、

技術の進歩もまた、財産です。

 

この現状を見つめてみると

伝統や技術、想いや在り方も含め、

何かを受け継ぎ未来へ繋いでいくことは簡単ではないのだなと、

改めて感じた時間でした。

 

職人たちの技術や静かで熱い想いに

胸の奥を震わせながら色々な話をしていたのですが、

話題は様々な資源の話へと移りました。

 

工場などで大量に生産される食品や衣類などありますが

不良品とまではいかなくても

少々難があると全て破棄する事になる現状があるという事。

 

破棄するにもお金がかかるということで

物によってはチャリティー活動も兼ねて

他国へ寄贈されるものもあるけれど

破棄される事も少なくないのだとか。

 

物作りに携わっているその方は、

そこにジレンマを感じていて、

できる限り資源・素材は大切にしたいと熱く語っていました。

 

「難あり」の商品だけれども、

全てを正直に明かした上で、

それでも良い、気にならないという方に販売したり、

その難を隠すのではなく発想の転換で

生かして必要ならば再度手を加えて新たな商品とするなど

色々な取り組みも見られる昨今。

世の中の在り方も皆の意識のもと、

少しずつ変わっていくのかもしれないですね。

 

全て元々は地球の一部。

それを私たちは分けてもらって、手を加え使っている。

例えば、自分が作ったもの、分けてあげたものを

乱雑に扱われたら悲しいですよね。

 

満たされている私たちの生活を

昔の何も無かった頃の状態に戻すことは不可能に近いと思います。

それならばせめて、

自分の手元に来たものは大切にしたいですね。

大切に食したいですね。

 

生み出す側も受け取る側も

時々立ち止まって「ありがとう」の気持ちを意識する事ができたなら

あたたかい何かが繋がっていくのかなとも思うのです。

梨を剥きながらそんな事を思っていたのですが、

口に運んだこの日の梨は、瑞々しくてシャリシャリとした歯ごたえで

いつもよりも、あまくて、美味しく感じられました。

美味しかった♪

ごちそうさまでした。

 

画像出典:https://jp.pinterest.com/