皆さんはイギリスのウェールズという場所をご存知でしょうか?
イギリスと言えば、ロンドンやスコットランドのイメージが強いので知っている方は少ないのですが、あのジブリ、宮崎駿さんの作品、「天空の城ラピュタ」は、このウェールズ地方を参考にして作られたと言われています。
目の前に広がる美しい景色やお城を眺めていると、ラピュタの世界観が広がり、パズーやシータが現れてもおかしくないと感じる、とても素敵な場所です。
私は、ロンドンまで電車で30分程の場所に住んでいた事があり、ちょうど、この時期に休暇を利用してウェールズへ足を伸ばしました。
最近の寒さが、その時の事を思い出させてくれましたので、今回はウェールズの事とウェールズに伝わる素敵な“スプーン”のお話をご紹介させていただこうかと。
温かいお飲み物と一緒に、のんびりお楽しみにいただければと思います。
まずは、簡単にどのような所なのかといいますと、ウェールズは自然が豊かでのどか、
そして親切で優しい方が多いです。
南ウェールズは石造りの建物が多いのも特徴です。
様々な歴史や文化、伝説に触れる事ができます。
公用語はウェールズ語と英語。
地域によっては日本で言うところの「方言」がつよく、英語が聞きとりにくかったり、
通じにくい場合もありますけれど、親切な方が多いので、“人と人”の濃いコミュニケーションがとれるようにも感じます。
訪れた際には旅の醍醐味を味わえる事でしょう。
そして、“スプーン”のお話を。
このウェールズで有名なもののひとつに、一本の木を彫って作った木製のスプーン“ラブスプーン”があります。
これは、若い男性が愛する女性に愛を告白するために作られたのだそう。
ヨーロッパ北西部では銀のスプーンは愛の象徴で、戦地へ赴く恋人に贈ったと言います。
今もその文化が残るウェールズ地方では、恋人にスプーンをかたどったペンダント(ラブ・スプーン)をプレゼントする習慣があります。
また、このラブスプーンはモチーフの組み合わせで色々な意味を持ちます。
我が子や大切な人の誕生日、記念日にも贈られますし、結婚するカップルへの贈り物にされる事もあります。
サイズもキーホルダーにできる小さいサイズのものから、お部屋や玄関に飾れる大きなものまであり、どれも温かみのあるスプーンです。
大切な人の幸せを願い、想いを込めて贈るスペシャルなスプーンのモチーフには、下記の意味が込められています。
ハート-愛情
網目模様-永遠の愛
馬の蹄鉄-幸運
ダブルハート-愛情たっぷり
鎖-永遠の繋がり
ダブルスプーン-仲良く時を重ねてゆく
十字架-信頼、信じる心
鍵-家内安全
四葉のクローバー-幸福
ボール-子供の数
ダイヤモンド-富
ドラゴン-守り
花-愛情
歴史あるラブスプーンのお話と一緒にスプーンのプレゼント、いかがですか?
画像をお借りしています:http://www.karibu-chai.com/