幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

気持ちに余裕が無い時と車酔いは似ている

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私はちょっぴり、三半規管が弱い。
遊園地のジェットコースターや絶叫マシーン、
グルグルと回転するような乗り物が苦手だ。
というと、じゃぁ何の為に遊園地へ行くんだ!と言われてしまいそうだけれど、
そう言われたら私はこう答えます。
“夢を見に!”と。
無理やり乗せられて涙が出ようとも、
ちょっぴり気分が悪くなろうとも、
絶叫マシーンを楽しめなくたって、遊園地を楽しむ術はいくらでもあるのです。

閑話休題。

先日、山道ドライブへでかけた。
色づいた山の木々と青空とのコントラストを眺めながら
自然の色はどうしてこうも完ぺきなのだろう、
と思いながら景色を楽しんでいた。

そんな時にやってくる、車酔い。
景色を目に焼き付けたくて
真剣に眺めれば眺めるほど、私の三半規管はグルグルグルグル回りだす。
もう目を閉じているしかなくなるコレ。
本当に厄介だ。

豪快に車の窓を開け、
目を閉じたまま新たな空気を吸い込みつつ、ふと思う。

もしかして、
日常の中で視野が狭くなる事と車酔いは似ているのではないか?!
物事を俯瞰できなくなると、
つい目の前の事ばかりに囚われて惑わされ、
目の前に起きている状況だけに一喜一憂してしまう。
それだと、こころが落ち着かず、落ち込む事がある。
新しい事を考える余裕もなくなる。
少し似ている気がする、車酔いと。

車酔いをしたときは、
新しい空気を吸い込んで、しばらく目を閉じる。
そして、ちょっと先、遠い空を眺めて落ち着かせる。

ならば、目の前の事でいっぱいいっぱいになってしまった自分に遭遇してしまったら、
一度、深呼吸をしてみよう。
そして、今よりも少し長いスパンで目の前の出来事を見てみよう。
一週間、一か月、二か月、三か月、半年、一年。
ほんの少し、今よりも大きな視野で目の前の事を見直してみると
現状が思うように運んでいなくても些細な事のように感じられて
ひと呼吸おくことができる。
ひと呼吸おくことができたのなら、
冷静に現状と向き合うことだってできる。

そうすれば、現状を打破する閃きに出会ったり、
自分が感じていた程、焦るような状況ではないことに気づいたり、
もっと別の何かに気が付くことだってあるのではないだろうか。

そんな事を思いながら冷たい外の空気を吸い込んで
遠い空を眺めていたら、
いつの間にか私の車酔いも止まっていた。

あなたも、
自分がいっぱいいっぱいになっていると感じたら、
それは車酔いと同じかもしれません。
少し先の、
遠くの空を眺めてみましょう。
深呼吸をお忘れなく。

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