突然ですが、
皆さんは自分の本棚や
スマートフォン、パソコン内に保存してあるブックマークを人に見せられますか?
または見られても平気ですか?
私は、見せられないし、見られたくないし、とても気にします。
もし、断りもなく見られたら
「この人ったら、デリカシーな~い」と
心の中で地団駄踏みながら叫びます。
少々大袈裟かもしれないけれど、
ランジェリーの引き出しを開けられるより恥ずかしいのです。
私は趣味や興味のふり幅が広すぎるようなので、
一見、まとまりのない本棚、ブックマークの様に見えるのですが
自分の、ありとあらゆる興味や趣味嗜好の全てがそこに在ります。
系統を瞬時につかまれる事は無いにしても
普段は直接見られることのない私の脳内を
覗かれているような気持ちになってしまうのです。
自分で客観視してみても、
自分本来の趣味嗜好と、
その時々に興味があるもので構成されているので
私のブックマークは、とても細かくカテゴリー分けしてあります。
フォルダーの中にフォルダー、更にフォルダーと、まるでマトリョーシカ。
私をざっくり説明するには十分すぎる程の情報がそこにはあるのです。
ですから、
よそ様のお家の本棚は興味があるけれど
見てはいけない場所という感覚があり目線を外します。
ブックマークも、ネット上にある自分の本棚だという感覚があるので、
他人のブックマークは目に入らないようにしているのですが
スマートフォンのブックマークを私にも見せながら検索をする友人がいます。
無防備すぎる・・・・・・と、いつもハラハラします。
ある日、思い切って本棚やブックマークの事を話題にしてみました。
彼女は、
「そんな事気にした事もなかったよ、柊希、細かいっ」と笑いました。
私の心は、「(え?そうなの?そういうものなの?)」と
軽く、カルチャーショックです。
きょとんとする私に、彼女はこう続けました。
「そうかもしれないけれど見られて困るものは無いし」と。
そして、にやけ顔で聞いてくるのです。
「ねぇ、柊希のブックマークって人に見せられない怪しいものがあるの~?」
「いやいや、ないない!そういう意味じゃないよ。
私も見られて困るようなものは無いよ」
身振り手振り付きでそう返す私は意味もなくアタフタしていました。
やってもいない浮気を疑われる男性の気持ちは、こんな感じなのか?!と
妙な形で気持ちを重ね合わせたりもして。
その後も彼女とこの話題で盛り上がりましたが、
見られたって平気だという彼女と
絶対に見られたくないのだという私の意見は平行線のままでした。
あなたの本棚やブックマーク、ちょっと見てみて下さい。
「あなた自身」をそこに見ることができるかもしれません。