幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

猫の世界も人間の世界も同じ。楽しみながら、傷つきながら向き合っていく。

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最近、はまっていることがある。

可愛い猫たちの画像や動画を観ることだ。

猫は好きなのだけれども子供の頃に犬を飼っていたことがあり、

どちらかと言えば自分は犬派であると思ってきた。

犬との素敵なご縁があれば我が家へお迎えしようとも思っていて

現在、その日がくるのを静かに楽しみにしているところでもある。

 

だけれども、ここ数年どういう訳か猫との不思議なご縁が増え

触れ合う機会も多くなり自然と目に留まる様になっている。

もしかして、私って実は猫派なの?とも思い始めている。

時々立ち寄らせてもらう幾つかの神社では猫を飼っている。

足を運んでたらいつの間にか、そこの猫たちと仲良くなっていた。

先日も出かけた帰りに神社に立ち寄った。

神社の敷地内に入ると何処からともなく猫が現れて

少し長い距離の参道案内人ならぬ案内猫になってくれる。

お詣りが終わり振り返ると、また他の猫が現れている。

その場に腰を下ろすと、その猫はすりすりと寄ってくるのだ。

猫を撫でながら、しばらくお話しをする。

実際には声に出したり、出さなかったりだけれども通じている気がする。

 

気持ちよさそうに撫でられていたのに、

気分が変わるとプイッとそっぽを向いたり、

ひっかいてきたりするあのマイペースさが、たまらなく可愛いと思うのだ。

柔らかい体とくりっとした瞳に小さい口。

カプッと噛みつく小さい歯。

私が出会ってきた猫たちのほとんどは甘噛みができる猫だったけれども、

加減が分からないのか、いつだって真剣に噛みついてくる子もいる。

その日、私が遊んでいた猫は後者のタイプ。

 

宮司の話によると可哀想な生い立ちの猫だから

噛みつく時の力加減が分かっていないのかもしれない、とのことだった。

今は神社の他の猫たちとじゃれあうようになって、

少しずつ加減できるようになってきているようだ。

それでも、楽しさからくる興奮で勢い余って他の猫に本気で噛みついて、

加減ができていないものだから痛い目に合う事も多いのだとか。

 

この猫、モモというのだけれど、

実生活の中で新しい傷を負いながらも、色々と学んでいる最中のようだ。

この日も興奮したのか、モモは私の指先を思いっきりガブッと噛んだ。

顔が歪んでしまうほどの痛みが走る。

大きな声が出そうなのを必死に抑えて、

ムツゴロウさんになったつもりで「それは痛いよ」と小さな声で言ってみる。

通じたのだろうか。

自分の歯形がしっかりと付いている私の指先を舐め始めた。

時折、私を見上げる目が「ごめんね」と言っているようだった。

人との向き合い方に少し似ているようにも感じた。

可愛いな、猫。

 

あなたは犬派ですか?それとも猫派ですか?

私は、愛らしい猫たちの画像や動画を眺めながら

犬も猫もお迎えできないだろうか、と想像して楽しんでいる今日この頃である。

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画像出典:https://jp.pinterest.com/

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