少し前に、体の冷えを改善させるための対策のひとつとして、
体を温める性質をもつ飲み物と、体を冷やす性質をもつ飲み物がある事をご紹介させていただきました。
今回は、食べ物編と題しまして、私たちが口にしているお野菜やフルーツをご紹介したいと思います。
今回は、体の冷えを改善するという視点からお話しさせていただいていますが、
お野菜やフルーツ、飲み物の持っている性質を知っていると、
今年もやってくる暑い夏に食べ物で涼を得る事ができたり、エアコンで冷えすぎてしまう体を、
食べ物を使って内側から冷えすぎないように予防したりする事にも応用できます。
既にご存知の方は、今の食生活と体調を見直すきっかけにしていただいて、
もし、初めて知るという方は、簡単な食材の見分け方も一緒にご紹介しますので、
自分にとって無理のないやり方で、自由にライフスタイルに取り入れていてはいかがでしょうか?
まず、自分が手にしたお野菜やフルーツは、
体を温めるものか、冷やすものかを見分けるコツをご紹介しますね。
【体を温めるお野菜とフルーツの見分け方のコツ】
冬が旬のお野菜
地面の下で育つお野菜
赤い色、オレンジ色、黒っぽい色のお野菜
寒い場所で収穫されるフルーツ
【体を冷やすお野菜とフルーツの見分け方のコツ】
夏が旬のお野菜
地面の上で育つお野菜
緑色の葉物野菜、白い色のお野菜
暑い場所で収穫されるフルーツ
いかがですか?少しコツがつかめたのではないでしょうか?
寒い地域の方や寒い季節は体を温めなくてはいけないので、
必要な効果をもったお野菜、フルーツが育つ場所、育つ時期のものは体を温めてくれます。
逆に暑い地域の方や暑い季節は体を冷やしたいので、
こちらもまた、必要な効果をもったお野菜、フルーツが育つ場所、育つ時期のものは体を冷やしてくれます。
見分け方のコツが分かったので、今度は実際に、どんなお野菜、フルーツが体を温めるの?冷やすの?ということで、例を挙げてみます。
【体を温める野菜・フルーツ】
にんじん、ねぎ、ごぼう、山芋、たまねぎ、かぼちゃ、こんにゃく、れんこん、生姜、にら、にんにく、赤唐辛子、りんご、オレンジ、いちじく、ぶどう、さくらんぼ、桃、プルーン、など。
【体を冷やす野菜・フルーツ】
レタス、キャベツ、ほうれんそう、トマト、ナス、大根、もやし、白菜、小松菜、きゅうり、おくら、なす、ゴーヤ、バナナ、マンゴー、レモン、パイナップル、すいか、グレープフルーツ、柿、など。
【見分け方のコツに当てはまらないものがあるけれど?】
この見分け方のコツも100%パーフェクトではなく目安です。
赤いトマトは体を温める方に分類されるはずなのですが、元々は暑い地域の食材なので体を冷やすお野菜です。
冬が旬の白菜も体を温めると思われがちですが、こちらは緑色で葉物野菜なので冷やすお野菜です。
オレンジは温かい地域でとれるので見分け方をコツを使うと、体を冷やすフルーツに分類されそうですが、
オレンジは血流を促して体を温めてる性質をもっているので温めるフルーツに分類されています。
例外もありますが、見分け方のコツは掴んでいただけましたでしょうか?
体を冷やすフルーツのラインナップを見てみると、
私たちの体に欠かすことができない酵素がたっぷりと含まれているものや、むくみをとってくれるものばかりですよね。
このような場合は、フルーツと一緒に体を温める食べ物や飲み物を合わせたり、
1日の食事の中で体を温める食材を意識するとバランスがとれてくるかと思います。
食材を確認している暇がないな、という時には、体を温めるものの中に発酵食品がありますので
食卓にお味噌汁、お漬物、納豆などの発酵食品を一品加えてみてはいかがですか?
冷え性を早く改善したくてやらなくては!と意気込んでしまうと、息切れしてしまいます。
肩の力を抜いて、焦らず毎日少しずつ。
無理せずに生活の中に取り込んでいけるものから取り込んでみて下さいませ。
関連記事:
画像をお借りしています。:https://jp.pinterest.com/