朝に食べるフルーツは金。
昼に食べるフルーツは銀。
夜に食べるフルーツは銅。
突然ですが、このような言葉を耳にしたことはありませんか?
この言葉が何を意味しているのかといいますと、
美容や健康という視点からフルーツを見た場合、
食べる時間帯によってフルーツがもつ効果が発揮される度合いが変わると言われています。
これを効果の高い順に金、銀、銅で表しています。
フルーツは消化が良い上にエネルギー補給になる糖分(果糖)が含まれています。
水分不足になりがちな体に効率よく水分を補給することができますし、
同時に、私たちが生きていく上で必要な酵素や
ストレスを軽くするために必要なビタミンCなども補給できます。
更に、朝起きてフルーツで糖分(果糖)を摂ることで甘いものに対する欲求が自然と満たされるため、
一日のうちに摂取する糖分を抑えることができ、長期的に見た場合、ダイエットにも一役かってくれるのです。
このような栄養素が体に一番必要な時間帯、
効率よく吸収される時間帯が朝→昼→晩の順番なので、朝に食べる果物は金、と言われています。
このような視点からフルーツを見た時は朝に食べたほうが良いのですが、
お昼に食べる時、夜に食べる時だってありますよね。
そのような場合にもフルーツを食べるのに適したタイミングがあります。
理由も含めてご紹介2パターンご紹介します。
【フルーツは食事の前に食べると良い。】
通常のお食事は3~4時間かけて胃から腸へと届きます。
しかし、フルーツは空腹時であれば30分ほどで腸へ届くのです。
ですから、フルーツをお食事より先に食べておくと、
フルーツの酵素が効率よく働き、お食事が消化されやすくなるのです。
お食事を食べる30分~1時間程前にフルーツを摂ると胃腸への負担を防ぐことができます。
外出先でのお食事の時にはフルーツからは食べにくいですよね。
そのような時にはできるだけ生野菜のサラダから食べる事で体の負担を軽くすることができます。
【デザートにフルーツを食べるのならば、時間を空けましょう】
お家ごはんの後は、すぐにフルーツを準備してテーブルに並べてしまうこと、ありませんか?
お食事後すぐにフルーツを食べてしまうと、
お食事の消化や栄養素吸収の効率を下げてしまいます。
どうしてそのような事が起こるのかといいますと、お肉、お魚などを消化中の胃にフルーツが入ると、
フルーツは他の食べ物と一緒にとどまった状態で自分のもっている酵素で、胃の中で発酵をはじめてしまいます。
フルーツのアルカリ性が胃酸を中和して消化の力を弱め、お肉、お魚などの消化不良を起こしてしまうのです。
胃腸に負担がかかるだけではなく、お食事とフルーツの栄養が吸収されない、酵素貯金もできないという
非常に勿体ない状態が胃の中で繰り広げられているのです。
ですから、もし食後のデザートとしてフルーツをいただく場合は
お食事後2時間以上あけてからいただきましょう。
習慣を急に変えるのは大変なので、
できるだけ朝にフルーツを摂るようにしたり、
食後のフルーツの時間を見直してみた時には
体の変化を観察してみるのもいいかもしれませんね。
胃腸の強い方は、あまり変化を感じられない場合もあるかもしれませんが
その強さを長く維持するためにも、ご自分の体を気にかけてみてくださいませ。
美味しいフルーツを、あなたのベストタイミングで召し上がれ!
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