幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

節分が近づくと目にする「恵方」。どうして恵方は毎年変わるの?

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節分が近づいてきましたね。

皆さんも恵方巻を召し上がりますでしょうか。

2016年の今年、

歳徳人(としとくじん)という神様がいらっしゃるのは

「南南東」の方角のようですね。

この歳徳神(としとくじん)様は、

その年の幸せを司るとても美しい姫神様(女神様)で、

毎年、滞在場所を変える神様なのだそうです。

ですから、毎年恵方が変わるのだとか。

※姫神様には諸説あります。

 

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私はある時ふと、

どうして歳徳神様の引越先がわかるのだろう?

誰が引越先をきめているのだろう?と素朴な疑問を抱きました。

そこで調べてみると、

その年の「十干(じっかん)」によって決まっているのだそうです。

2016年を十干で見てみると「丙申」の年なので「丙」。

これを方角で表すと「南南東やや南」なので、

今年の恵方は「南南東」「南南東やや南」などと言われています。

※十干については、また機会がありましたら改めて。

 

本来は、恵方に向かって何かことを行えば、

「万事に吉」とされていました。

これが江戸時代から明治時代にかけての大阪の花街で

節分をお祝いしたり、

商売繁盛を願ったりしながら、

皆で巻き寿司を食べたことから「恵方巻き」が始まったと言われています。

発祥の地には大阪説や愛知説などがあり、

現時点では定説はないようです。

 

時代の変化とともに「福を巻き込む」巻き寿司を

「ご縁を切らない」ようにして一本丸かぶりするという風習が広がったのですが、

この巻きずしを一本食べ終えるまでは

誰とも口を聞かずに無言でお願い事をしながら食べるのです。

 

これは、せっかくの福を漏らさず全ていただくためなのだそうですが、

巻きずしを一本黙って完食する姿は少々シュールで、

見ようにによっては

苦行にも見えるような気がするのは私だけでしょうか。

 

そのように感じているけれど、

毎年、歳徳神(としとくじん)様とのご縁をきっちりと結びたい私は

丸かぶり用に少し小さめ、細目の巻き寿司と

好きな具材が巻き込んである巻き寿司と用意しています。

皆さんのお家では、どのようなスタイルで恵方巻を楽しまれますか?

何かと忙しい時代ではありますが、

各々のスタイルで節分の日の「恵方巻き」を楽しんでみてはいかがでしょうか?

 

【恵方巻のお作法】

恵方巻は恵方(南南東)を向いて黙って食べましょう!

恵方巻きを食べながら、静かに心の中で歳徳神様にお願い事をしましょう!

恵方巻きは一気に食べましょう!

 

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