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幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

あなたの思い出の味は何ですか?思い出は最高の調味料。

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時に思い出は最高の調味料となる。

学生時代に友人たちとワイワイ言いながら立ち寄り食べていた「おうどん」。

それはそれは美味しくて、大人になって様々な美味しいものを知ってからも、

心の奥のどこかしらでは、あのお店の「おうどん」はとびっきりに美味しい。

そう思っていた。

 

学校を卒業してから一度も訪れていなかったこともあり

久しぶりに足を運び、あの頃の味を口に運んだ。

「あれ?こんな味だったかな」

決して美味しくないわけではない。

美味しいのだけれども、

あの頃の胸にダイレクトに響くような気持ちが湧いてこない。

自分が大人になったことを感じる瞬間のひとつだ。

 

大迫力の景色だという印象をもっていた場所へ

大人になってもう一度足を運ぶと、

「こんなに小さかったかな?この景色」と思うこともある。

景色が小さくなったわけではなく、自分が大きくなったのだ。

身も心も、あの頃よりも大きく。

あの頃が急に色褪せたような気がして少し切なくもあるのだけれど

あの頃の自分に寄り添ってくれた味や景色は、

やはりちょっと特別で、

感じ方が変わってしまっても贔屓目で見てしまうのだ。

 

私の中に在る、

そのようなものの一つに、タノックスのマローティーケーキがある。

これは、イギリスで長い間愛され続けているお茶菓子で

アフタヌーンティーなどでよく食べられている。

かしこまった感じのお菓子ではなく、

スーパーや売店などでリーズナブルに手に入れる事ができる

知らない人はいないくらい有名なお菓子。

 

どのような物なのかというと、

ソフトクッキーのようなスポンジの土台の上に

大きなマシュマロが乗っていて、

それがチョコレートでコーティングされているとても甘いお菓子、

いや敢えて「甘ったるい」と表現する方が伝わりやすいかしら。

紅茶やコーヒーと一緒にいただくに限るお菓子なのです。

日本のお菓子で例えると、

某エンゼルパイのマシュマロ部分が多くなってフワッと軽い食感だけれども

甘さが増した、そのような感じです。

このようなお茶菓子がイギリスにはいくつかあるのですが、

どれも甘い、甘い、甘ったるい。

号に入れば郷に従えで、それもまた癖になってしまうのだけれども。

 

そのタンノックのティーケーキを海外旅行へ行っていた友人に

「懐かしいんじゃないかと思って」とお土産でいただいたのだ。

少しレトロで可愛いパッケージに心が躍った。

とっても甘い事は百も承知。

封を切る前に、いつもより濃い目のブラックティーを淹れて

久しぶりのティーケーキを味わう。

海外のお菓子特有の潔いほどの甘ったるさに目眩と笑いがおこった。

そして、温かくて懐かしくて「美味しい」と思った。

空腹に勝るとも劣らず、思い出は最高の調味料だ。

あなたの思い出の「味」は何ですか?

あなたのあの頃にタイムトラベルできる鍵になるかもしれませんよ。

 

画像出典:https://jp.pinterest.com/