寒い時期になると目にする「芽キャベツ」。
皆さんのご家庭では食卓へ上がることがありますでしょうか?
見た目は、私たちが良く食べるあの大きなキャベツを、
ドラえもんのスモールライトで、ひと口サイズにまで小さくしたような、
小さくて可愛らしいキャベツです。
我が家ではポトフや煮込み料理各種、おでん、などに丸いままゴロゴロっと入れて楽しみます。
蒸したりオーブン料理に添えたりしても美味しいので、幅広いお料理に使うことができる甘みのあるお野菜です。
その日は、陳列棚から少し離れた場所からも「芽キャベツ」がある、と
気づくことができる程、たくさんの芽キャベツが入荷していました。
私は、芽キャベツを連れ帰る気満々で陳列棚に歩み寄ります。
すると、普段は見かけないPOPカードがゆらゆら揺れているではないですか。
芽キャベツで土台を押さえているのか、
陳列棚に敷き詰められた芽キャベツの中から細い棒がニョキッと伸びて
その先で可愛らしいPOPカードが冷気を受けてゆらゆら揺れている。
「これは要る?まぁ、どちらでもいいのだけれど」
揺れるカードと芽キャベツを交互に眺めながら、そのような事を思いました。
その時、POPカードの奥にある、もう一枚に気が付きました。
視線を移すと畑の写真のようでした。
どうやら、目の前の芽キャベツたちの故郷のようなのだけれども
私は驚きで声が出そうになるのを押さえました。
突然ですが、
皆さんは芽キャベツがどのような状態になったら収穫されるのかご存知ですか?
どのような状態で畑に居るのか、ご存知ですか?
恥ずかしながら私は、その時まで知らなかったのです。
こちらが画像です。
一般的なキャベツのように成長するのではなく、
葉の付け根に出てくる脇芽が重なって球場になります。
そして、一本の茎に鈴のように50~60個程、実るのだそうです。
収穫後の芽キャベツを購入することが私の中で当たり前になってしまっていて
芽キャベツがどのような状態で実るのか、
収穫されるのか、意識が全く向かなかったのです。
豆と芽キャベツでは全く違うのだけれども、
芽キャベツがこのまま成長したら、
ジャックと豆の木の豆の木のようになってしまうのではないか?!
と童心に帰ってしまう程の衝撃を芽キャベツの真実から受けました。
私にとって、今のところ2016年一番の衝撃です。
芽キャベツの旬は「冬」。
収穫時期が11月中旬~3月頃までのようなのでまだ間に合います。
今回は栄養価の詳細は割愛させていただきますが、
小さいけれどキャベツ以上の栄養価をギュッと宿しているお野菜です。
既にご存知だった方も、私と同じで初めて知ったわ!という方も、冬の味覚の芽キャベツを食卓にいかがですか?