皆さんは数年前に血液型別ダイエットというものが、ちょっとしたブームになったことをご存知でしょうか?
血液型別の書籍が出版されたり、雑誌やテレビなどでも取り上げられていたので、記憶に残っている方もいらっしゃるかもしれませんね。
当時の私は、「(ほんとかな~)」と、一歩引いたところからそのブームを眺めていました。
だけれども、興味もあったのです。
血液型が同じだとしても人の体も体質も十人十色、全ての人がデータに当てはまるということはないだろうけれど、全く当てはまらないかと言われれば、そうとも言い切れない。
それならば、これらの情報のどこを切り取って自分のものにすればいいのかな?そのような視点で、この血液型ダイエットを見てみることにしました。
自分自身や家族、身近な人たちの食生活と好み、そこから見えてくるものを眺めていたら、血液型が持つ体質というものは、当たらずとも遠からずだなと思えてきました。
血液型ダイエットという名目ですので、痩せるために積極的に摂った方が方がいい食材などもあるようです。
しかし、皆さんもご存知の通り、それだけを食べればいい、という事ではないですし、
様々な食材をバランスよく摂りながら、自分の体質の長所と短所を知って、微調整していくことが大切ですよね。
ですから、ご自分やご家族の体質の特徴のようなものを知って見ませんか?
少し調子がおかしいな、疲れたな、と感じられたときや、ボリュームのあるお食事が続いた後の調整の際のヒントになる事がありますよ。
今回は、A型さんについてご紹介します。
A型さんは、植物を中心とした食生活をしていた農耕民族をルーツにもっているのだそう。
ですから、穀物類の炭水化物を分解する酵素を多くもっていて、植物から栄養を体に取り込むことが得意なのです。
炭水化物を抜くことで健康を保ったり、ダイエットをしようとするよりも、ごはんなどの炭水化物や野菜や果物をしっかり摂った方が、細胞が持っている力を発揮してくれるようです。
ただ、小麦食品は太りやすくなるようなので、「小麦食品ばっかり食べ」のメニュー構成にならない様にするのが健康とダイエットのポイントのようです。
そして、A型さんには苦手なことが3つあります。
・胃酸が少ないということ。
・お肉を分解する酵素が少ないこと。
・乳製品に耐性がない場合が多いこと。です。
胃酸は、健康を保つためにタンパク質を必須アミノ酸と栄養素に分解してくれたり、炭水化物、脂肪、タンパク質をさらに分解する為に必要な消化酵素や胆汁を作ってくれたり、食べ物が持っている体に不要な菌をやっつけて病気を防いでくれます。
ですから、ある程度の胃酸量はキープしておきたいですよね。
対策としては、胃酸の分泌を助けてくれる食物繊維をこまめに摂りましょう。
乳製品を摂るのであれば、胃にも優しく消化しやすいヨーグルトなどの発酵乳製品が良いのだそう。
お肉を分解する酵素が少ないのは、植物を中心とした食生活をしていた農耕民族をルーツにもつA型さんだから。
お肉を食べ慣れていないのでお肉を分解する酵素が少ないようです。
消化することが苦手で脂肪としてためこみやすいようなので、お肉を食べる際にはお野菜もたっぷり摂ってくださいね。
A型さんの体質の長所を生かした健康的なメニューは、お肉を控えた伝統的な和食のようです。
色々なメニューを召し上がられると思いますが、今日は体を気遣ってあげようかな、と思われた時には、このような視点からメニューを決めるのもいいかもしれませんね。
次は日を改めまして、B型さんについてご紹介させていただきます。
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