ある日の朝、スマートフォンを覗き込むと、
随分と早い時間帯に送られてきたメッセージがあった。
メッセージの内容は、「いい大人だというのに今朝、目を覚ますと頭と足の位置が逆さになっていて驚いた。」という内容のものだった。
子どもの時以来の経験だったようで、驚きの熱量がメッセージからも感じられた。
メッセージを眺めながら野菜ジュースを飲んでいると、
学生の頃に寝相と深層心理の関わりに触れたことを思い出した。
そして大人になって、寝相は深層心理だけではなく
体内の状態とも関わっている事を知り、人の心身は面白い、と思った。
寝相をベースにした心理テストや性格判断というものがありますが、
診断された経験はありますでしょうか?
そして、それは当たっていましたでしょうか?
寝相を深層心理と体内の状態という二つの視点から総合的に見てみると
自分やご家族の現状がよりしっかりと見えてくることがあります。
まずは、ご自分やご家族の寝相と深層心理、寝相から見る性格を
楽しみながらチェックしてみませんか?
寝ている時の寝相が分からないという場合は、
ベットや畳の上に横になってゴロゴロしてみましょう。
どのような姿勢の時に体がリラックスできますか?
そのまま無理なく眠ることができそうであれば、
それが現状のあなたを表している姿勢です。
【王様型】仰向けで手足を伸ばして寝ている状態。
何事に対してもオープンで、自信、積極性、行動力があります。また、現在そのような状況です。仰向けで枕を抱えるように手をあげて眠る場合は、面倒見がよく、すぐに人と仲良くなれるタイプだけれども、あまり注目の的になることを好みません。
【胎児型】横向きで、しっかりと丸まって寝ている状態。
周囲に対する警戒心が強い。内向的で人間関係に関して悩みがちで甘えん坊なタイプ。強い心理的ストレスを感じている時も、この寝相になりやすいようです。女性に多く見られる寝相のようです。女性は子どもを守ろうとする意識が無意識下でも働いていることも、このような寝相になる原因のひとつかもしれませんね。
【半胎児型】横向きで手足を少し曲げて寝ている状態。
常識があり協調性が高く、人付き合いでストレスを溜めにくい。だけれども少し優柔不断なところもあるタイプ。胎児型よりはリラックスした寝相です。多くの場合は、利き手側を下にすることが多いのが特徴。このタイプの人は、寝返りをうちやすい姿勢で眠っていますので、寝ながら上手にストレスを解消しているので、気持ちが安定している事が多いようです。
【囚人型】足や手首を交差させている状態。
不安感や悩みごとがある時にも表れやすい姿勢のようです。無意識のうちに緊張していたり、不安や恐怖心が生まれていて、抑圧されている状態の時もあらわれるようなので、リラックスする時間を作ってみてはいかがでしょうか?
【やすらぎ型】胸の上で手を組んでいる状態。
何かから身を守ろうとしている状態。手を胸やお腹に乗せることで落ち着こう、深く考えよう、自分を守ろう、としていると見ることが出来ます。不安を感じやすく、悩みをもっている人、そのような状況にある方に見られることがおおいのだそう。そして、無意識にそれらを外へ出さないように胸を押さえた姿勢になっているようです。本人に自覚がない場合もありますので、ご家族がこの姿勢をしていたら、優しくしてあげてみてくださいね。
【冬ごもり型】お布団に潜り込んで眠っている。
物事を深くよく考えるので洞察力にすぐれている方に多いのだとか。ものごとを慎重に考える半面、些細なことに悩み、それが大きなストレスになってしまうこともあります。何だかお布団に潜りたくなっている時は、洞察力が冴えているけれどストレスを感じている場合もあります。発散させましょうね。
【うつ伏せ型】うつ伏せで眠っている。
几帳面で保守的でな人、または、そのような状況に置かれているときに見られる寝相。ものごとを正確に処理するのを好むのもこのタイプです。この寝相の人は想定外の事態に弱く、不安がつのるとベットをななめに使い独占して眠るようになります。うつ伏せに寝ながら枕を手で抱えて眠る人は社交的で活発な人である半面、内面が神経質で他人からの批判や厳しい状況を嫌う傾向があります。
【膝が山型】膝を山型に立てて眠る。
神経質で短気なところがあったり、そのような状態になっている場合に見られる寝相。このタイプの人は記憶力がいいのが特徴です。ただ、嫌なことを忘れずに覚えているので、ふと思い出しては落ち込む場合もあります。ほっと一息、お茶でもいかがですか?リラックスしましょうね。
【抱きつき型】何かに抱き着いている。
枕やクッションに抱きついて眠る寝相。この寝相は理想が高い人や理想通りにいかない現実とのギャップやきもきしてしまっている時に、人は無意識にこの寝相をとってしまうようです。
【スフィンクス型】うつぶせで腰を高くあげる不自然な体勢で眠る。
神経質で眠りが浅く、不眠気味な人や小さな子どもによく見られます。日常が頭から離れないため、寝ていても起きている昼間の世界に戻ろうと望んでいる状態が、この寝相になっているのそう。小さな子どもは昼間の楽しかったことが頭から離れず、また早く遊びたい、お友達に会いたいなどの気持ちがあらわれるようですね。
今のあなたの深層心理、いかがでしたか?
時々、自分が安心する、慣れた姿勢が変わることがあります。
その時は、寝相と深層心理の関係を覗いてみたり、
寝相から見る体内の状況を覗いてみるのも面白いかもしれません。
現状の体勢を確認できたと思いますので、
次回は、体内の状態を知らせてくれる寝相の見方をご紹介致します。
今宵もいい夢を☆彡
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