キュッとあがった丸みのある女性らしいヒップライン、
パンツスタイルがキレイに決まるスラリとした太もも。
この二つには共通点があるってご存知でしたか?
ある生活習慣を気を付けると、
ヒップラインと太ももの前についてしまうお肉のケアを同時に行うことができるのです。
ヒップは脂肪が多いところです。
脂肪が多いからこそ、まあるい女性らしさができます。
しかし、年齢と共に下へ垂れてしまいやすいという厄介な性質がありますよね。
ただ垂れるだけではなく、
様々な場所についてしまったお肉の重さも加わると
まあるい形から四角い形に変形したヒップになるのです。
そして、ヒップの垂れは気にならないわ、というお若い女性の皆さん。
太ももの前のお肉が張って気になることはありませんか?
スキニーなどを履いて鏡の前で横から見てみると
どうしても太ももの前の部分のお肉が張ってしまっている、ということ。
この二つの、
女性にとって厄介なボディーラインを作ってしまう原因には
共通点があるのです。
ヒップアップエクササイズをするのも、
太ももの部分痩せエクササイズをするのも良いのですが、
この原因の元を知らなければ、いたちごっこになってしまいます。
【両方の状態に共通する原因ってなあに?】
生活の中で気をつける姿勢がいくつかあります。
ひとつめは、
立っている時、座っている時などに骨盤を後傾させている可能性があります。
簡単な方法でチェックしてみませんか?
(1)壁を背にした状態で立つ。
(2)後頭部、お尻、かかとを壁にピタッと付ける。
(3)壁と腰の間に手を入れてチェックします。
この時の手の状態で判断するのですが、
(正常)手の指の第二関節を曲げた状態の手が入るスペースが出来ます。
(前傾)腰が反っていて、手のひら2枚~こぶしが入るスペースが出来ます。
(後傾)手のひらが入るスペースがありません。
ふたつめは、
ひざを伸ばさずに曲げたままの歩いていませんか?
これは日本人に多い歩き方なのですが、
ひざを曲げたまま歩くと太ももの前面の筋肉が使われ、
ヒップアップのための筋肉は使われません。
結果、太もも(特に太もも前)にばかり筋肉が付いてしまいます。
逆にひざを伸ばすことを意識しながら歩くと、
日々の動作がヒップアップに繋がります。
私もこのタイプで、
同じ姿勢が続いたり、姿勢が悪くなったり、歩き方が雑になると
すぐに太ももの前がたくましくなってしまいます。
ただでさえ、たくましい下半身だというのに…。
だけれども、姿勢や歩き方を意識出来ていると、
自然と体の方がバランスをとってくれるので
たくましくなってきたぞ!と思ったら姿勢を正すことを意識しています。
普段から気を付けられたらいいのですが、
つい…楽な姿勢をしてしまいます。……反省中。
【実際にどんな風にすればいいの?】
骨盤を後傾させないこと!
これに気を付けるようにすると、お尻は垂れずに上がってきます。
無意識に筋トレさせられている状態なのです。
スタイルだけではなく足腰はとても大切です。
これは年齢を重ねる程に耳にしたり体感したりする事ではないでしょうか。
特別な運動をせずに筋トレの状態にできるのであれば利用したいですよね。
まずは、ダメな座り方です。
椅子に浅めに腰掛け上半身を背もたれに寄りかかると腰の骨が曲がります。
腰椎に負担がかかり、
骨盤が後傾して開くだけでなく腰を痛めます。
女性だけではなく、男性も注意すべき姿勢です。
一家の大黒柱がギックリ腰なんてことになったら大変ですよ!
座る時には、
骨盤の下に坐骨という骨があります。
座ったときに椅子の座面に触れる部分です。
坐骨が椅子の座面に直接当たるように座り背筋を伸ばすと、良い姿勢が保たれます。
もし背もたれに寄りかかるなら、
お尻から背もたれにくっつくように深く座り、背筋を伸ばして座りましょう。
この感覚を覚えて、
深く座らない時も出来るだけこの感覚に近づけるようにすると
コツを掴めるのではないでしょうか。
次は歩き方です。
ひざを伸ばさずに曲げたままの歩き方は、
骨盤が後傾している状態になります。
その結果、お尻が垂れ下がったり、
太ももの前面の筋肉だけが使われ、
ヒップアップのための筋肉は使われずに
太ももにばかり筋肉が付いてしまいます。
ひざとももの裏を伸ばすようにして大股で歩くようにすると、
ヒップアップと太ももラインを整える効果が得られます。
足腰を鍛えたい方、
ヒップラインと太ももラインを整えたい方、
目的や年代、性別は違えど意識するポイントは同じなんですよ。
運動が大切なことも重々承知なのですが、
得手不得手もあるものです。
特別な事はしないけれど、「ほんの少し意識する」を繰り返していると、
忘れたころに体から思わぬ贈り物が届きますよ。