日本中で天体観測が熱かったのは何年前だろうか？
確か金環日食の時だったと記憶しているけれど、
あの時は、日食用の眼鏡があっという間に売り切れてしまう状態に驚いた。
当時の私はというと、前日から天気予報を何度も確かめて
当日も朝からわくわく、そわそわと落ち着きが無かった。
全てのスケジュールをその日の天体観測に合わせるという気の入れよう。
手の届かない宇宙というものに、
そこを漂う惑星というものに、
散りばめられた星々に、
やはりり私はロマンを感じるようだ。
このような気持ちがあるからなのか、
太陽や月、星といったものの情報を自然とキャッチしてしまいがち。
そんな私が昨年キャッチしたのは、
仙台市天文台ミュージアムショップから発売された
惑星を模した素敵なキャンディです。
当時、メディアなどでも取り上げられていたので
ご存知の方もいらっしゃるかもしれないのですが
その名もアースキャンディとムーンキャンディ。
このキャンディ誕生のきっかけは、
天文台のオリジナル商品を作ろうと思ったこと、なのだとか。
どのような構造になっているのかというと、
宇宙から見た地球の写真や月の写真を
食べる事ができる食用フィルムにプリントし、
それをキャンディとキャンディで挟んであるのだそう。
とてもシンプルで素朴なのですが、そこもまた魅力です。
空を見る事が好きな私は、このキャンディにとても惹かれたのですが、
このキャンディは、あまりにも人気がありすぎて、
発売されてはすぐに品切れになってしまうのです。
しかも手軽に手に入れられるわけではなく、
仙台市天文台ミュージアムショップで購入するか、
このキャンディを作っている製造元へ電話で問い合わせて取り寄せるしかない状態でした。
仙台へは行くことはできないので、
製造元から取り寄せたいと試みたのですが、
やはりブームになると手にするのは難しく電話も繋がらない状態。
「いつの日か……あのキャンディを我が手に！」
私の中に、子どものような夢がまたひとつ、ぽわんと出来た瞬間でした。
それから半年ほど経ったでしょうか。
日々に忙殺されつつ、
時にだらっと怠惰も満喫しつつ過ごしていたある日、
ふと、アースキャンディの事を思い出したのです。
半年も経ってしまったのだから、もう欲しくないのでは？と
自分自身の気持ちを確かめるかのように夢リストに貼りつけておいた
キャンディ画像を見てみたところ、
やっぱりロマンだ、と私の心を
たかがキャンディ、されどキャンディに再び鷲掴みにされました。
久しぶりに仙台市天文台のホームページを見てみるも
以前のようなお知らせがなかったので
直接問い合わせてみたところ、
生産体制が整ったとのことで、２０１６年１月３０日から、
購入本数の制限なく購入できるようになったとの嬉しい情報を入手。
しかも、アースキャンディとムーンキャンディだけではなく、
ジュピターキャンディとオーロラキャンディが仲間入り。
早速手配したことは言うまでもありません。
宇宙に思いを馳せつつ、
そのうち届くであろうキャンディを心待ちにしつつ、
願いも思いも本気で願うことは、やはり叶うのだと、
手帳のページにずらりと並ぶ私の夢一覧に胸が高鳴るのでありました。
あなたの夢、最近何か叶いましたか？
関連リンク：仙台市天文台
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