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幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

何気ない日常の味が思い出の味になる。

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用も無いのに立ち寄ったスーパーで、

ちょっぴり懐かしくてカルピスを手に取った。

白地に私好みの青い水玉が映えるお馴染みのアレだ。

子どもの頃は、カルピスという飲み物が好きではなかった。

甘いチョコレートも美味しいと思わなかったし、

完熟バナナなんて論外だっ!と心の中で思っていた。

 

だけれども、一般的に子供が好む味だとされるこれらは、

色々な場面で私の前へと差し出されたのだ。

自分で言うのもおかしいけれど、

子どものくせに割と周りの空気を瞬時に読んでしまうタイプだったので

大人の「子どもはこういう味が好きだ」と言う思いやり(という名の思い込み)を無下には出来ず、

大人しく、じっくり味わうかの如くいただいていたように思う。

 

本当は、バナナは少し緑が残っていて固めで、

良く言えばフレッシュ感が感じられる状態のものが好きだった。

これは今でも少し、その路線を地味に維持している。

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そしてカルピス。

説明書きどおりの分量で作ったカルピスの甘いこと、甘いこと。

どうやら私は甘いものが苦手な子どもだったようなのだ。

自分からすすんで飲むことの無いカルピスだったのだけれども、

そんな私もカルピスのある美味しさを知ってしまうこととなる。

それは輪切りのレモンを入れて飲む飲み方だ。

そういう飲み方があるのは知っていたのだけれど、

薄いレモンの輪切り一枚で変わる訳がない、と決めつけていた私。

そんな私に友人が職場で半ば強引にレモンの輪切り入りのカルピスを作ってくれた。

もちろん甘さも抑えた、ちょっぴり薄めのカルピスを。 

 

私にとって「甘ったるい」だけだった飲み物が、

「さわやか」な味の飲み物に変わった瞬間だ。

まるで、青空目がけて解き放たれた水しぶきのように、

私の気持ちもパーッと解き放たれ、

カルピスのボトルがキラキラと輝いて見えたような、見えなかったような瞬間。

 

それ以降、時々カルピスを口にしてみたくなるのだ。

相変わらず説明書きどおりの分量では甘すぎるので原液は控えめなのだけれど

レモンの輪切りをグラスに落として味わう懐かしい味。

味覚というものも不思議なもので、

子どもの頃にカルピスを味わっていた時の記憶が

薄っすらと脳裏を過ぎったりもする。

 

とは言え、さすがに1本を飲みきることが出来ないので

購入後はお肉料理の下味に加える調味料として使っている。

これが思っている以上にいい仕事をしてくれるのだけれども、

最近、カルピスを使ったスムージーレシピなるものを発見。

しばらく、マイブームになっておりました。

自由自在に七変化。恐るべし、カルピスの底力。

 

楽しみ方も広がってきた事に気をよくした私は、

その日、用も無いのに立ち寄ったスーパーで買ったばかりのカルピスが入った袋をギュッと握りしめて

ほんの少し、子供の頃の記憶を胸に帰路についた。

 

皆さんが思い出す子供の頃の味は何でしょうか?

カルピスとの思い出はありますでしょうか?

お子さんがいらっしゃる方は、

何気ない日常の味が将来、どのような思い出の味になるのか楽しみですね。

 

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