幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

「焦り」という感情が忍び寄ってきたら「当社比」視点を使ってみませんか?

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友人との話の中で「焦り」って何なのだろうか、という話題になった。

大なり小なり人は皆な「焦り」という感情を抱くことがある。

ある一定の感情が同じ形のまま、同じように、同じ場所に留まることはなくて

感情は移り行くものだと分かってはいても

ある一つの感情に捕まってしまう事はよくあることだ。

 

私なんて日々、様々な感情に捕らわれてばかりいる。

中にはその感情がピタッと私にくっ付いているのか、

私の方がその感情にピタッとくっ付いてしまっているのか、

きっと私の方がくっ付いてしまっているのだけれども、

翌日までその感情に捕らわれている、ということもよくある。

そのような時は、朝から頭をブンブンと振って、

「これは一旦ここで終わり!終了~!!」などと呟くこともある。

 

「焦り」という感情も多種多様で、

例えば、「待ち合わせの時間に間に合わないかも」といった「焦り」は、

その時刻になれば、何らかの結論がでるからだろう。

あっさりと流れさってくれる類の感情だ。

だけれども、そうではない

「自分だけが成長できていないのではないだろうか」

というような不安混じりの焦りの感情に捕らわれてしまうと

少しばかり抜け出すまでに時間を要する。

何事も自分基準でシンプルに考えられればいいのだけれど、

客観視しようとする意識が過剰に働いてしまうのか、

つい他人と比較をしてしまうのだ。

 

だけれども、この比較はとても曖昧なもの。

性質、条件、その他諸々、自分と同じではない人と比較したところで正確な答えは出ない。

出るのだとすれば、

出すのだとすれば、

ある視点に限ってのことで、それが全てではない。

優劣ではなく、そのある一部分に限っての得意、不得意といった個性のようなもの。

それを言葉なり数字なりで表すと、

「この様になりました。」というだけのもの。

 

洗濯洗剤がリニューアルした時などに出される当社比という言葉があるけれど、

「比較するのであれば、このような比較をしたいものだわ」と思う。

これもある種の比較だけれども、

これは1年前の自分と今の自分を比較するような視点に見えるのだ。

そして、「いつだって最大の敵は自分だよ」

知人が私に贈ってくれた、そんな言葉も思い出したりなんかして。

 

「自分だけが成長できていないのではないだろうか」

と焦ってしまうことはあるけれど、

そもそも自分の事は分かりにくく、体感しにくいものなので、

それ自体が気のせいであることが多いように感じます。

 

例えば、子育てをしているママさんは

自分の子どもの成長を感じてはいるものの

日々、子どもと接しているので

中にはそれ程大きな成長だと捉えていないこともあると思うのです。

だけれども、子どもと距離のある久しぶりに会うお友達や親戚、

おじいちゃん、おばあちゃんからすれば、

もう、それはそれは目を見張るような成長っぷりな訳です。

自分と極々近い距離に居る子どものことでさえ、こうなのだから

自分の成長を自分で見るとなると距離が更に近くなるわけなので

実感しにくいですよね。

他人は距離があるので見えやすかったり、

実感しやすかったりといった現象が起こります。

それを感じ取ると、「焦りの感情」が顔を覗かせます。

 

こうして冷静に状況を見てみると、

「焦り」の感情に捕らわれることは無いことが分かるのだけれども、

日常って何かと慌ただしいですものね。

それに、人って意外と「うっかりやさん」です。

分かっているのに、その瞬間は忘れてしまいます。

 

このような話を友人としていたのだけれども、

お互いに1年前の自分よりは成長してる!!と盛り上がっているうちに

「焦り」の感情は姿を晦ましていました。

もし、厄介な類の「焦り」の感情に出くわしたのなら、

そのような時はまず、

「当社比」の目線で落ち着いてみるのはいかがでしょうか?

 

◆みんなが笑顔で過ごせるように、自分にできることを考えてみませんか。

画像出典:https://jp.pinterest.com/