幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

改めて思った、愛情のカタチは十人十色。

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日本には古から子どもが健やかに成長するように、

頭脳明晰に育つようにという願いを込めて胎毛で筆を作る習慣がある。

今は、胎毛筆という呼び方よりも

「誕生筆」「赤ちゃん筆」という呼び方の方がメジャーだろうか。

この筆に使われる毛は、妊娠5ヶ月頃から生えてくる胎毛を使用するので

毛先が自然に細くなっているので筆づくりに適しているのだそう。

また、胎毛は一度でも切ってしまうと毛先の形が変わってしまい、

同じ筆は二度と作ることができないので、

貴重なものとして人気のようですね。

私の周りでは頻繁ではないけれど、このような筆の話を時々耳にしていました。

 

そして最近、耳にしたのはまた新しいものでした。

最近は、この「誕生筆」「赤ちゃん筆」と同じように

ジワリジワリと人気が出てきているもののひとつに

「子どもの絵のキーホルダー」があるのだとか。

子どもが書いてくれた絵を大切にしまっている

お母さん、お父さんも多いかと思うのですが

経年劣化や収納スペースなどの点で思うような保存方法が無く

もどかしい思いをされることもあるようですね。

 

子どもが描く絵は意外と成長が早く、

あっという間に大人の絵になってしまいます。

そして、どんなに絵の技術があったとしても真似できない子どもならではの感性は

その瞬間、瞬間が一生に一度のもの。

その貴重な瞬間をキーホルダーにすることができるということで人気なのでしょうね。

 

本格的なカメラ撮影だけではなく、

スマートフォンなどで撮影した画像を元に

天然木の檜にレーザー彫刻を施すことができるそうで

画像データーとして残すこともできるけれど、

身近に感じる事ができる形としても

子どもの成長の瞬間を切り取ることができる点も人気。

リーズナブルさも手伝ってか、

祖父母への贈り物として利用する方も増えているのだとか。

 

更には赤ちゃんの時に着ていたベビー服でぬいぐるみを作る

「ロンパースベア」というものもあるというではないですか。

こちらは、子どもの1歳の誕生日は

愛する妻が母親になった1歳の誕生日でもあるため、

パパとまだ小さな子どもからママへのプレゼントという位置づけで

贈られることもあるのだとか。

 

このような話を友人から聞きながら

世の中には様々な想いをカタチにできる仕組みが在るのだな、

と思っていると、ある話を思い出した。

 

以前、お仕事をご一緒していた方々との会話の中にも

「誕生筆」「赤ちゃん筆」の話題が上がったことがありました。

ある方は筆を作り、またある方は作らなかったらしいのです。

筆を作っていた方が、少し大きくなった我が子に筆の存在を伝えたところ

「筆をもらっても使わないよ」とサッパリとした言葉が返ってきたと苦笑し、

筆を作っていなかった方は、突然子どもから

「(友達の)○○ちゃんが赤ちゃんだったときの髪の毛で作った筆があるんだって、私のは?見せて」

と言われて言葉に詰まったと言っていたり。

どちらも愛情たっぷりであることに変わりはないことは一目瞭然なので、

結局のところ、そのようなコミュニケーション自体が

一番の想い出なのではないかしらと思いながらお話を聞いていたのだけれども

両者とも少々複雑な思いを抱かれていたようでした。

様々な情報が簡単に飛び交う時代だからこそ、

大多数が主流になったりすることもあるけれど、

私自身は、様々なカタチがあることそのものが、

とても素敵だなと感じています。

 

親子関係に限った事ではないのだけれど、

愛情は伝えられる時に、伝えたい時に、存分に伝えればいいと思うのです。

伝えられる側が「もういいって」なんて口にしたとしても、

心の奥で本気で嫌がる人はいないと思いますから。

知らないうちに相手のリアクションに過剰な期待をしてしまったり、

見返りを求めてしまっていたりすると、

時々残念に思ってしまう事もあるけれど、

相手を思う温かい気持ちは必ず届くもの、そのような気がいたします。

 

◆みんなが笑顔で過ごせるように、自分にできることを考えてみませんか。

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1歳の誕生日プレゼントに-ロンパースベア-

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