夜中に自分の咳で目が覚めた。
すぐに再び眠れるだろうと思っていたのだけれど咳が止まらず
ベッドを抜け出してキッチンへ向かった。
白湯を口にしても咳が止まるのは、ほんの少しの時間だけ。
また直ぐに咳がコホコホと出てしまう。
眠くてたまらないのに無理やり起こされた状態で眠ることを妨げられるのは、
子どもでなくとも実感している以上に体にストレスダメージを与える。
一応、救急箱の中に咳止めのお薬はあるにはあるのだけれど、
副作用で辛くなることが目に見えていたので
私は常温保存用のお野菜を入れている万能アイテム、ゴムバケツの中を覗き込んだ。
そして、このような時に頼りになるタマネギのチカラを借りることにした。
タマネギには辛味成分である「硫化アリル」という成分が含まれているのだけれど、
このタマネギの辛味成分はピリッと美味しいだけではなく、
神経を鎮める効果があり、咳止めにもなるのです。
え?タマネギを生で食べるの?
何か面倒なことをするの?
あれこれ推測されるかと思うのですが、皮を剥いて半分にカットするだけでOKです。
ざっと数十秒ですね。
そして、この半分にカットした玉ねぎを安全な器に入れて枕元に置くだけです。
安全な器を選ぶ理由は、寝ている間に手などがあたり
器を割ってしまったりしないようにするためです。
私はタマネギを丸々一個使っていますが、
タマネギによってはにおいが強いものもあるかもしれませんので
微かにタマネギが香るくらいの分量でセットしてみてくださいませ。
タマネギを半分だけ使用する場合は切り込みを多めに入れると
辛味成分がお部屋に広がりやすいかと思います。
少量だけを使いたい場合は薄くスライスしたものを使用してもいいのですが、
目が覚めるまでに、成分が全て飛んでしまわない程度の量を使う必要があるので、
この辺りは調節してみてくださいませ。
枕元にタマネギをセットし、タマネギのにおいがする~などと思いながら目を閉じると
いつの間にか咳も止まり、
気づけば心地よい朝を迎えられているのではないでしょうか。
タマネギの辛味成分には、咳止め効果の他にも脳の緊張をほぐして、
神経を穏やかにしてストレスを和らげたり、血行を良くする効果があります。
要は咳止めだけではなく安眠効果もついてくるということ。
例えば咳が出て辛いけれど、
お酒を飲んでしまっていてお薬を服用できない時や
小さなお子さんにはお薬を多用したくない場合もあるかと思います。
このような時は、タマネギをそっと枕元に置いて差し上げてください。
もちろん、風邪をひいている時などグッスリと眠ることが大事な時も効果的です。
夜中の咳を止めたい時や安眠効果が欲しい時、
「タマネギのチカラ」で咳を止めてグッスリ眠って
翌朝にはすっきりと目覚めて笑顔で過ごしてくださいませ。
画像出典:https://jp.pinterest.com/
◆みんなが笑顔で過ごせるように、自分にできることを考えてみませんか。