フラワーセラピーのタイトルの元、時々、少しずつ簡単にではありますが、
それぞれのお花が持っている効果などを、色々なお話も交えつつご紹介させていただいています。
フレッシュなお花を五感で感じると人は、無意識にリラックスした状態になります。
また、色の効果をかけ合わせたり、花言葉をかけ合わせたりしながら
お花を色々な角度から楽しむことで、
日常の中にささやかではあるけれどホッとする瞬間や、
何かしらの閃きや気づきの瞬間が生まれたのなら幸いです。
是非、あなた流の楽しみ方を見つけてくださいませ。
今回は「バラ」が持っているセラピー効果のお話を、と思っているのですが
その前に、前回までにお話しさせていただいた視点とはまた少し違った角度から
お花を見てみませんか?
皆さんは「陰陽道」という言葉を聞いたことはありますか?
「陰陽師」の方が耳慣れていらっしゃるでしょうか?
能やお相撲、華道、茶道などの日本の伝統文化にも影響を与えておりますし、
普段は意識していない方が多いだけで、
実は私たちの生活の中にもしっかりと受け継がれているものです。
その陰陽道の中の言葉に、「陰」「陽」「中庸」という言葉があります。
例えば、体を冷やす食べ物は陰性の食べ物。
体を温める食べ物は陽性の食べ物。
体のバランスをとってくれる食べ物を中庸性の食べ物などと言うのですが、
お花も、このような視点で見ることができます。
【お花って、このような楽しみ方もできるんですよ】
◆陰性のお花とは?
主に青や紫といった寒色系のお花、白いお花、
可憐で繊細な小花が陰性のお花です。
陰性のお花には鎮静効果があると言われていますので、
血圧が高い時やイライラしている時、
神経が高ぶっていてなかなか寝付けない時などに側に置くと良いとされています。
◆陽性のお花とは?
既にイメージできているかと思うのですが、
エネルギッシュな赤、オレンジ、黄色といった暖色系のお花、
大ぶりなお花、華やかなお花、香りが強いお花などが陽性のお花です。
こちらは、血圧が低い時や、
不安を感じている時、何となく気分が上がらない時にお部屋に飾ると
元気がわいてくるとされています。
◆中庸性のお花とは?
主にピンクを始めとする淡いパステル調の色をしたお花です。
中庸性のお花はリラックス効果が高く、
穏やかで優しい気持ちになれるので、
疲れている時やストレスがたまっていると感じる時などに飾ると
良いとされています。
私は寒色系のお花も大好きなのですが、
無意識に寒色系のお花は主に玄関に飾っている事が多く、
目につくリビングやダイニング、
デスク周りなどに飾っているお花は、
陽性~中庸性のミックスを飾っていることが多いと
お話しさせていただきながら気づきました。
私の血圧の低さを密かにカバーしてくれているのかもしれません。
色の効果はお花の画像を眺めるだけでも得られるようなので、
気になった色やお花の種類を記録しておいて見返してみると、
何かハッとするような事が分かったりするのかもしれません。
さて、今回の主役は「バラ」です。
バラの効能は、きっと皆さんご存知なのではないでしょうか?
サプリメントにバラのエキスが加えられていたり、
スキンケア商品にもバラのエキス配合、というものがありますよね。
このことからも分かるようにバラには、
お肌を活性化させて肌ツヤを良くしてくれたり、
新陳代謝をアップさせて血流をよくしてくれて体を温めてくれたり、
更年期障害による様々な不調を和らげてくれたり、
滋養強壮の効果もあります。
更には、バラの香りには女性ホルモンのひとつ、
エストロゲンの分泌を促す作用、滋養強壮作用などもあります。
と同時に眺めている人を幸せで華やかな気持ちにさせてくれますので、
各々が持っている愛情や魅力を優しく引き出してくれるのだとか。
このような効果が研究でも分かっていますので、
女性が使うボディーソープやボディークリーム、ハンドクリームなどのボディーケア商品や
ヘアケア商品、フレグランス、アロマキャンドルなどに使われるのでしょうね。
ただ、注意が必要なのは、上記のような効果を求める時には、
人工的に作られた香りのものではなく、
フレッシュなバラから抽出された精油が使われているものを使用しましょう。
カラーセラピーの色別の効果を覚えるのは大変だな、
と感じられていた方は今回の陰陽道の3つに分けられた視点をベースに
お花の効果を楽しんでみてはいかがでしょうか。
バラの効果も分かったところで、あなたはどの視点で何色のバラを選びますか?
陰陽道の効果をトッピング?
それともカラーセラピーの効果をトッピング?
いやいや、花言葉をトッピングしてしまいましょうか?
また、少しずつフレッシュなお花が持っている効果と一緒に
様々なお話をさせていただければと思います。
今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
お花があなたの日常を彩ってくれますように☆彡
関連記事: