幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

コツを掴むという言葉があるけれど、コツとは何ぞや?

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毎朝のルーティンをこなしながら

私の頭の中をぐるぐると巡り巡っている言葉がございました。

「コツ、コツ、コツ。」

どうしてこのような状態に置かれているのかと申しますと、

それは昨夜の私の夢にまで遡ります。

 

「ヴィクトリアン調」のような、「ロココ調」のような様式で造られた

それはそれは趣のある大きめのベンチが一基、

大草原の中にぽつりと置いてありました。

私は、その不自然さから夢の中ですぐに、これは夢なのだと気づいたのでございます。

夢の中の私は気づいたことを忘れてしまったのか、

迷うことなく、警戒することもなく、そのベンチに腰掛けました。

遠くから流れてきた心地よい風に吹かれながらしばし空を仰いでおりますと、

いつの間にか隣に和装姿のご老人が腰かけておりました。

そして仰るのです。

「コツを掴むという言葉があるけれど、コツとは何ぞや?」と。

そこで私は改めて気づいたのでございます。

寝る直前にどうしても調べておきたい事があり、

辞典をパラパラと捲っていた延長線上の夢だと。

そこで朝のアラームが鳴り、

若干の目覚めの悪さを引きづりつつ冒頭の状態でございます。

 

確かに、「コツを掴む」という言葉を使うシーンは多いのだけれども

「コツ」の正体にフォーカスしたことはありませんでした。

と言うわけで、今回は「コツ」の正体をワタクシと一緒に

覗いてみてはいただけないでしょうか?

初夏の風を感じつつ、お好きなお飲み物片手にお付き合いくださいませ。

 

様々なシーンで使ったり、耳にする「コツを掴む」という言葉。

これを漢字で書きますと「骨(コツ)を掴む」と書くようでございます。

「骨」ですって!

「骨」という文字を「こつ」と呼ぶ場合は死者を連想させることがありますが、

実際に「死者の骨」という意味を含んでおります。

しかし、これだけではないのでございます。

他にも物事をうまく処理する要領であったり、

呼吸であったり、勘所、芸道などを習得する能力という意味も含むようです。

 

これは、骨は体の中心、パーツの中心にあり、

人の体を組み立て、支えております。

この様子から、「骨」は、人の本質や素質を表し、人の要(かなめ)であるとされ、

人の本質や要は要点とも置き換えられました。

さらには要領、勘所、芸道などを習得する能力などと意味が転じまして、

物事の本質をしっかりと見据えて、

自分の身に定着させることを「コツを掴む」と言うようになったようでございます。

 

どのようなものにも誕生の瞬間、初めての瞬間というものがございますが、

「コツを掴む」という言葉に「骨」を充てた方の自由な発想力に感服致しました。

私たちの日常は発想力で出来ているのかもしれません。

私の昨夜の夢にお付き合いいただいた皆様、

本日の全何ぞや話にお付き合いいただいた皆様、

ありがとうございます。

今宵見るあなたの夢が、あなたの心を優しく癒す夢でありますように☆彡

 

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