幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

苦手意識を無くすことと、苦手なことを上手にできるようになることは、同じだと思いますか?

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人と上手に会話をする人を見ると、すごいなと感心する。

私はプライベートなシチュエーションでは、

話すことよりも聴くことの方が得意で、聴くことが好きなタイプだ。

相手が話すことが苦手なタイプのようであれば、

私の方から話題の種まきをして、

お互いが心地よくお喋りできる着地点や塩梅を探るけれど

お喋り上手な相手であれば、割とお任せしてしまう事が多いように思う。

 

随分と前のことなのだけれど、

ある大学の教授とその大学に通う学生さん達と談笑していたときのこと。

一人の学生さんが、このような事を口にした。

人と会話をする時に緊張してしまって会話が弾まないことを悩んでいると。

上手に会話のキャッチボールをしたいのだけれども、

自分が言葉を発すると、会話のキャッチボールが中断してしまうので

変なことを言ってしまったのではないか、

嫌われてしまったのではないか、と考えしまって発言することが少し怖いのだと。

 

私は、その学生さんと何度か会話を交わしたことがあったのだけれども

そのような素振りには見えなかったため、少し驚いたことを覚えている。

寧ろ、自分の言葉で自分の感じていることを言葉に出来て素敵だという印象だったのだから。

そのことを学生さんに伝えると少し頬を色付かせつつ、

プライベートでは違うのだと付け加えた。

 

プライベートであれば、上手に話せないことというよりは、

話すことが苦手だという状態を何とか上手くしようとか、

隠そうとかしなくてもいいのではないかと思うのです。

苦手なことに対して苦手意識を無くすことと、

苦手なことを上手にできるようになることは、

一見同じように見えるけれど、それぞれ異なるアプローチ、異なる段階のことです。

 

無理をし過ぎて不自然な振る舞いをして、

自分らしさを無くした状態で誤解を招いてしまうよりも、

「話すことが苦手だから上手に話せなくてごめんなさい」

「話すときに緊張してしまうから、緊張で変なことを言ってしまったらごめんなさい」

と先に伝えておくと、

お互いに安心してコミュニケーションをとることが出来るのではないでしょうか。

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自分の苦手な部分や弱点を自分から見せることは勇気がいるのだけれど、

そうすることで、相手の間に信頼が生まれたり、

深いコミュニケーションをとることが出来たりもします。

誰だって苦手なことと得意なことがあります。

ピンポイントに意識を集中させすぎてしまうと大事のように見えてしまうけれど、

もっともっと全体を俯瞰してみると、

苦手なことのひとつ、得意なことのひとつ、というだけ。

素直に伝えることは当人にとっては少し勇気がいることだとは思うのだけれども、

似たようなことを胸に秘めている方は自分を解き放ってみませんか?

自分をほんの少し知ってもらうだけで、

そこから素敵なコミュニケーションが広がっていくように思います。

 何より、自分自身が気持ち軽やかに過ごすことができるように思うのです。

ほんの少しの勇気で自分らしく。

今日もあなたが、あなたらしく過ごせますように☆彡

 

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