フラワーセラピーのタイトルの元、
お花が持っている効果を様々な角度からご紹介させていただいています。
今回は夏のお花の代表格と言っても過言ではない「向日葵」を
画像と共にご紹介したいと思います。
人の脳は画像を見るだけでもリラックスした時に出るアルファ波という脳波を出しますので
ほっと一息、お花の特徴をつまみ食いしつつ、
天然サプリメントの効果を受け取ってくださいませ。
向日葵は、「日回り」と言われることもあり、
「太陽を見つめているかのように太陽の方へ花の向きを変えるお花」
ということでも知られています。
だけれども、育てている方はご存知かと思いますが
実際には一部の品種を除く多くの向日葵は、
蕾の時期だけは太陽の方角を向くのですが、花が開くと東へ花を向けるのです。
さて、向日葵の原産国はどこだと思われますか?
向日葵は16世紀半ばに新大陸からスペイン王立植物園に運ばれ、
ヨーロッパに広がた後、中国から日本に17世紀半ばごろに伝わったそうです。
新大陸というのは、大航海時代にヨーロッパの方が新たに発見した土地のことを指しており、
今で言うアメリカ大陸やオーストラリアとその周辺のことのようです。
夏にスペインの田舎町を車で走っていると、それはそれは広大な土地一面に
黄色い向日葵が同じ方向を向いて咲いている光景を目にすることが出来るのですが圧巻です。
燦々と照り付ける太陽と青い空に映える黄色い向日葵も素敵なのですが、
ほんのり甘くて爽やかなサングリア色の夕焼けと混ざり合う向日葵もいいものです。
「向日葵」の名前の由来は、ギリシャ語の「太陽」と「花」からきているようなのですが、
始めて向日葵を目にした方も太陽の力強さやエネルギッシュさ、温かさを
向日葵から感じとったのでしょうね。
また、ギリシャ神話にはこのようなお話があります。
水の妖精クリュティエが太陽の神アポロに恋をするのですが
残念ながらその恋は実りませんでした。
クリュティエはアポロを仰ぎ見つめ続けた結果、
体が地に根付いて向日葵になったと言われています。
このようなお話しがあったり、向日葵が太陽の方を見つめる性質があるためでしょうか、
花言葉は「私はあなただけを見つめる」「愛慕」「崇拝」といった真っ直ぐなものばかりです。
フラワーセラピー効果としましては、
明るい黄色が心身ともに元気にしてくれます。
心身ともに元気になれば前向きになることができますし、
心にも余裕が生まれるため、
気持ちを穏やかに優しくしてくれる「陽」の要素をもったお花です。
具体的には、胃腸の調子を整えて食欲不振を改善し夏バテを解消、
不眠症の緩和などに効果があると言われています。
太陽のようにキラキラしている向日葵を眺めていると
元気が湧いてくるという声をよく耳にしますが、
知らぬ間に向日葵から元気を分けてもらっているのでしょうね。
大きな向日葵はボリュームがありすぎて
自宅に飾るのを躊躇されることもあるかもしれませんね。
向日葵にも様々な品種がありマーガレットのように小ぶりな向日葵もあります。
暑い夏、調子が上がらないという方は、
ご自宅に向日葵を1輪、飾ってみてはいかがでしょうか?
向日葵は夏のエネルギッシュさと熱い情熱が凝縮されたようなお花ですよ。
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