幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

自分を観察してみよう|あなたの記憶の癖はどのタイプ?

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PCやスマートフォン、携帯を多用するようになってからというもの、

その便利な機能に身を委ねることが日常化し、

暗記を必要とする場面が減ってきています。

覚える作業の一部は検索作業に変わりました。

私自身は、携帯を使い始める前までは何件もの電話番号を暗記していたはずなのに

今では実家と自分の携帯番号くらいしか覚えていないあり様です。

引越しの度に変わる自宅の電話番号も覚えた頃には新しい番号に変わるため、

最近では覚えること自体を放棄しています。

それ故、思わぬシーンで自宅の電話番号を尋ねられると

スマートフォンの電話帳を開いて確認するのですが、

あの時の妙な緊張感といったらない。

自意識過剰だけれども、自宅の電話番号でしょ?と思われやしないかとドギマギしてしまうのです。

本来人間の脳は必要に迫られれば、

あらゆる事を記憶できるほどの底力を持っているそうなのだけれども

便利機能と人間の記憶力との間で分業化が進んだ今、

私たちは宝の持ち腐れになっているのかもしれないですね。

 

そしてこの「記憶」という機能には人それぞれ、

「記憶の癖」「得意な記憶方法」というものがあることをご存知でしょうか?

この目や耳から入った情報を理解して、整理して、

記憶したり表現したりする方法のことを認知特性と言って、

幾つかのタイプに分類されています。

 

あなたは、何かを覚えなくてはいけないとき、どのような方法で覚えますか?

例えば漢字や英単語、歴史上の人物や年代を覚えなくてはいけないとき、

音読をしながら覚えたり、何度も書いたり、蛍光ペンで線を引いたり、

きっと自分流の覚え方があるのではないでしょうか?

他にも、花瓶に生けられた色とりどりのお花を記憶するように言われたとします。

皆さんはどのように覚えますか?

赤、青、白とお花を文字に変換して記憶する人もいれば、

赤、青、白にリズムやメロディーをつけて記憶する人、

映像や画像を保存するかのように見たままを記憶する人もいます。

また、本を読むときはどうでしょうか?

文字のまま読み進める人、文字を映像化しながら読み進める人と様々です。

このような感覚は人それぞれ異なっており、

生まれながらにしてある程度決まっているのだそうです。

暗記をすることが苦手だという場合は、

暗記が苦手なのではなく暗記方法、記憶方法が自分に合っていなかっただけなのかもしれません。

 

認知特性の3パターン6タイプを簡単にご紹介しますね。

 

【視覚優位タイプ】

■写真や画像タイプ|写真を撮って、その写真を保管するようなイメージで記憶しているので、幼い頃の記憶が残っていたり、人や出来事の細部まで思い出すことが出来たりするようです。例えばアニメのキャラクターの洋服の色を覚えていたり、脇役の顔を覚えていることも。

■三次元映像タイプ|まるで映画の中に飛び込んだかのように、映像として記憶するので、人の顔を覚えたりすることが得意。

 

【言語優位タイプ】

■言語映像タイプ|文字や文章を映像化してから記憶したり、考えたりするようです。人の何気ないひと言からイメージを抱くこともあり、比喩表現なども得意。

■言語抽象タイプ|文字や文章を図式化してから記憶したり、考えたりするようです。ノートなどを分かりやすくまとめあげることが上手いようです。

 

【聴覚優位タイプ】

■聴覚言語タイプ|文字や文章を耳から入れる音として情報処理する特徴があります。難しい話題でも、一度聞いただけで理解できたり、ダジャレがどんどん出てくる人もこのタイプなのだとか。

■聴覚&音タイプ|音楽やCMを一度聴いただけでそのメロディを口ずさめたり、モノマネや外国語、聞きなれない方言などを再現することも得意。

※もっと詳しく知りたい方は『医師のつくった「頭のよさ」テスト 認知特性から見た6つのパターン』(本田真美/光文社)をどうぞ。

 

心当たりのあるタイプがありましたでしょうか?

私は視覚と言語が半分ずつ混ざったようなタイプで、

私の記憶や思考には必ず映像がついています。

そして、音楽やCMのメロディーを一度聴いただけで再現することや、

ポンポンとダジャレを連発することは、とても苦手です。

周りにいる聴覚優位タイプの方々の特徴に遭遇するたびに、

スゴイ!真似できないなと思っていたのですが

それぞれの特徴だったということのようです。

自分にとっての当たり前は当たり前すぎて俯瞰できないこともあるものですね。

自分を知るということは自分以外の誰かを知ることにも繋がりますし、

色々な自分を認められるきっかけにもなります。

そして、自分の日々にほんの少しの余裕がプラスされるような気が致します。

誰かと同じになるためのエネルギーを注ぐまえに、

様々な事を通して「自分観察」してみませんか?

今日という日が、あなたに優しく寄り添う日でありますように☆彡

 

画像出典:https://jp.pinterest.com/