フラワーセラピーのタイトルの元、
お花が持っている効果を様々な角度からご紹介させていただいています。
今回は夏のお花のひとつであり、
世界中の国々で神聖なお花として扱われている「ゆり」を画像と共にご紹介します。
日本には様々な種類の「ゆり」があり「ゆりの宝庫」だとも言われています。
一番良いのは、フレッシュな生花を五感で感じることなのですが、
私たちの脳はお花の画像を見るだけでも
リラックスした時に出るアルファ波という脳波を出してくれます。
お花が持っている天然サプリメントの効果や、
お花にまつわるエピソードを、あなたの自由な感性で受け取ってくださいませ。
日本ではゆりの花を女性の浴衣やお着物の柄に使うことがありますが、
外国では紋章のデザインに使われることがあります。
清楚で凛とした佇まいに加えて、
ダイナミックなフォルムのもの、ゴージャスな雰囲気のものもあるため、
男性、女性を問わず人気が高い理由なのかもしれません。
そして、「ゆり」はギリシャ神話や聖書にもよく登場するお花です。
皆さんもご存じのアダムとイヴのお話を例に挙げますと、
イヴは禁断の木の実を食べてしまい楽園を追放されることになるのですが、
この時にイヴの流した涙が地面に零れ落ちて「ゆり」になったと言われています。
このように古くから人々に愛されてきた「ゆり」は種類も多く、
原種で約100種類ほどの種類があるのだとか。
原種でこの数ですので、原種に掛け合わせて作られた品種まで数えると膨大な数です。
その多くが日本で見ることが出来るのですから、
海外にいらっしゃる「ゆり好き」さんにはたまらないのではないでしょうか。
「ゆり」は、色や形が豊富で、わりとはっきりとした香りを放つお花ですが、
種類が多いため自分好みの形を探すことができますし、
香りも柔らかいもの、ゴージャスなもの、甘いもの、爽やかなものとあり、その時々の気分で楽しむことができます。
フラワーセラピー効果の点から見ても、
空間や心身にプラスしたい効果と自分の好みをマッチさせやすいお花です。
ゆり効果ですが、ゆりの香りには新陳代謝をアップさせ、気持ちを落着かせてスッキリとさせてくれる効果があると言われています。
気持ちが落ち着くことから女性的な感覚が研ぎ澄まされますし、
内面の感情を表現する良き助けになるようです。
心身が落ちつきますので周りにも穏やかな印象を与えることができます。
他にも、チャレンジする力強さを与えてくれたり、
ロマンティックな雰囲気に包んでくれるなどといった効果があるとも言われています。
ここに、カラーセラピーの効果や、陰陽道から得られる効果などを
更に加えてみるのも楽しいのではないでしょうか。
もし、ゆりをご自宅で飾られる場合は、
雄しべの先が開いて花粉が舞ってしまう前に早めに雄しべの先を取ってしまいましょう。
親指と人差し指で軽く摘まんでボールペンのキャップを引っ張るようなイメージで優しく引っ張ります。
そうすると、先端がスポッと取れます。
黄色い花粉が花びらに付着しますと花びらが傷み、見た目が悪くなってしまうだけではなく、お花の持ちが悪くなります。
それにうっかり、お洋服についてしまったら、完全に取り除くことはできませんのでご注意あれ。
お好きな「ゆり」が見つかりましたら甘い香りをすーっと吸い込んで
リラックスと代謝アップの両方を受け取ってみてはいかがでしょうか。
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