梅雨が開けた途端に夏真っ盛りですね。
昨日は、虫かごを首から下げて虫捕り網を片手にもった少年たちとすれ違い、
私が体感している以上に夏なのだな、と彼らに教えられました。
少年たちとすれ違ったのは街中だったのですが、
彼らは街中の何処へ行けば虫がいるのか知っているのでしょうね。
何だか、ここで在って、ここではない
純粋な心をもった者だけに見える世界の在り処をあの子たちは知っているのかもしれないな、
そう思いながら駆け行く後姿を見送りしました。
季節が完全に切り替わったこのタイミングですることと言えば「虫干し」もその一つ。
キラキラ輝く季節のお話しコードとしては少々地味に感じられるかもしれませんが、
じめっとした梅雨が開けた今だからこそ、
クローゼットの中やお洋服の中に溜まった目に見えない湿気を解き放ちませんか?
「虫干し」と言えばお着物のイメージが強い言葉ですが、
お着物も、お洋服も、衣類には変わりありませんので是非、
梅雨時期で湿気を吸ってしまっているお洋服、靴、バッグ類とクローゼットの中を
芯からカラッと乾かしてしまいましょう。
この時期に行う一般的な虫干しの仕方と、
私、柊希が毎年行っているズボラ虫干しの二通りをご紹介したいと思います。
【一般的な虫干し】
【1】カラカラッと晴れた日中、10時頃~14時頃に乾燥させられるよう準備をします。
まずは、虫干しをする前にクローゼットの中にクリーニングのカバーをしたままのお洋服が無いか、チェックしましょう。あのカバーをしたままというのはお洋服にとって良い状態ではありません。想像できるかと思いますが、思っている以上に蒸れてしまい、カビの原因になったり、生地劣化を早めたりしてしまいます。すぐに取ってしまいましょう。ほこりが気になる方は通気性の良い衣類カバーに交換しましょう。
【2】一度、クローゼットやシューズクローゼットの中からお洋服、靴、バッグなどを取り出して、直射日光を避けた風通しの良い場所に吊るしたり、置くなどします。この時に、品物にカビが無いか、虫食いが無いかチェックすることも忘れずに。
【3】せっかくスッキリさせた収納スペースです。収納スペースの素材にあったものを使ってお掃除をして、目に見えない湿気を取り除きましょう。湿気取り剤を使われている方は新しいものと交換したり、天日干しで再生させたり、お使いになられているアイテムのチェックも欠かさずに。
【4】太陽が沈む前までに、定位置へ戻します。この時に、虫干しをした効果を体感されるのではないでしょうか。虫干しをする前は、それ程、湿気が溜まっているとは感じないものですが、不思議なもので虫干しを終えるとカラッと感じられます。
一度に虫干しを行っても良いのですが、さすがに体力と時間を要します。
慌てずに、お天気とスケジュールと相談しながら
出来るところから少しずつ行ってみてくださいませ。
【スボラ虫干し】
さて、お待たせしました。
私と同じズボラレディーの皆さん、ズボラ虫干しのご紹介です。
しっかりレディーの皆様は温かい眼差しで見守って下さいませ。
まずは、一般的な虫干しと共通しているポイントを押さえましょう。
「クリーニングのカバーのチェック」「除湿剤の交換やお手入れ」は同じように行います。
その他は、クローゼットを豪快に開け放ってしまいましょう!
ただこれだけです。
ただ、1日で完全に乾燥する訳ではありませんので、
お天気の良い日、来客などがない日、家族にも迷惑がかからない日、などを選んで
豪快に開け放ちます。
もちろん、ズボラな私とは言え、お着物や革製品などは収納スペースから一度取り出して置くことも致します。
だけれども、基本はこの「豪快に開け放つ」だけです。
これだけでも、するのとしないのとではお洋服のコンディションは変わります。
こんなにもズボラなやり方の私ですが、
お洋服のコンディションを長持ちさせる点に置いては褒めていただくことが多いのです。
開けっ放しにするだけなので忙しくても簡単です。
ご家族に開けっ放しを指摘されたなら、
「これは敢えて開けっ放しにして梅雨の湿気を取り除いているのだ」と
自信たっぷりに発言してくださいませ。
お洋服だけではなく収納スペースそのものの劣化防止にもなりますしね。
100%でできるのであれば、それに越したことはないのですが
女性の日々は忙しいのです。
賢く快適に!そして空いた隙間時間には、
日々、頑張っている自分へのご褒美も忘れずに。
お家もお洋服も心もカラッと爽やかに!まいりましょう。
画像出典:https://jp.pinterest.com/
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