先日、点けっぱなしにしていたテレビから興味深いニュースが聞こえてきました。
少し前までパソコンと言えば若者が使いこなすものだったけれど、
今はスマートフォンで何でも事足りてしまうため
パソコンを扱えない若者が増えてきているのだと言うのです。
少しだけ驚きはしたものの、どちらが良い、悪いではなく
スマートフォンで事足りてしまうのだから、
わざわざパソコンを使う必要がなくなったという人が居ても不思議ではないと思うのです。
そう言えば、最近では筆を執るという言葉もあまり耳にしなくなったような気がします。
確かに筆を握る機会もそうありませんものね。
時代はこうして少しずつ変わって行くものなのかもしれません。
梅雨明けをして暑中見舞いの時期ですが、
皆さんは夏のご挨拶の葉書きをお世話になっている方々へ出されましたか?
私は葉書きでしか感謝の気持ちを届けられない方にのみ葉書きを出しているのですが、
メールの存在もあって年々、書く枚数は減っておりまして片手で数えられるほどです。
こちらも少しずつ薄れつつある風習のひとつなのかもしれません。
とは言うものの、お中元のお礼を兼ねて
暑中見舞い等を出される方もいらっしゃるかと思いますので
大人レディのたしなみとして、
暑中見舞いと残暑見舞いのお作法をおさらいしておきませんか?
暑中見舞いは、暮らしの中でふれあう季節の便りの中でも最も身近な存在のひとつです。
一年の中で最も暑さが厳しい季節を迎え、
相手の体調を気遣うとともに、自分や自分の家族等の近況を報告します。
この時に気を付けたいのは、自分のことばかりを書いたり、
季節感を無視した内容にならないよう注意します。
文章は簡潔に、暑さの中にも涼しげな印象を与える表現をしましょう。
【暑中見舞い・残暑見舞いはいつ出すものかしら?】
暑中見舞いを出す時期:目安は梅雨明け~8月7日(立秋頃)までですが、梅雨開けは地域によって異なりますし、梅雨明けが早い年と遅い年があります。ですから7月初旬になりましたら準備を始めると覚えておくと良いと思います。
残暑見舞いを出す時期:8月8日(立秋)~8月31日頃までに届くように出しましょう。日本の夏は残暑が厳しくなってきており、地方によっては9月に入ってもまだまだ夏日から解放されないこともありますが、暦の上では秋ですので夏のご挨拶は8月までと覚えておきましょう。
【何を書いたらいいの?】
もし、書かなくてはいけないシチュエーションになった場合に何をどう書いたらいいのか分からないという方は、この順番を目安にしてみてはいかがでしょうか?一文ずつでも十分気持ちが伝わるご挨拶になると思います。暑中お見舞いでなくても応用が利かせられますので、迷われた際の参考に。
1、暑中や残暑をお見舞いする言葉
2、時候のご挨拶
時候と聞くと「~の候」といったお堅い言葉を書かなくてはと思いがちですが、
「暑い日が続きますね。」といった自分が五感で感じた事を素直に書いてみてはいかがでしょう。
3、相手や相手のご家族の体調を気遣い、変わりがないか尋ねる。
4、自分側の近況を手短に報告する。
5、結びの挨拶として、日頃伝えられていない感謝の気持ち、これからの残りの暑さに対して相手や相手のご家族の体調を気に掛ける言葉を添えます。
出さなくてはいけない、形式を間違えてはいけない、と思ってしまうと
なかなか億劫に感じられてしまいますが、
暑中見舞いや残暑見舞いは年賀状ほどかしこまったものではありません。
相手が夏の暑さで体調を崩していないか気遣い、
自分の近況をお伝えすることです。
夏を元気に過ごしていただけたり、涼やかな気分になっていただけるような
季節感のあるイラストや写真などの葉書きを選んでみてはいかがでしょうか。
いつも、こちらへ足を運んでくださる素敵レディの皆さん、
お変わりありませんか?
いつも、ありがとうございます。今日も良き日となりますように☆彡