幸せのレシピ集

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無塩バターと有塩バター、あなたはどっち派かしら?|食材を長持ちさせられる冷凍保存のコツも一緒に。

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その日の私は、ショーケースの中をグイッと覗き込んでバターやチーズを吟味していた。

吟味と言ってもお目当てのものをいくつかカゴに入れた後、

新しい発見や出会いはないかと、

いつもと違う何かを探し求めて視線を泳がせていた。

すると、私の横で同じようにショーケースを覗き込んでいた

ふんわりと柔らかで上品な空気を纏ったご婦人が声をかけてきた。

 

「つかぬことをお伺いしてもいいかしら?」

「はい。」

「あなた、お菓子作りをされるの?」

「いいえ、お菓子は全く。プロにお任せして私は美味しくいただくのを専門にしています。」

「でも、あなたが手にしているのは無塩バターばかりよね。ここに沢山バターがあるけれど、有塩と無塩はどんな風に違うのかしら?私は有塩ばかり買ってきたけれど、無塩も何にでも使えるのかしら?」

 

そこから、しばしの時間、そのご婦人とバターについて色々とお話しをした。

そのような出来事がありましたので、

今回は有塩バターと無塩バターの違いや、

料理人から教わったバターだけではなく食品の質を落とさずに冷凍保存するコツなどのお話を少し。

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【無塩バターって?】

原料の生乳自体にも微量の塩分が含まれるのですが、

人工的にお塩を加えてはいないため

「食塩不使用バター」「無塩バター」などと言われています。

自然な状態なのでバター本来の風味豊かなので、

パン作りやお菓子作りに使われています。

使用量が少ないのであれば有塩バターでも代用できますが、

使用料が多い場合はパンやお菓子の味に塩気が出てしまいますので、

パンやお菓子作りには無塩を選ばれた方が味がぶれなくて良いのではないでしょうか。

人工的にお塩を加えていないので有塩バターと比べると若干、日持ちが短いです。

また、血圧を気にされている方や食事制限をされている方、

妊婦さんなど塩分量に気を使われている方には使い勝手の良いバターです。

 

私はパンに塗るときも、お料理にも、この無塩バターを使っています。

理由は塩分の過剰摂取を控えたいことと、

お料理に調味料として使う際には塩加減を自分で調節したいため、

バターはコクを出す為に必要であれば少量だけプラスするような使い方をしています。

無塩とはいえ、生乳自体に含まれている微量の塩分がありますので、

トーストに塗っても味に物足りなさを感じることはありません。

塩分を気にされている方は無塩バター、食塩不使用バターをお試しされてみてはいかがでしょうか?

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【有塩バターって?】

一般的に、ご家庭で使うバターはこの有塩バターを選ばれている方が多いようですね。原料に初めから含まれている微量の塩分以外に、

お塩を加えてあるのでそのままでも、しっかりと塩分を感じます。

ですから調味料としてコクと塩気を加えたい時などに重宝します。 

お塩を足しているため無塩バター、食塩不使用バターと比べると

保存期間が少し長いです。

含まれているお塩の量はバターによって異なりはするものの、

目安としてはバター約100gに対して約1.5g程のお塩が含まれていると言われています。

 

塩分がしっかりと含まれていますし、

バターは熱を加えると旨みや香りが出ますので

コクと塩気をお手軽に足した場合には有塩バターがおすすめです。

ただ、塩気を有塩バターだけに頼ってしまうと

脂肪分の摂取量が増えてしまいますので、

味と栄養素のバランスをみながらお塩で微調整しても良いかもしれません。

 

【バターや食材の冷凍保存のコツって?】

これは、私が料理人の方に教えていただいた方法なのですが、

ちょっとしたひと手間を加えるだけで食材の持ちが良くなるだけでなく、

食材を良い状態のまま長く保存できますので、おすすめです。

 

バターは冷蔵保存が基本ですが、

一度開封してしまいますとあまり日持ちがしないため、

買い置きを躊躇する食材のひとつではないでしょうか。

しかし、バターは、開封前の状態であれば1年ほどは冷凍保存できますし、

開封後でも1、2か月程は冷凍保存が可能ですので

買い置きした場合は冷凍保存してみてはいかがでしょう。

 

この時の保存コツですが、

小分けしたものは空気が入らないようにラップを密着させて包みます。

密着させる理由は、冷凍保存中に外気と食材の温度差によって出る水分が

霜になって食材にダメージを与えてしまうからです。

そしてラップの上から新聞紙で包み冷凍保存します。

ラップの上から新聞紙で包む理由は、

冷凍庫は頻繁に開け閉めをするかと思うのですが、

家庭用の冷凍庫は業務用の冷凍庫と違って容量も小さく、

開け閉めの度に冷凍庫の内の温度変化があり食材にダメージを与えます。

しかし、新聞紙で包んでおくと冷凍庫内の温度が上がっても、

新聞紙と食材の間にある空間の温度上昇を抑えられるため、

食材の劣化を最小限に抑えられます。

 

冷凍庫内を仕分けしやすくするためにジップロックなどの保存袋を使う際も、

新聞紙で包んだ状態のものを入れるようにしましょう。

バゲットやお肉、お魚なども、

この新聞紙のひと手間を入れるだけで食材を良い状態のままで保存することができますよ。

 

冒頭のご婦人は、無塩バター=お菓子作り用だと思い込んでいたそうなのです。

健康の為に塩分は控えたいけれどバターが好きなご主人のことを思い、

少し気になりつつも有塩バターを選んでいたのだそう。

味のお好みがあるため必ず無塩バターでご主人が満足されるのか、

私には判断し難いけれど、

そのご婦人は「私たちは健康の方が大切な年齢だから、無塩バターを試してみるわ」と

一番小さなバターをカゴに入れられた。

ご主人の健康を気遣って真剣にバターを選ぶご婦人が可愛らしくて、

とても優しい気持ちになった出来事でした。

バターもあなた好みで選んでくださいませ。

 

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