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幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

フグは、どうしてあんなにも強い毒を持っているのかしら?

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冷え込んでくるとお鍋が美味しくなりますね。

フグも旬を迎えましたし、フグには欠かせない青ネギも美味しい季節です。

フグは漢字で「河豚」と書き記されますが、どうして河の豚?と思われたこと、ありませんか?

中国でフグは河川に生息しているので河の字があてられています。

まだ、ここまでは想像できるのですが何故に豚?

何でもフグの鳴き声というのは豚に似ているのだとか。

私は、未だにフグの鳴き声と言うものを聞いたことが無く、

そんなに似ているのだろうか?と半信半疑ではあるのですが、

名前にするくらいですものね、似ているのでしょう。

と、河豚という字を目にするたびに思っております。

 

今年もそろそろふぐ料理をと思っていると、あるニュースが目に入りました。

フグと言えば毒ですが、

日本大学生物資源科学部の海洋生物資源科学科、増殖環境学研究室が

このようなことを発表されていました。

フグはフグの仲間同士で毒のやり取りをしているのだとか。

 

簡単に説明すると、フグは生まれたての稚魚の時には

あの私たちが恐れている毒を持っていないのだそうです。

いつ、どのようにして、あの毒を持つようになるのか?

フグは、貝類やヒトデを食べるそうなのですが、

この貝やヒトデが海の中に居る、毒を作り出す細菌を食べて育っているのだそう。

そう、食物連鎖によってフグの体内に毒が少しずつ貯蓄される仕組みです。

ただ、この食物連鎖で蓄積される毒だけでは、

フグが最終的に持っている神経毒の量の多さに匹敵しないという見方があったようなのです。

 

そこで、日本大学生物資源科学部があるフグを調査して分かったこと。

それは、フグの腸の中から同じふぐのフグの仲間の受精卵が見つかったので、

フグはフグの卵を食べているということ。

そして、無毒のフグの稚魚に毒を含ませた有毒卵を与えてみたところ、

無毒だった稚魚は速やかに毒化したのだそう。

素人の私には、これだけではピンと来ず、資料を最後まで読み通してみました。

簡単に説明しますと、

食物連鎖のピラミッドのてっぺんに毒持ちのフグが居たとします。

この毒持ち同種同士が共食いをすることで

効率的に毒を摂取していることが予想できるようなのです。

毒性の卵を餌にするわけですから自分の体内に蓄積する毒も増え、

卵を産めばその毒性も上がります。

これが繰り返される中でフグの毒の濃度が上がっていく可能性があるのだと。

フグもなかなか考えました。

同族種で最強の毒持ちフグを作る構図ができているようなのです。

フグの毒性については、まだ研究途中のようですが、

日本大学生物資源科学部では今後は他の生物間での神経毒の循環を調査、研究し、

毒がどのように巡っているのか突き止めたいとのこと。

そのような話題でした。

 

日本以外の国でもフグを食用魚として扱っている国はありますが、

やはり世界中でフグは猛毒魚として認知されています。

ですから、知識と腕を兼ね備えたふぐ取扱資格を持った職人が調理していると伝えても、

日本人がフグを食べていることを知った外国の方は

日本人はクレイジーだ、と言う方も少なくはないのです。

 

全ての人がという訳ではないけれど人間心理として、

危険な香りには誘われてしまうものなのかもしれませんね。

皆さんは今年の冬はふぐ料理を召し上がりますか?

召し上がる際には、料理人の知識と腕に感謝してご堪能あれ。

 

出典:

画像出典:https://jp.pinterest.com/