幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

ウール素材の性質とお手入れ方法を知って、ウールコートの風合いや温かさをキープしませんか?

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朝起きてリビングにあるエアコンのスイッチを入れると

みるみるうちに窓ガラスが曇っていくのです。

その様を眺めていると、どんなに人間が勝手し放題であっても

冬には冬の厳しさを見せつけてくる自然の力には敵わないのだろうと思ったり致します。

敵わないのであれば知恵を駆使して共存すべく、

クローゼットを開けて今日の私の体を寒さから守ってくれるアウターはどれかしら?

そのような事を思いつつ私の1日は始まりました。

 

季節の変わり目にお話することが多いお洋服のお手入れ方法ですが、

今回は今の時季に大活躍中の冬アウターの中から、

ウールコート、ウール混コートのお手入れのお話を少し。

近年、化繊素材も優秀なものが多いため10代、20代の方々は、

ウール素材、化繊素材に対する意識が

30代以上の方々とは少々異なることも珍しくないようです。

ですが、ある意味上質な天然素材が多く存在した時代の中で

それらを見たり、触れるなどしてきた大人の女性にとっては、

あのウールの温かさ、重みなどに対する信頼感も高いものです。

まだまだ活躍するウールコート、ウール混コートですが、

日頃のお手入れが出来ていれば

お気に入りのコートを良いコンディションに保つことができますし、

しまう前のお手入れもとても簡単です。

この機会に皆さんと一緒にお手入れの再チェックをさせていただければと思います。

お時間ありましたら、温かいお飲みもの片手にゆったりとお付き合いくださいませ。

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|ウール素材の特徴を知ってお手入れまえのひと手間を。

ウールにも様々な種類があります。

一般的には羊毛を思い浮かべますが、ヤクと呼ばれる牛の毛などもウール素材です。

ヤクウールはカシミヤよりも保温性が高く軽いので、お好きな方も多いかもしれませんね。

このように動物の毛からできたウール織物は非常に保温性が高いため、

寒い冬の衣類に重宝します。

ただ、保温性は高いのですが湿気を含みやすい性質を持っています。

着用後に湿気を感じない状態であっても、お洋服はたっぷりと湿気を含んでいます。

コートもニットも着用後にすぐにクローゼットにしまったのでは、

コートやニットが痛むだけなく、クローゼット内も湿らせてしまいます。

一度着用したら、風通しの良い場所で湿気を飛ばすようにしましょう。

|湿気を飛ばしたらブラッシングで繊維内のホコリを掻き出して。

ウールの繊維内には目に見えないホコリが含まれています。

これを放置しておくと繊維が傷み、

全体的に古ぼけた印象になったり、くすんでいるような印象に見えます。

頻繁にブラッシングする必要はありませんが、

1週間~10日に一度くらいブラッシングしておきましょう。

繊維もふわっと立ち上がりますのでウール本来の保温性が復活しますし、

毛玉防止にも繋がります。

|使い方によっては集中ケアもプラスして。

同じコートの着用が続く場合や、しばらく着用の予定がない場合、

首がコートに触れることが多い方、汗をかきやすい方は、

襟部分と袖周りの汚れを湿らせた布に移しとるケアをプラスしましょう。

しっかりとケアしたい場合は幸せのレシピ集でお馴染みの!?

食器洗い洗剤を薄めたもので目に見えな油分をしっかりと取り除き、

その後、洗剤液も濡れタオルでしっかりと取り除くケアをプラスすると良いでしょう。

 

ベンジンなどによるお手入れも一般的ですが、

私がベンジンを使わない、ご紹介しないことには理由があります。

使用頻度が少ない上に他の使用用途も限られてしまうため、

大量のベンジンが無駄になってしまうこと。

取り扱いに注意が必要なこと。

普段から家にあるもの、日常的に使うものを利用したいと思っている。

このような理由でベンジンはご紹介しておりません。

これは私の個人的な理由ですのでベンジンのお手入れに慣れている方は、

ベンジンケアをプラスしてくださいませ。

 

衣替えの時にも同じ工程でお手入れをするのですが、

シーズン中に何度かこのお手入れをしておくだけでウールの質をより良く保つことができます。

状態が悪くなったわけではないのだけれど何となくウールの質感が変わったような気がする。

と感じている方も、繊維の隙間のホコリが溜まっていたり、定着していることが原因で

ウールがペタッと押しつぶされたような状態(イメージ)になっていることが考えられますので、一度、このお手入れをしてみてくださいませ。

風合いも温かさも復活するはずです。

お気に入りのウールコートで暖かい時間をお過ごしくださいませ。

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