幸せのレシピ集では毎月、
その月にお誕生日を迎えるレディの皆さんをお祝いする気持ちを込めまして
お誕生日月に関連するお話をさせていただいております。
2回目のお祝いとなる今年は、『誕生色』というものをご紹介させていただいております。
誕生色の誕生に関しましては何度か触れさせていただきましたので
今回は割愛させていただきたいと思います。
日本に在る伝統色には他国にはあまり見られないような繊細さや鮮やかさがあります。
そして、名付けられた色名は味わい深い素敵な景色を言葉で切り取ったかのようなのです。
お誕生日月の方も、そうでない方も、
この機会に、この時季ならではの季節に優しく寄り添う和色の世界に
触れてみてはいかがでしょうか。
5月の誕生色の名は、「初恋薊(はつこいあざみ)」色と言い、
赤みが感じられる深い紫色をしています。
桜の季節が終わると藤の花、アヤメ、ラベンダーといった
紫色の花を目にする機会が増えますが、
5月の誕生色の色名にも入っている薊(あざみ)も、この時季のお花です。
このようなお花を、既に見かけられた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この薊(あざみ)という花、とても可愛らしい姿をしているのですが、
葉っぱや茎にバラの比ではないくらい、たくさんのトゲがあるのです。
薊(あざみ)という名の由来には諸説あるのですが、
もしかしたら、薊(あざみ)を摘み取ろうとして、
このトゲに痛い目に遭った方がいらしたのかもしれません。
「薊(あざみ)」は、「驚く、驚きあきれる」といった意味を持つ
「あざむ」という言葉から名付けられたという説が有力視されております。
そして、この薊(あざみ)の花言葉には、
「私に触らないで」、「素直になれない恋」といったものもあるのですが、
この花言葉を見聞きする度に、初恋の不器用さや、繊細さ、
心の揺れ動く様や、もどかしさのようなものを想像してしまいます。
「初恋薊(はつこいあざみ)」色は、落ち着いた素敵な大人の色。
だけれども、そっとその奥を覗いてみると、
繊細で真っ直ぐでピュアな面を宿しています。
どんなに年齢を重ねても私たちの心の奥の方にも、
このようなものがあるように思います。
あなたが見る「初恋薊(はつこいあざみ)」色からは、
どのようなストーリーが感じられますか。
ここへ足を運んでくださっている5月生まれのレディーの皆さん、
お誕生日おめでとうございます。
こうして今年もお祝いの言葉を贈らせていただける機会をありがとうございます。
新しい1年も、あなたがカラフルな幸せに包まれますように☆彡
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