幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

一足の靴が人の人生を豊かにする。“TOMS SHOES”をご存知ですか?

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今回は、少し視点を変えて「靴」の話をと思っております。

私たちの生活にあって当たり前になっているものの一つに「靴」があります。

生活必需品でありながら、

贅沢品や芸術品のような要素を持ち合わせることもできるアイテムですので、

シューズコレクターも数多く存在します。

そのような暮らしが当たり前になっている一方で、

今も日々、裸足で生活をしている人たち、子どもたちがいます。

皆さんも様々な場所で見聞きされているかとは思いますが、

整備された環境下で裸足を安全に楽しむのではなく、

危険と隣合わせの環境下で裸足の生活を余儀なくされています。

 

「危険」と聞くと、私は、怪我を真っ先に想像したのですが、

現実はそれだけではありませんでした。

怪我から土壌感染症、簡単に言いますと破傷風に感染する危険も非常に高いのだそう。

破傷風の菌は土の中にいることが多く、

感染してしまうと命に関わるケースがあるので土を触る際には注意が必要だと言われています。

今の日本では珍しい感染症ですが、

発展途上の国々で生活している子どもたちにとっては、これが当たり前の環境です。

しかし、破傷風になるかもしれないからと言って家に籠っているわけにもいきませんから、

危険を顧みず怪我をしながら裸足の生活を送っています。

そして、学校へ通うための条件には靴を持っていることを挙げている国もあり、

裸足生活を余儀なくされている子どもたちは、

学校にも通えない、教育も受けられないという現実もあるといいます。

靴1足が、人の人生を大きく左右するのです。

 

このような状況下に置かれているアルゼンチンの子どもたちを、

アメリカ人の旅行家・ブレイク・マイコスキーさんという方が目にします。

そして彼は、子どもたち靴を贈ろうと考え、“TOMS SHOES”を始めたのだそう。

“TOMS SHOES”で彼が行っている「One for One」という活動は、

“TOMS SHOES”で靴を一足購入する毎に、

“TOMS SHOES”から途上国の子どもたちへ靴が一足届けられるというもの。

最初はアルゼンチンへ向けて靴が届けられていたそうなのですが、

今では世界中へと活動が広まっているとのことです。

 

誰かの体験を通して知っている現実ではあるものの、

実際に目の当たりにする機会はそう多くはありません。

ですから私自身は、私にも何かできることがあれば良いのだけれど、と思いはするものの、

アルゼンチンに住む子どもたちが置かれている状況を

真に理解できているとは思っていません。

そして、直接働きかけることも大切なことで意味のあることではありますが、

自分自身を精一杯生きる中で、楽しみながら経済そのものを回していくということも

同じように大切なことで意味のあることだと思っています。

 

ただ、こうも思うのです。

例えば、ふらりと立ち寄ったコンビニで募金箱に小銭を入れるとき。

そのきっかけが、感謝の気持ちの欠片であったり、

良いことがあった嬉しさの欠片であったり、

ちょっとだけ良いことをしてみたくなった、というような気まぐれだったとしても

自分が無理をせずにできることが、良いタイミングで目の前に現れた時には、

自分らしく迷いなく動くことができるといいなと。

 

同じ時間を時代を生きているけれど、

近くて遠い国の中には、一足の靴が人の人生を豊かにできる状況があるということ。

そのような状況に対して活動している方々がいるということ。

今回は、このようなお話を皆さんとシェアしてみたくなりました。

感じ方も想いも人それぞれです。

あなたの感じたことを大切にしていただければと思います。

今日もグイッと大地を踏みしめて笑顔でまいりましょうね。

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