昨年、私が衝撃を受けたモノゴトのひとつに
「芽キャベツの本当の姿」というものがありました。
あのような衝撃には、そう簡単に出会えるものではない。
わたくし、そのように思っていたのですけれど、
先日、油断していたところに友人から
「カシューナッツの本当の姿を知ってる?」とメッセージが届きました。
ミックスナッツを摘まむことが多いのですが、
その中で私が愛してやまないものがカシューナッツ。
あの優しい歯触りとマイルドで、まったりとした味わいの虜なのです。
おやつによし、おつまみによし、
食材としてお料理に使っても良い仕事をする上に栄養価も抜群。
それなのに、どのような姿で育ち、実り、収穫されているのか、わたくし知らぬままでした。
皆さんはご存知ですか?
まずは、その姿をご覧下さい。
大きくてカラフルな実のような部分の底に取って付けたようにぶら下がっている
豆のようなものがカシューナッツです。
正確には、この状態は固い殻に覆われた状態なので、
豆のようなものの中に私たちがよく知るカシューナッツが入っています。
実の部分はカシューアップルと呼ばれていてフルーツとして扱われています。
皮が薄く、日持ちの短いフルーツということで私たちが手にすることはありませんが、
熟したものはリンゴやパイナップルのような香りがするのだとか。
とてもジューシーなフルーツらしく、そのままで食べることもあるようなのですが、
少し渋みを含んでいることもあり、ジュースやジャムに加工されたり、
発酵させてお酒に加工するなどして幅広く楽しまれているようです。
そして、私たちが良く知るカシューナッツ、
実は殻を割って取り出しただけの生の状態のものには有害物質が含まれており、
生で食べるのは危険なのだそう。
ただ、これらの有害物質には高温処理を施すことで無くなる性質があるため、
収穫後には果実にぶら下がっている部分のみを取り出し、
殻付きのまま蒸したり、乾燥させたり、といった熱処理を施した後に
手作業で殻を割り、カシューナッツを取り出しているようです。
あまり、カシューナッツ本来の姿を目にする機会はないかと思いますので、
気になられた方は、こちらの動画鑑賞などいかがでしょうか。
※音が出ますので閲覧環境にご注意くださいませ。
いかがでしたか。
種だというのに外側に付いていたり、
実はカシューアップルと呼ばれるフルーツだったり、
人は見かけによらぬものと申しますけれどカシューナッツも然り、のようでございます。
カシュ―ナッツを召し上がる機会がありましたら、
今回のお話をチラリと思い出していただけましたら幸いです。
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