ここのところ、免疫力に繋がるお話に触れる機会が非常に多く、
私自身、自分の生活習慣を客観的に眺めたりしております。
幸せのレシピ集内でも度々登場する「免疫力」という言葉。
今回は、普段とは少し視点を変えて、
お肌のコンディションと免疫力の関係に関するお話を
シェアさせていただこうかと思っております。
免疫力を簡単に説明しますと、
免疫力は、私たちの体やお肌にとって悪い影響を及ぼすものから、
私たちの体やお肌を守る力のことです。
お肌で言うならば、お肌のコンディションを良い状態で保つために、
お肌にとって有害な紫外線や乾燥、摩擦などの刺激に対して起こる、
痒みや炎症などの反応を抑えたり鎮めたりする機能のことです。
免疫力が低下していますと、
この痒みや炎症などの反応を抑えることも鎮めることができないため、
具体的には、シミやシワ、吹き出物、じんましん、痒み、
赤み、炎症といったような症状となって現れます。
この仕組みを理解すると、スキンケアなどを念入りに行ったり、
今の時季ですと日焼け止めを丁寧に塗るなどして
お肌を紫外線から守るといったことも大切だけれども、
同時に免疫力を上げておく、低下しないように意識することも
非常に有効的だと気づかれるのではないでしょうか。
この免疫力、実はとてもデリーケートだと言われています。
年齢や紫外線だけでなく、日頃のストレス、疲労、体調不良、睡眠不足、
そしてこれらが定着して起こる自律神経の乱れなどが理由で低下するのだそう。
そして、これからの時季は、この免疫力を低下させやすい条件が揃いやすいのです。
年々、夏の陽射しは強くなってきており、お肌が受けるダメージが増しています。
また、気温の上昇に伴って屋外と室内の気温差が大きくなっていることから、
本来、私たちに備わっているはずの体温調節機能が機能し難い状況に置かれるため、
老若男女を問わず自律神経が乱れやすくなるのです。
ですから、免疫力を上げるためには、ストレスや疲労は小まめに取り除き、
しっかりと睡眠と栄養をとることが大切だと言われています。
ですが、「それが大変なんじゃない」と思いませんか。
それに、全てに気を配るだけの体力と気力が夏の暑さに奪われることもあります。
そのような時には、腸内環境を意識して免疫力を上げておき、
ちょっとした刺激によるお肌のダメージ反応は、
免疫力に抑えたり鎮めたりしてもらいます。
腸内環境は発酵食品や食物繊維に注目することから始めてみてはいかがでしょうか。
そして、外部から受ける紫外線や陽射しによる乾燥などの肌ストレスは、
お肌をしっかりと保湿して対処します。
夏には夏の保湿を意識してみてくださいませ。
何も秋冬用のベタつくスキンケアアイテムを使う必要はありません。
普段よりも気持ち丁寧に化粧水を重ねたり、
乳液やクリームなどはサッパリとしたテクスチャーのものに変えるなどして
自分が心地よいと感じられるものでお肌を保護するなど工夫してみてはいかがでしょうか。
免疫力というと、健康のイメージが強いのですが、
お肌のコンディションにも直結しています。
今年の夏は腸内環境を整えながら、
普段よりもちょっぴり丁寧な保湿で過ごしてみませんか。
