幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

食卓にバニラの香りを仕込んでみるのはどうかしら。

 

f:id:hiiragi1111:20170901011306j:plain

カフェの一角に設置されたカウンターでストローを引き抜く手が一瞬止まった。

目に入ったのは、お砂糖やシロップなどと一緒に並ぶバニラパウダーだ。

最近、カフェでバニラパウダーを目にする機会が増えたように思う。

店員の目には私が珍しそうに眺めているように映ったのだろう、

「最近はバニラの甘い香りが人気なので、

お手元のコーヒーにひと振りしてお楽しみください」と声をかけられた。

笑顔でお礼を言いつつ、手にしていたオレンジジュースを、

そっと彼の目から遠ざけながらテラス席へと移動した。

 

以前、幸せのレシピ集内で

『ヨーグルトがもたらす効果は健康面だけじゃない。その意外な効果とは?』のタイトルの元、

バニラの香りがもたらしてくれる嬉しい効果について触れたことがあるけれど、

人は本能的にその時代に必要な効果を感じたり、求めたりしているのかもしれない。

バニラの柔らかくて甘い香りには怒りや緊張感、欲求などを和らげ、

リラックスさせる効果があると言われている。

このような効果が不眠症の緩和に繋がったり、

沈みがちな気持ちを前向きにしてくれたりもする。

このような効果があるため、

食用以外にもルームフレグランスや香水などに使われることも多い香料のひとつだ。

 

私もバニラの香り自体は嫌いではなく、

人が使っていても嫌だとは感じないのだけれど

自宅のルームフレグランスに使用したり、

自分の香りとして纏うには少しばかり嗜好が異なるため、

専ら食用で楽しむことにしている。

 

バニラは食用でも香料として使われているけれど、

その形状は、バニラの種子を加工したバニラビーンズ、

バニラの成分を溶液で抽出したバニラエッセンスとバニラオイル、

バニラビーンズを乾燥させてパウダー状にしたバニラパウダーの4種類がある。

これまではエッセンスやオイルを使うことが多かったのだけれども、

料理上手な知人からバニラパウダーの使いやすさを力説されたことがきっかけとなり、

今はパウダータイプをお料理に使っている。

f:id:hiiragi1111:20170901011404j:plain

洋食やエスニック系メニューのアクセントにもなるのだけれど、

意外にも和食との相性も良いことに驚いた。

知人におすすめされたのは、カレーや照り焼きソースに

バニラパウダーを極々少量、隠し味程度に加えるレシピ。

これは、バニラを甘ったるく感じる男性にもバニラを感じさせることなく、

だけれども、ほんのりと香るバニラの甘さが、

スパイスやお醤油が相まって、味の深みが増すのだ。

ただ、注意しなくてはいけないのは、バニラパウダーは調味料ではなく、香料だということ。

うっかり、ドポッと入れてしまわないように、

入ったかしら?香るかしら?と不安になるくらいの量で充分いい仕事をしてくれることをお忘れなく。

バニラがはっきりと香っていなくても、人の臭覚はしっかりとバニラを感じています。

何だか最近、気分が上がらない。

何だか最近、元気がないんじゃないかしら。

あなたやご家族に、そのようなプチ不調が見えたなら、

ヨーグルトに、お飲み物に、夕食のメニューにと、

食卓にさり気なくバニラの香りを仕込んでみてはいいかがでしょうか。

今日も優しい食卓でありますように☆彡

関連記事:

画像出典:https://jp.pinterest.com/