空気や陽射しの質感からも秋の深まりを感じるこの頃。
皆さん、秋の装いを楽しんでいらっしゃいますでしょうか。
今回は、先日のお話に登場した「ファッショナブル」という言葉を掬い上げて、
「ファッショナブル」と「スタイリッシュ」という言葉の世界を
ちらりと覗いてみようかしら、と思っております。
日本では「ファッショナブル」と「スタイリッシュ」という言葉が
同じような意味で使われることが多いような気がしておりますので、
この辺りで一度、柊希と一緒に、
この言葉の世界を自分の日々とリンクさせつつ、おさらいしてみませんか。
お時間がありましたら、ホットドリンク片手にお付き合いくださいませ。
さっそく、これらの言葉の意味をざっくりと掴んでみましょうか。
「ファッショナブル」は、ファッション感度が高く、
流行やファッションルールに基づいて最先端のオシャレを楽しんでいる
時代の波にのっている方に使われる言葉です。
流行アイテムが自分に似合うとは限らないけれど、
それよりも旬のファッションを思いっきり楽しむことの優先順位が高いイメージです。
このようなタイプの方は、ファッショナブルなオシャレさん。
一方、「スタイリッシュ」は、流行のファッションに手を出さないという訳ではないけれど、
流行よりは、自分の体形や雰囲気、好み、ライフスタイル等にも合うような
自分スタイルのファッションを優先させたオシャレを楽しんでいる方に使われる言葉です。
このようなタイプの方は、スタイリッシュなオシャレさんと言えるかと思います。
毎シーズン、素敵なお洋服が巷に溢れますが、
流行のお洋服が全て自分に合うわけではないこともありますよね。
取り入れて着こなしを楽しむも、取り入れないも自分次第なのですが、
流行も自分らしく楽しみながら自分に合った装いを自然体で楽しむことができる
ファッショナブルでスタイリッシュな方って素敵だなと感じます。
両方を兼ね備えるには、素敵なお洋服に全てを頼るのではなく、
本来の自分を受け入れられる余裕や勇気や、
ココロとカラダのバランスを含めた内面、
何気ない日々を整えることも必要になるように思います。
そして、これらをトータルで楽しむことができるのも、
その輝きに磨きをかけられるのも、
年齢を重ねてきた大人ならではの特権ではないでしょうか。
今シーズンはファッショナブルにいきますか。スタイリッシュにいきますか。
それとも、欲張ってファッショナブルでスタイリッシュな自分を楽しみますか。
言葉の世界を自分の日々とリンクさせつつ、
何かしら感じていただけたなら幸いです。